ほぼ日乗組員が1人1冊、古本を買います。

mogi

ページを買いに。

2021/11/10 15:51
さて、目的地は、
「鳥海書房」です。
引っ越しをするので、
家にもう一つ画でも飾ろうかとおもってる、
という話をしたら、ちゃんが、
「博物画すきですよね?
だったら」
ということで、教えてもらいました。

古本なのか?
って、古本なのよ。
古くてバラバラになった
本のページを売ってるそうなのです。

鼻につく話をすると、
数年前にパリにいきましてな。
そのときの露天商から、
キノコ図鑑の1ページを購入したのです。
で、その兄さんが
「家帰ったら、額装して飾るんだよ」
といわれて、そのとおりにしているのですが、
ほかもあってよい、とおもったのでした。

その他、猫と和田ラヂヲさんのネームが
額装してあるので、
じゃあ、鳥かなということで
探しに来たのです。

店でねっとりみていたら、
店主とおぼしきお方が、
いろいろ紹介してくれるのです。
経緯を話したら、きのこもお好きなんですね、
ということで、大正時代に、
浮世絵の彫師に彫ってもらって作ったという
植物図鑑のうちのきのこの部を
もってきてくれました。

やば! すご!
なにこれ、この文字!
ひだの部分は、エンボス加工!
お、おいくら! おいくらですか!

「こんなに状態のいいものは
なかなかなくて、
しかも揃ってるので、
セットでしか販売しないのですが、
30万円。」

ひー!

絶対今じゃない。
今じゃないけどいつか欲しい。

ワーワー騒いでいたら、
さらに店の奥にも連れてってくれて、
「実は料理の本も扱ってます。
当店は、動植物を扱うのですが、
料理も動植物と
密接に関わるので扱っています。」
と。

ひー!
おもしろそうー!

大散財の予感がいたしましたので、
本の1ページを買い求め、
退散いたしました。
(つづく)