まるでハガキのように。 |
ひょおぉぉおおおぉ〜〜っ |
2001-08-03-FRI
●パン粉 ●しおん 数年前の夏。 私はその日、仕事をサボって家の和室で寝ていた。 時間は昼少し前だったと思う。 隣室のつけ放しのテレビの音を聞きながら、 布団の上に文字どおり大の字になって ウツラウツラしていたときだった。 ベランダに面した窓から、 1匹の猫が入り込んできた気配がしたのだ。 しかし、隣室にはペットの小鳥がいる。 襲われてはいけないと思い、身体を起こそうとした。 だが、なぜか体が動かない。 そればかりか目も開かないのだ。 金縛りという奴にかかってしまったらしい。 猫はそんな私の足元から布団の上にあがり込み、 両足の間で丸まった。 膝まで掛けていたタオルケットの上に 乗っているためか、重みが感じられた。 やがて数分の後、 猫は私の足を跨ぎ、隣室に向かうつもりなのか、 布団の上をトトト…と歩いてくる。 動けぬ私をよそに、猫は私の肩を跨ぎ、 枕を踏んで隣室へと入っていった。 その瞬間、金縛りがとけた私は勢いよく起き上がった。 猫は、いなかった。 いや、本来猫が入ってこれるはずなどなかったのだ。 その日は暑さのあまりクーラーをかけていたため、 窓は閉め切っていたのだから。 その時、私の脳裏に浮かんだのは、 前日、帰宅途中に見た、事故死した野良猫の姿だった。 あの時、「かわいそう」などと思ったために、 ついて来てしまったのだろうか。 ●瑠璃 始まりは数日前の深夜。 彼氏は 「どうしてもジュースが飲みたい」 と駄々をこねて 一人で200mほど離れた自販機に ジュースを買いに行った。 ところが帰って来た時、 パソコンの前に座る私に怯えた顔でせまって来たので、 内心「またか・・・」と思い、話を聞くと、 帰り道でやっぱり誰もいないところ(空き地の側)で 笑い声が聞こえたそう。 で、逃げてもヤバイだろうと思い 懸命に平静を装いながら歩いていると、 突然「重そうやし持ったるわ」と声が聞こえ、 ジュース5本入りの袋が 何も持っていないかのように軽くなったらしい。 あとは、どうやってアパートまで辿り着いたのか よく憶えていないそうだ。 翌日、また似たような時間にジュースを買いに行った時、 帰りに問題の空き地の側で 突然車道側を歩いていた彼氏が僅かに震え出し、 「ちょ・・・ちょっと待て!」 と叫び、車道の方に行きそうになっていたので 「ヤバイ!」と思いぐっと引っ張っていたら、 「なんかに押された・・・」 と呟いた。 ちなみにそのとき、 車道にはちょうど車が通っていた・・・ ●だだ 高校のとき、友人に聞いた話。 友人のお父さんは、すごく霊感の強い人だそうです。 あるとき、東京の某高級ホテルに泊まったときのこと。 夜中にふと目を覚ますと、 部屋の角の隅っこから女の人が こちらをじっと見ていたそうです。 お父さんは、たいして珍しい体験でもなかったのですが やっぱり見られているのは嫌だったので、 ベッドの下に寝ることにしたそうです。 そしてふと、寝返りをうってベッドの下を見ると その女の人がベッドの向こう側から、 こちらをのぞいていたそうです。 ●青海 幼稚園の時、T山へ合宿に行った。 洞窟があり先生が先導して探検した。 私は前の方に居たのだが、 しばらく行くと、先生が 「はーい、ここで行き止まりです! 皆さん戻りましょう」 って言うんだけど、 その先には、まだ道がある。 しかも、階段が見えている。 「先生、先に行けるよ」 と言ったが、 「もう、道が無いでしょ」 と言われ、おかしいなと思いつつも引き返した。 部屋に戻り、やっぱり納得出来ない私は再び先生に 「あの奥行けたよね、階段あったよね」 と聞くと、 「え?行き止まりだったじゃない、変な事言うわねえ」 と首をかしげられてしまった。 ちなみに、他の先生2人にも聞いたが同じ答えだった。 あの奥は一体何だったのだろう。 あの先に進んでいたらどうなっていたのだろう・・・ ●R.A 母は昔、山奥の温泉町に住んでまして、 ある夏の晩に、友人たちと麓の繁華街に 遊びに行こうという話になって、 車に乗って出発したんだそうです。 いつもなら時間がかかってもいいから 安全な道を通ったそうですが、 たまたまその時は ちょっと危険な峠になっているルートを通ったそうです。 そうしたら案の定、カーブで曲がりきれなくて 横転して路外に出てしまい、 何とか脱出したはいいけれど、 自力で車を起こせないので、 車を置いて徒歩で町に戻り、 朝になってから車を取りにいくことにしたんです。 次の日、その現場に行ったところ、 車はカーブの外の、 丁度崖から生えていた木の根に ぐるぐるに絡みつかれていたそうです。 ●シダイズミ 高校生の頃の話です。 当時私は幽体離脱に興味があって、 できれば一度やってみたいものだと思っていました。 金縛りぐらいは時々かかっていましたが、 それ以外は特に怖い思いをしたことが なかったものですから。 ある秋の夜、私は自分の部屋にあるベッドで 眠ろうとしていました。 私の部屋は 人2人が並んでようやく通れるぐらいの狭い路地と、 自宅の前庭に面した角部屋でした。 なかなか寝付けずにいると、 壁の向こうの路地のあたりから 複数の人の話し声が聞こえてきました。 夜中なのに3、4人で声高に何事か話しています。 さっさと通りすぎないかなあと思っていたら、 その声は段々近づいてきました。 声が路地からではなく、 頭の上側(自宅の庭側)から聞こえている事に 気づいたのと、 金縛りにあっていることに気づいたのは、ほぼ同時。 体は動かず、おかしなことに口が開いたまま ふさがらなくなっていました。 渾身の力をこめて口を閉じようとするのですが、 上の歯と下の歯が ようやく触れ合う程度に閉めるのがやっとです。 しかも体は小さく震えていて、 歯と歯がカチカチと触れ合って 音を立てるのが感じられます。 さすがに目は開けられなかったのですが、 この辺りまではまだ気持ちに余裕がありました。 このまま行くとどうなるんだろう。 そんなことを考えたのが甘かった。 今度は体全体が半ばベッドに叩きつけられるように 上下に揺さぶられる感じがして (でも体は動いていないのもわかるんです)、 いきなり耳元に 「キーン!」 という金属音が大音響で鳴り響き、 次の瞬間両手がすうーっと天井の蛍光灯の方へ 引っ張られました。 「ヤバイ!」 瞬時に恐怖感がこみ上げてきて、 「戻れー!」 と必死に思ったところで金縛りがとけました。 静かな自分の部屋に聞こえるのは虫の声だけ。 それ以来、 金縛りは無理矢理にでも解くことにしています。 ●めぇたん 私が初めて霊を見た時のことです。 17歳の夏。ちょうど7月のお盆の時期でした。 ひとりで寝ていると、 真夜中に蝉の鳴き声で目が醒めました。 あぁ、もう蝉が鳴く季節になったのだなぁと思いました。 その年は冷夏だったせいか、 それまで蝉の声を聞いた覚えがなかったのです。 ぼんやりとした頭でしばらく蝉の声を聞いていましたが、 おかしな事に気がつきました。 その蝉の鳴き声は、外から聞こえるというよりも 私の頭の中で響いているようなのです。 はじめは、遠くから聞こえているようだった蝉の声が、 段々と大きくなってきました。 その時には、私は金縛りに遭っていたのですが あまりの大音響に、 歯がガチガチ鳴り出すほどになっていました。 恐怖感が私を襲った時、 私の足元の方に、男の人が横を向き、 きちんと正座をして宙に浮いているのが見えました。 私はすぐに 「この男性は戦時中の人だ」 と思いました。 なぜなら、テレビドラマなどでよく見る国民服を着て、 帽子を被っていたからです。 小柄でえらの張った色白の横顔でした。 驚いてその人を見つめていると、 今度は私の頭の脇あたりに、 白っぽい着物か服を着た女性が現れました。 女性の方は、何かを話し掛けてくるのですが 何を言っているのか判りません。 やがて、ふたりはまるでシーソーをするように 浮いたり沈んだりし始めました。 そして、突然ふたりが一塊の真っ黒いモノに なって、私の方へ迫ってきました。 私は必死で顔をそむけようとし、 叫び声を上げようとしました。 やっと「ううっ」くらいの声が出た時、 金縛りから解けました。 放心状態で天井を見上げていると、 左隅の方に真ん中にオレンジ色の大きな光があり、 それを囲むように小さめの白い光が4つか5つ浮いていて それが、すすーっと私の頭の方へ進んできて 天井の片隅へと消えていきました。 時計を見ると夜中の2時でした。 翌朝、両親にその話をして 「うちに戦争で亡くなった親戚なんていたの?」 と聞きました。 母には戦争中に病気で亡くなった兄弟がいたのは 知っていましたが、 他にはそうした話を聞いた事がなかったのです。 すると、母が 「戦争中、深川に伯父さん一家が住んでいて 3月の深川大空襲で、その一家5人が亡くなり いまだに骨さえ見つかっていないのよ」 と言うのです。 私が見た男性の特徴を言うと、 その伯父さんによく似ている、とのことでした。 |
2001-08-23-THU
●momo ●さっちゃん 友人から聞いた話です。 友人とその両親と祖母でお盆に車で帰省中に 「ここら辺は有名な心霊スポットらしいよ」 なーんて話 をしていたら、 突然急カーブに出くわし、 危うく車がガケから転 落しそうになったそうです。 すんでの所で全員無キズでしたが、 おばあちゃんは、 「霊は霊でも、 私達を守ってくれた良い霊がいるみたいね」 と言い、一同 「良かった、良かった」 と胸を撫 で下ろしていると、 助手席の窓にスーッと女の顔がついて来て、 「死ねば良かったのに・・・」 とつぶやいたそうです。 ●リスコ せっかく夏だし、遊ばなきゃねーと言って、 友達のYと地元のクラブに遊びに行った。 夏休みなこともあって クラブは人でごったがえしていた。 にもかかわらず、満員のソファの隣に ポツンと空いてるイスをみつけ 『ラッキー』と二人で座って話していたら なぜか凄く寒い。 冷房ききすぎなんじゃないの、 と店員に言ってみるも 『他のお客さんから暑いって 苦情がきてるんですよ』 たしかに、私たちの隣に座ってる人は 汗までかいている。 冷房の風が直にあたる場所ではないのに、 私とYは震える程寒かった。 Yがたまりかねたように私を促し、 そのクラブを後にしたのだが、 Yは自分でまともに歩けないくらいにフラフラ。 おまけに顔面蒼白。 2時間後、ようやく話せる状態になったYから 私はなぜあの席があんなに寒かったのかを聞くと、 Yは自分の左隣の方から冷気を感じた気がして 見てみると、 そこに透けたからだの老人と女の子が!! ボロをまとっており、二人で寄り添うように じーっとしていて、 その奥は洞くつのようになっており その中にうごめく何人もの人が見えたらしい。 後日、そのクラブのある場所に 防空壕があったことを聞いた。 それ以来そこには遊びに行っていません。 ●ダイチ 中学二年のとき家族で沖縄にツアー旅行に行った。 ツアー旅行でひめ百合の塔記念館にいったとき、 我が家族は別々に行動してた。 母はそのとき6歳ぐらいだった弟を連れて、 記念館の中を見て回っていたらしい。 記念館は建物の真ん中が吹き抜けになっていて、 そこに花畑があるという作りだった。 その花畑の前を通りかかったとき、 弟が突然ダダをこね始めたらしい。 その花畑で遊びたいと。 しかしその花畑は立ち入り禁止で 人など誰も入っていない。 母はなんとか弟をなだめようとしたが、 弟は遊びたいと言ってきかない。 少し頭にきた母は、こういったらしい。 「いいかげんにしなさい! 誰も遊んでないでしょ! 立ち入り禁止なんやから」 すると、弟はこう言った。 「そんなことないもん。みんな遊んでるもん」 しかし、もちろん中にはだれもいない。 そこで母は、 「嘘ついても無駄やで、だれもいいひんやん! あかんもんはあかん!」 しかし弟は、 「嘘ちゃうもん。 ほら、そこに黒い服着た人がいっぱいいる」 その言葉を聞いた途端、母は全身に寒気が走り、 すぐに弟を連れて、 その場を立ち去ったらしい。 そして旅行から帰ってきてから写真を現像すると、 あそこでとった写真だけが 全部ネガが焼き付いてて、 真っ黒でなにも写ってなかった。 ●ゆっちゃん 学生の頃、試験勉強のため 明け方まで起きていました。 その後眠りについた約1時間後、 左のところに男性2人が 立っている気配がしました。 とても怖くて心の中で 「南無妙法蓮華經」 と何度も何度も唱えていると、 そのうちの1人が 「何を言ってるの?」 とのぞきこんできたところで気が付きました。 それは朝の5時でした。 今では夢だったような気がしますが、 気が付いたときの異常なまでの心臓の鼓動の早さは 忘れません。 そして母もなぜか起きていて なにか感じたというようなことを言っていて さらに怖くなりました。 ●nao 工事現場で、あきらかに 「この世でない人」を見かけました。 必死で地面を掘って、何かを探している様子です。 恐る恐る 「何を探しているんですか?」 と尋ねると、 「く…がない、く…がない」 と繰り返しました。 その人が裸足だったので、 「くつですか?」 とまた尋ねると、しばらく手を止めて、 焦点の合わない目でじーっとこっちを見つめ、 また地面を掘り出しました。 もう何も聞いても答えてくれなくなったので その場を離れ家路に向かうと、 向いから携帯電話で話しながら 女子高生が歩いて来ました。 女子高生はすれ違い様、急にこちらを向いて 「くしだよ!」 その目は工事現場で見た人と同じ目でした・・・ ●ミワコ 友達からきいた話です。 近くの高校の家庭科室の大きな鏡には 夜になると女の人の幽霊が出るという 噂がありました。 そこで、本当かどうか調べに 男子三名で夜の学校に忍びこんで 実験したそうです。 それは、1人ずつろうそくをもって その鏡の前で十秒数えてから 帰ってくるということでした。 一人目は何事もなく数え終わり、 二人目も無事終わりました。 しかし、三人目の生徒のとき、 鏡の前に自分しかいないはずなのに、 女の人が一瞬うつってしまい、 「出た〜」 といって走って逃げたそうです。 その後、無事に家につき、 次の朝学校で この話をクラスメイトの女子に言うと、 「何言ってるの? あの鏡2週間前に どこかに持って行ったって話だよ」 それではあの時、 三人が見た鏡はいったいなんだったのでしょうか? |
2001-08-19-SUN
●まおぬう ●kaoru 5年前のクリスマス休暇、 LAのヴェニスビーチにある ヴァン・ゴッホズ・イヤーという 巨大な黄色い耳の看板が目印のカフェで 彼氏と彼氏の妹と友達(SとT)で 夜中にお茶をしていたときのことです。 その妹はすごく霊感が強く、 席に座ったとたん、 出窓からのぞく小さな庭を眺めながら 「この窓は霊の通り道っぽい・・・」 と呟いたのですが、 「またあほなことを」 と全く相手にしませんでした。 やがて5人の飲み物がそろうと彼女が 「ここで霊を呼び出すなら誰がいい?」 と質問を始めました。 偶然にもその日はTの親友の命日でした。 あまりのタイミングの良さに びびってしまったTは、 急に真っ青になって下をむいたまま 固まってしまいました。 そんなことを知らない残りの3人は呑気に 「JFK」とか 「マリリンモンローを触る」などと ラテなんぞをすすっておりました。 しかし3人目が 「私が会いたい死んだ人」の話を終えた頃には、 彼女は既に 何かに取り憑かれているような状態になり 全員が「やばい」と気づいたのです。 彼女は下を向いたまま恐怖におびえるTの肩を 無理やり掴んで訳の分からないことを べらべらしゃべりまくり、なすすべがない状態に。 彼女はTに向かって 「どうして俺の死を悲しむのだ。 俺の死をcelebrate しないといけない。 お前が生きていることは ラッキーだと思わなければいけない」 というようなことを演説し、 とにかく強烈だったのは、 突然私の方に振り返って 「ニカッ」と笑ったと思うと、 肩からフニャと崩れ落ちたのです。 あの時の彼女の目。 誰がなんと言おうと絶対男の目でした。 2年後のクリスマス休暇のときに 「あれ怖かったねー」という話になり、 同じメンバーで同じCafeにもどってみると、 2Fにあったはずのその席は壁になっていました。 お店の人は 「その部屋を解放したことは一度もない」 などとのたまう。 また恐怖がよみがえってきました。 ●kubotti その日はなぜか、朝から胸のあたりが痛み、 私は一人で家で寝ていた。 熱っぽくて、うつらうつらしていたら、 急に何かが布団の足元の方から 布団の上を這って来る気配がした。 姿はないのに、布団が何かの重さで ちゃんとへこむのが見えていた。 その気配は胸の近くまで来ると、 ふいに立ち上がって、 なんと私の痛む胸のあたりを ぐいぐいと力一杯踏みつけてきた。 息が詰まりもがいたが、姿は見えず、 踏みつける感覚だけがはっきり自覚できた。 その感覚がふいになくなってから、 顔だけ持ち上げて布団の上を見ると、 くっきり大きな人間の足跡の形に 布団がへこんでいた・・・ ●うに 自分が中学2年の時のことです。 日課で入院している祖父を見舞いにいったら、 その日は他の家族の人が帰った後でした。 祖父も寝ていて、 仕方なく1人でマンガを読んでいたんです。 すると、急に強い胸騒ぎがして 激しい動悸に襲われました。 「3人部屋の祖父以外の誰かが死んでしまう」 と突然思ったんです。 看護婦さんを呼ぼうか迷いましたが、 3人とも普通に寝ているのでやめました。 自分はどうしていいかわからず怖くなり、 逃げ出すようにして家に帰ってしまいました。 次の日学校の帰りに病院に寄ると、 真中のベットが空いていました。 その時うちの父も来ていたので、 「亡くなった時間は 昨日の夜7時過ぎじゃなかった?」 と自分で聞くと、 「どうして知ってるんだ?」 と言われてしまいました。 それは自分が帰った時の時間だったのです。 ●ともりん 友人の話ですが、小学生くらいのころ、 彼女の向かいの家の門柱のところに しばらくの間女性が立っていたそうです。 家の人に指摘しても相手にしてもらえず、 2階からなんとなく見ていたところ やがてその女性と目が合って 「ニヤ」と笑いかけられたそうです。 その晩彼女はかなしばりに会って、 必死に薄目を開けたところ 先ほどの門柱の女性が胸の上に乗っていて 「ニヤ」と笑いかけられた途端、 友人は気絶してしまったそうです。 ●あゆ 妊娠したにもかかわらず、 両親に結婚を反対された二人は 人知れず出産し生まれた子供を 湖に落として殺しました。 数年後、反対していた両親も他界したので、 改めて二人は結婚、妊娠、出産し、 子供はすくすくと育ちました。 子供が5歳になった誕生日に、 湖へピクニックへ行きボートに乗りました。 湖のまん中あたりにきた時 子供がおしっこをしたい、と言い出したので 抱え上げた時、一言 「おかあさん、今度はおとさないでね」 |
2001-08-17-FRI
●ara-yoshi ●mokomoko 4年前の秋。 夜10時ごろ、とぼとぼと家路を行く途中、 街灯の下に7:3わけの、 黒ぶちメガネのオジサンが立っていました。 近所付き合いの少ない私は、目もあわせず 「こんばんは」 といいながら、通り過ぎようとしたのですが、 オジサンは私の耳元で 「こんばんは」 とつぶやくように挨拶してくれました。 その声に反応して顔を上げたのですが、 次の瞬間、オジサンはいなくなってました。 不思議に思いつつも、 それほどの疑いも持たずに家に着くと、 丁度母も、用事から帰ったところでした。 私は、先程の不思議な出来事を母に話しました。 母は、無言で聞いたあと、静かに言いました。 「実は私、さっきまで 近所のご主人のお通夜を 手伝いに行ってたんだけどねえ・・・ その人の遺影も、7:3わけで、 めがねをかけた、 まじめな感じの人だったねえ・・・」 ●ぽぽちゃん 5年前、私が初めて入院したときの出来事です。 (出産でしたけど) 私の病室は、廊下の突き当りの個室でした。 その部屋は、天井や壁から パキッ、パキッと音がするんです。 でも私は、ちょうど冬だったし、 部屋が乾燥して音がするんだろう・・・ くらいにしか考えていませんでした、 退院する前日までは。 パキッ、パキッという音は 日を追うごとに大きくなっていましたが、 今晩我慢すれば退院なんだから、 と眠りにつきました。 今まで何事もなく夜を過ごしてきたんだから 今晩だって大丈夫だと。 ところが、この夜のパキッは 部屋中を駆け回っていました。 部屋のいたる所から音が聞こえてくるのです。 明け方近くには、 私のベッドの脇にあるゴミ箱までが、パキッ。 なんなんだ―、と思っていると、 廊下からカートをキュルキュルと押してくる 看護婦さんらしき足音が・・・。 ああ、もう朝になったんだ、 薬を持ってきてくれたんだな、と思っていると、 急に体が動かない。金縛りです。 カートを押すキュルキュルの音は 私の部屋の前で止まりました。 そして、ドアの開く気配はなかったのに、 部屋の中でパタパタと足音が・・・・ それは私のベッドの前で止まりました。 私の体はまるで動かない。 怖くて目も開けられない。 すると、私のかけていた布団が いきなり剥ぎ取られ、 体の上でバサッバサッと動き出す感覚が ありました。 これは絶対看護婦さんじゃない、誰? 次の瞬間には、私の寝ているベッドのマットが ガタンガタンと揺れ出すのです。 それが半端じゃないすごい力。 もう少しで振り落とされる―! そう思ったとき、窓の外で車のエンジン音が・・・ すると、金縛りがスーッと解けていきました。 心臓の高鳴りを抑え目を開けたときに、 誰もいなかったのはいうまでもありません。 時計を見ると、四時半。 看護婦さんが来る時間ではありませんでした。 六時になり本当の看護婦さんが来たのですが、 この事はとても言えませんでした。 ●おおじろう それまで赤ん坊だった我が子と やっと会話らしきモノを交わせるようになった ある日の出来事。 お昼寝前のひとときを私に抱っこされながら、 彼女は天井の隅を指さして言った。 「ママ、あのひとだれ?」 ●しもしも 数年前友人と 心霊スポットツアーに行った時のこと。 ある精神病院に車で行ったところ、 普段は閉まっている門がなぜか開いていた。 車を進入させようとしたら、 病院服を着ている男の子が両手を広げて、 まるで入ってはいけないと言っているように 行く手をふさいでいるので仕方なく引き返した。 翌日その病院に行って見ると、 数ヶ月前に閉鎖されている事が分かった。 あの男の子はいったい・・・ ●イカコ 姉の友人の話です。 友達3人で連れ立って スゴク当たると評判の手相見さんに 見てもらいに行ったら、ある人が 「近々良い事がある。 実家のお母さんが知ってるから聞いてきなさい」 と言われたそうです。 何だろうと楽しみに実家に帰ったけど、母に 「え?何それ?」 と言われ、 当たらないじゃんとガッカリして帰ったそうです。 そしたら、その次の週に 本人が交通事故で死んじゃったんです。 で、一緒に手相を見てもらった友達が 「占い全然当たらなかった」 とその手相見さんに文句を言いに行ったら、 「あの方は近いうちに死ぬ運命だった。 最後に母親に会わせてあげたんだから 感謝してほしい」 と言われたそうです。 ●にんぐる 友人は大学時代、 飲食関係のバイトをしていました。 たまに地元の漁師さんが 差し入れをしてくれる事があり、 その日も採れたてのタコを頂いたのです。 いつもの様にありがたく早速調理しようと、 タコをまっぷたつにしたその瞬間・・・ そこにはびっしりと人毛が詰まっていたそうです。 「ぎゃー!!」 と叫んだ次の瞬間、 友人は吐いたと言っていました。 たこは、人肉も食べる事があり、 事故か何かで海に落ちた人を 食べてしまったのではないか・・・ しかも頭部を・・・ という事でしたが、 滅多にある事ではないそうです。 |
2001-08-12-SUN
●みい ●まな 友人の話。 友人のお兄さんの友達が岐阜のK山で撮った写真は バックにびっっしりと人の顔が・・・。 霊視できる近所の喫茶店のおじさんに 見てもらう約束をした翌日に そのおじさん夫妻の焼け焦げた死体が 店内に転がされているのが発見されたそうです。 (店は燃えていないのです) そして店のレジの上には なぜか例の写真がおかれていたそうです。 ●kimi 10年程前の私の不思議な話です。 午前0時頃仕事から帰り、 一息ついたのが、午前2時。 テレビでも見ようと、 適当にリモコンをいじっていたら、 福井では使われていないチャンネルで 何か放送をやっていたのです。 電波が混線しているのかなあ、 とボンヤリ見ていたのですが、なんかおかしい。 白黒の垂れ幕がかかっていて、 誰かのお葬式のよう。 “スェーデン大使の誰々さん” って来た人紹介しているし、余程の要人らしい。 しばらくして気がついた。 「これって、大葬の礼じゃん」 何で、何で、どおして!? だってあの時から2年位、時は過ぎているのに。 もちろん、ビデオでない事は確認したし、 追悼番組でもないと思う。 AM2時から4時まで見たけど、 CMは一回も流れなかった。 これは、未だに謎です。 誰か知っていたら理由を教えて下さい。 ●モザイク チャリで住宅街の中の細い道を走っていたら 急に後ろが重くなったんで、 荷台のないチャリなのにおかしいと 後ろをみても何も無い.・・・。 そこは一家5人が焼死した現場だった。 ●あきたん アパートに一人暮らししてた学生さん(男)の話。 隣の部屋に住むキレイな女性に恋をしてしまった。 だけどいつも楽しそうな 彼女の笑い声が聞こえてくる。 気になって眠れない学生さん。 いけない、と思いつつも、 ベランダ越しにそーっとのぞいてみたところ、 彼女、壁に向かって、 壁に顔をくっつけるように正座して、 一人でペラペラしゃべってたそうです。 ●ぴろり 私鉄の線路から少しの所に 祖父母の家がありました。 最寄駅は飛び込み自殺で有名な場所。 キキキッーーー!! という急停車する電車の音は、 子供の頃聞いた事があるんです。 「誰か!足探せぇー!」 と叫ぶ男の人の声も・・・。 そこの駅に祖父母宅があったという話を 学生時代友人としていたら、 仲間の一人が青ざめた顔で、 次の話をしてくれました。 その子の知り合い数人がその私鉄に乗車し、 最前列の運転席の前で立ち話をしていた時、 目前のホームから 男性が飛び込むのが見えたそうです。 「あっ!!」 と思った瞬間、 男性の体はバラッと幾つか分割され、 その一つの頭部と目が合った瞬間、 目を見開いた男性は、 「見るなぁ!!」 と絶叫したそうです。 昔は、窓を開けて、 扇風機を回している車両ありましたよね? 最前列の車両に乗っていた数名の方が、 最期の彼の言葉を聞いたそうです・・・。 その駅のホームには、 飛び込んだと思われる場所に 警察が現場検証のために チョークで白い円を何度か書いているので、 皆誘われるようにその辺りから飛び込むそうです。 |
2001-08-09-THU
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