まるでハガキのように。 |
●リラ ●目田抜子 我が社の神棚の榊を一対ではなく、 ひとつだけ買ってきた新人のSさん。 「?」と見ていたら、 茎部分のゴムをほどき榊をバラバラにして、 ふたつに分けようとしていた。 ●アロハ 女子大を卒業後、 大手町にある水産商社に就職をしました。 4月1日の初出社の日。 約100名の新入社員の所属が告げられました。 「冷凍エビ1課」 「まぐろ課」 「練り製品課」 「缶詰課」 など、真面目な顔で聞けない名前ばかり。 幸いにも、私は、「ソ連東欧」という課でしたが、 エビ課に配属された、同期入社の友人は、 「はい、冷凍エビ1課でございます」 という電話での応答を、 笑わないで出来ず、 毎晩、家で練習を重ね、 ついには、家にかかってきた電話にも 「冷凍エビ1課でございます」 と答えていました。 ●マリンスノー 百貨店の外商から、 初々しい新人さんらしき声で 電話がかかってきました。 住所の確認です。 我が家の住所には、“櫃”という字があります。 「ご飯を入れるお櫃のひつの字です」 と説明しましたが、 相手は「は?」と絶句します。 イマドキの若い女性には 「お櫃」なんてわからないか、と思って 「木へんにカタカナのコという字を裏返し、 その中に貴族の貴という字を入れます」 と、文字を分解して説明しました。 「キゾクのキですか?」 …それもわからないか。 「あ、じゃあ貴賓席のキ…これも難しいなあ、 高貴な人というときのキ」 「コウキの高という字ですか?」 「いえいえ、えーっと…」 悪戦苦闘していると、 彼女の背後からブツブツと誰かの声。 「お客様、失礼いたしました。 カタカナでもいいそうです」 あ、そ、そうなんだ・・・。 悪戦苦闘した10分近くを返してくれ! ●みな 今から約1年前の事。 うちの会社に、 新しく女の子のバイトが入りました。 その子はかなりの今時のギャル系ちゃんで、 あまり世間を知りませんでした。 うちの社長は なかなか人の名前を覚えてくれない人で、 何度か彼女の名前を間違えて呼んでいたある日。 「○○さん(別のバイトの子の名前)、 仕事は慣れたか?」 そばにいた私は、 「また社長、名前間違えてる・・・」 とあきれていたところ、彼女の一言 「頭悪いんですか?」 サー…っと私の血の気は引きましたが、 こいつ、なかなかやるな、と感心しました。 ●こちゃ 取引先の会長の訃報のFAXを まじまじとながめていた新人ちゃんが 「フランス風のお葬式ってどんなのでしょうね?」 というので、そのFAXを覗き込むと 「葬儀は仏式で行います」 と書かれていました。 |
2002-05-02-THU
●ゼブラ ●なお 学生時代していた レストランのバイトの後輩のお話。 彼女の初出勤の日。 制服上下+エプロンが用意されているはずが、 長ズボンだけ用意されていませんでした。 で、彼女は大胆にも シャツとエプロンだけのセクシーショットで登場! 残念だったけど すぐに着替えなおしてもらいました。 ●ノビオ 某コンビニで働き始めて数日後、 レジ打ちにも慣れ、お客様に、 笑顔なんかも見せる事が出来だした頃。 「はい、200円からー。 それでは40円のしかえしです。」 ●さる ふと気がつくと、 いつのまにか席を外しているT君に 「離席するときは、どこ(の部署)に行くのか、 周りにちゃんと伝えて行きなさい」 と言ったところ、 「トイレに行って来ます」 「給湯室で麦茶飲んできます」 「今夜は隣のXX君(T君の同期)と 合コン行って来ます」 君のプライベートには興味ないよ、 と言ってしまった。 ●ぼのさん 割と気遣いの新人のO君、 仕事で一杯一杯の私に掛かってきた電話に 「ただいま○○は取り込んでまして」 という受け答えを覚えたのはいいが、 ある時、課の同僚の女の子と くだらない話をしていたときに 先方から電話が入り、 O君が電話を取り開口一番、 「ただいま○○は課の女性と取り込んでまして」。 後々、その先方の方から、 「課の女性と取り込んでるてどういうこと!?」 と嫌味を言われました。 ●三毛猫探偵 病院に入院していたとき、 若い新人看護婦さんが退院する人に向かって、 「退院おめでとうございます、またどうぞ!」 と見送ってました。 また入院しろってか? ●やよひ 新人のころ、電話を取り次ぎました。 「課長、カルビ様からお電話です!」 「カルビ? 焼き肉じゃないんだ。 垂水(たるみ)だろ!」 だって、ちゃんと復唱、したんですよ。 「カルビ様ですね?」って。 そしたら「はい、カルビです。」 って言った(ように聞こえた)んだもん・・・。 |
2002-04-28-SUN
●オレンジママ ●はぴはぴ レストランでの新人君。 鉄板焼きのハンバーグをテーブルに差し出すとき、 「鉄板が熱いのでお気をつけ下さい。 ・・・アチッ! アチチッ!!」 「・・・君もお気をつけ下さいね。」 客に言われてどうする。 ●りょう 新米パパの話。 赤ちゃんが生まれる前の父親教室で、 赤ちゃんをお風呂に入れる実習をしました。 「質問はないですか」と聞かれた、ある新米パパ。 「赤ちゃんをお湯に落としてしまったら、 どうしたらいいでしょう。」 そのパパに、 「拾ってください。」 と答えた保健婦さんの、 優しい笑顔がステキでした。 ●こうへい この4月に、大学生になって サークルの新歓コンパのビラをもらいました。 コンパの当日になってお店の説明を見てみたら、 「駅より5歩」 って書いてありました。 おかしいなぁって思って先輩に聞いてみたら、 当然のように 「それは駅より徒歩5分って意味だよ、 東京ではそう書くんだ」 って言われました。 ・・・なんかだまされてる気がするんだけど、 確かめる方法がなくて困ってます。 ●k−MINT 15年くらい前に目撃した、 書店の新人女店員さん。 中年の紳士が 「FMマガジンください」 と言ったらSMマガジンを出して、 「“SMクラブ”もありますっ」 と大声で言ったので、 その紳士怒って帰っていった。 その女店員なんで怒ったのか解らず、 首を傾げて、SMマガジンを棚に戻していた。 ●きいちゃん 得意先からの注文で、 「ハイフン入れて」 って言われ、カタカナでそのまま、 『ハイフン』と帳簿につけていた。 ●ぴろり 緊急の用件で叔母の職場に電話した時のこと。 「私、○○と申しますが ××(叔母)をお願いしたいのですが」 電話に出た女性は 「××って部長のですかぁ? 失礼ですけど、どちらの○○さんですか?」 私は 「××の姪の○○です。」 その後、不在だった叔母のデスク上の伝言メモには 「株式会社メイ?の○○様より 至急連絡の電話有り」 とあったそうな。 彼女は新人さんで配属したて。 叔母から「身内の者と伝えなさい。」 と叱られたのは私だった。 私は間違ってないと思うんだけどなぁ・・・。 ●ピーヨ 姉の会社の新人OLさんの話。 「“石油”って変換したいんですけど、 どうしても出来ないんです。」 とパソコンを打つ彼女が言うので見てみると、 「せきゆ」ではなく 「せきゅ」と書かれていたそうです。 ずっと「せきゅ」だと思っていたそうです。 |
2002-04-23-TUE
●びゅうさん ●ミッチー 新入社員の頃、 「電話は明るくハキハキとね!」 と先輩に教えられ、 緊張しながら受けた電話で開口一番、 「株式会社○○でございましたっ!」 と言ってしまった。 イキナリ終わってどうする。 ●PANIC 初めて新人を任され、仕事の説明を必死にして、 どうしてこの書類には、 この伝票が必要かを力説し、最後に 「なんでこの伝票をつけるかわかる?」 と聞いたら 「ハイ、糊で付けます」。 ・・・・。 彼はいまごろ何をしているのだろう。 ●dairi 4年目だというのに、 未だ新人扱いで、部内の先輩達の名前を覚えないS君。 ある日、S君の隣の課に掛かってきた電話を S君が取った時の事である。 客「○○○さん、居ますか?」 S「はい。少々お待ち下さい。 (隣の課に向かって) マイケルさん、お電話です!」 と元気に言ったS君。 当然返事は返ってこない。 隣の課には、日本人しかいないのです。 その後よくよく聞いてみると、 お客様は「マキノ」さんを呼び出していたようで、 どうやったら「マイケル」に聞こえるのか、 なぜに「マイケル」だと信じて疑わないのか、 彼の判断力に毎日驚かされます。 ●かみさん 当店でのお話。 レジでお会計を済ませたお客様が 「領収書いただけますか?」 と、その時応対していた 大学生の新人アルバイトが、宛名を尋ねようとして 「何様ですか?」 お客様の表情が凍りついてました。 ●ぷち貧乏 ある新人くんは、電話で相手の名前を尋ねる時に、 「ヒロユキ様は、どういう漢字でしょうか?」 「博多のハクに、コレとかノとかのユキですか? えーっと、えーっと.... あっ! ビンボーの“乏”のノをとったやつですね。」 と言いました。 もちろん、電話を切った後に、 課長からこっぴどく怒られてました。 ●みすたーぽてとへっど 友人がバイトしているビデオレンタル店での 新人君のお話です。 まだ、接客用語に慣れていなかったのでしょう。 いわゆるお姉さん系のビデオを 貸し出しカウンターに持ってきたお客さんに向かって、 にこやかに・・・ 「1発2日ですか?」 |
2002-04-17-WED
●びゅうさん ●ぼぼ 以前勤めていた会社での話です。 上司が新人くんに 「B5でコピーとってきて。」 と書類を渡しました。 緊張して「はいっ。」と受け取った新人くん。 しばらくして戻ってくるなり、困惑した顔で 「あの、このビル、 地下5階がないんですけど・・・。」 ●A_Pengin クライアントと打合せをしていた時。 ダライ・ラマの話になった瞬間、新人のK子が 「ダライラ・マンは ウルトラマンよりずっと後ですよね〜」 と真顔で言いくさった。 「ウチの有望な新人K子です! どうぞよろしくお願いします。」 と紹介した私の立場は・・・。 ●新人なのに。 「新人だもん。」じゃなくて、「新人なのに」。 その昔、短大を卒業して新入社員となった私、 20歳の頃。 はじめて会った取引先の方に 「若いねー、何歳?」と聞かれ、 「何歳に見えますぅ?」と 上目使いに聞き返したら、 しばらく考え、気を使ってくれたであろう答えが 「26」。 切ない思い出がふと蘇りました・・・。 ●たくあん 入社後初めてのお客様対応の時、 超緊張してコーヒーを差し出す手が プルプルしていたJ子。 お客様に「ミルクはありますか?」と尋ねられ、 丁寧な言葉を使わなくては、と パニックになっていた彼女が発した言葉は 「へい、ただいま」。 「はい」と「ええ」の どっちを使うか迷った挙句の選択だったようです。 ●びんびーな 私が新卒で入った会社はコンピュータ関係の会社。 同期の営業担当A君は、お客様と電話中。 小さなオフィスですので、 彼の声は聞くともなしに 皆の耳に聞こえていました。 A君、お客様に何か説明しているようです。 「それでは、今からいう通りに キーボードをたたいてください。 ○○○○、ケツのあな、ケツのあな」 一瞬、部長以下、 その場に居合わせた人間の手が止まり、 視線がA君に集まりました。 電話を切ったA君に、 部長 「おい、A、何だ今のケツのあなってのは?」 A君 「あ、*(米印、正しくは アスタリスクといいます)のことですよ。」 思わず、うまいと感心してしまった。 ●きゃん OL時代のこと。 あと少しでまとまりそうな話をしている上司宛に 電話が。 上司 「今、いないって言っておいて!」 後輩 「○○は只今『不在だと言っておいて』 と申しております」 取引先からじゃなくてよかった (下請け会社からでした)。 ●sayo 友人と中華レストランで働きはじめた大学生の頃、 お互いの失敗を指摘しては毎日笑ってましたが、 「失礼致します。ウメジュースです」 と言おうとして、友人、 「失礼しメース」 と言ったのが忘れられません。 省略しすぎだろう。 |
2002-04-15-MON
●わたしが上司 ●kenken 新人の女の子、電話の伝言メモに 「○○さん。奥さんからおでんわありました。 おでんください」 恐妻家の○○さん、 首をかしげながらおでんを買って帰ったそうです。 ●職業婦人 昔いた会社で聞いた話。 入って間もないU君は、取引先に 「じゃあ、定価の六掛けで もう一度見積もり作り直してきて」 と言われて、 なんと定価の6倍の見積を持っていったらしい。 6を掛けてどうするねん!! っていう前に、教えてやれよ、所長! 当然のことながら、 その仕事はだめになったらしい。 ●komichi 新米秘書のときのこと。 外線電話にもようやく慣れたある日、 国際部から外線が回ってきました。 「アメリカの方から電話で、 ○○元常務の現在の連絡先が知りたいそうです。 英語ですが代わっていただけますか?」 と聞かれ、緊張した私は思わず 「イエース」 と答えました。 相手に笑われたことでさらに動転し、 代わったとたん 「ワタクシエイゴゾンジマセーン」 と言って電話を切ってしまいました。 ●ゆうち わたしが喫茶店でバイトしていたときのこと。 新人の元気いっぱいのKちゃんは 張り切ってコーヒーを運び、 お客さんの前までいって、笑顔で 「お待たせいたした!」 と言っていた。 なんで武士語なん? ●あち 今年の新人さん。 保育園の仕事をあれこれ教えている時に、 自分から質問をしてくる やる気の見られるコです。 でも 『お湯はどうやって出すんですか?』 っていう質問には驚きました。 『蛇口をひねります。』 ってふつうに答えた先輩もすごいと思いました。 ●まほまほ 新人研修を終えたころ、 直属の上司の名前が「賢」と書いて 「まさる」と読むと知り、 誰かに尋ねられた時のため デスクマットの下に 小さなメモを入れておきました。 ある日、滅多に話すこともない偉い上司に 「○○くんの下の名前は?」 とたずねられ、自信マンマンの私は 「○○は『かしこい』と書いて」 とまで言ったところで、 緊張のためド忘れしてしまい、メモを確認したら、 メモが古くなってかすれていた 「ま」を「お」と読んでしまい、 「おさるでございます」 と言ってしまいました。 ●加賀恭一郎 私が教育担当のAちゃんに 「○○さんの下の名前はイサムね。 字は成功の功」 と説明したら、すごく大事な書類に 「交」と書いてました。 ●りんご 思いっきり文系の道を歩んでいたのに 某移動通信関係の企業に就職した私。 入社直後の新入社員研修時に、 教官役の先輩社員から 「分からないことは何でも質問するように。」 と言われ、純粋なココロで思わず 「“電波”って何ですか?」 と訊いてしまった。 先輩は数秒間絶句した後、 噛み砕くように図解までして説明してくれた。 |
2002-04-11-THU
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