POSTCARD

あの頃はモテた
まるでハガキのように。
お題付き短文投稿ページ<1.35>

ルールは超が付くくらい簡単です。
ラジオ番組にハガキを出すくらいの感じで、
ちゃちゃっと書いて送ってください。

●mako

たのきんトリオが大ブームだった高校時代、
顔も髪型もトシちゃんに似ている、ということから、
先輩お姉様方に追いかけられました(わたしは女)。
ロッカールームで着替えの最中に
どやどやとグループでやってきて、
私を取り囲み、じーっと見たあと、
「きゃー、ほんとにそっくり!」
と叫び声をあげられます。
手紙もかなりもらいましたが、
一番びっくりしたのは、見ず知らずの先輩から

一度でいいから、一緒にトイレに行って。

と真剣なお誘いを受けたことです。


●Miho

ヘイ、レイディ
と、どっからどう見てもおもいっきり日本人の男性に
声をかけられたことがあります。
日本国内で、です。

「レイディ、この道で君が光り輝いていたんだ、
 ゲッチュー!」
「レイディ、その瞳、フォーリンラブだよ、
 オーケー!」

アメリカンなジェスチャー付きで・・・。
走って逃げましたが、
今にして思えばお友達になってみたかったような。


●すう

あの頃・・・っていうか今モテてます。
五十代くらいのおばサマに。
歩いていれば道を聞かれ、
バス停でぼーっとしてようものなら
十中八九、話しかけられます。
防御策として本を読むことにしているのですが、
この間ふと顔を上げたら
微笑んだご婦人が世間話を。

・・・油断した。


●アヒル

2年前、バイト先で。
仕事中ふと視線を感じて顔をあげると、
社長がじ〜〜〜っとわたしをみつめて
「きれいだなあ」
「そんなにきれいだと、モテてモテて大変だろう」
とバイトのたびに言われました。
これが1時間に1回くらい
それは1年以上続きました

そのお店はレトロな感じの作りで照明も薄暗く
しっとりと愛を語り合えそうでしたが、
いかんせん年齢差40以上。
苦笑いで終わりました。


●くみぞう

高校三年の冬ですね。
一度に7人から。
1人からならありがたく付き合いました。
でも7人。
えっ?えっ? とうろたえているうちに
誰とも付き合うことなく終わりました。
私のモテ時期、短かった〜。
一週間くらいかな?


●C.A

23才くらいの頃、
私と食事をしたいと言う人がいたらしく、
上司に連れられてランチへ。
ところが、うわさを聞き付けた男どもが
多数監視に来てしまい、
せまいステーキハウスは『貸し切り状態』に。

結局、はじめに私と食事がしたいと言った人が
誰だったのか、未だにわからずじまいです。


●かおーん

小学生の頃、母の趣味でお姫様カット。
今と違っておしとやかに見られていた私。
給食の時間、私のことを好きだという噂のあった
ある男の子が大声で叫びました。

○○、お前も本当にウンコするのか!?

クラス中の視線はいっせいに私に。
焦った私は「しないよ。」と精一杯で答えました。
数年後、同窓会でその彼を含む数人がその後数年間、
本当にしないと信じていたと聞かされ、
小学生の男子のうぶさに大笑いしましたが、
その同窓会の席でも
「しない」と言い張ってみればよかった。

2003-04-03-THU

●おかき

なぜだか、よくモテた小6のあの頃。
最も衝撃的だったのはこんな告白。
クラスで最も背の高い男子に図工室に呼び出され、
真っ赤な顔をしてモジモジした挙句、彼は

お前なんか、好きじゃねーっ!!

と叫び、私を突き飛ばしました。
クラスで最も背の低い私は、ガラガラガッシャーンと
机とイスを倒しながらふっとび、そして彼は逃走。
幸いかすり傷ひとつ負いませんでしたが
なぜか彼と付き合うことに。
頭打ってたのでしょうか。


●スパイス!

エレベーターに乗った。
老夫婦も乗ってきた。
ウィーーー・・ンと上がっていく間、
おじいさんの方が、
「はあ〜〜っ」
とため息をついた。

こげなべっぴんさんは、
 わしゃあ、うまれてこのかた
 はじめてみたばい!


おばあさんの笑顔を
まともに見れなかった。


●マホ

弟が中学に上がったときの話。
母が郵便物を見て
「気持ちわるーい。何これ!」
と言っていたので何事かな?と思ってみたら、
半紙に墨汁で
「○○君 バスケットボール頑張ってください」
と書かれた手紙とタオルが。

こ、これはラブレターなのか?と母と戸惑いましたけど、
とりあえず弟の机の上に置いておきました。
今考えてみたら、
きっと書道に自信のある子が書いたんだろうな。


●ちっち

小学校卒業の頃の寄せ書きに
噂の女」と書かれていた。
中1の通知票の所見欄に
「上級生の男子に人気がある。」
と書かれていた。
そのころの私は、スレンダーな少女だった。


●なおひろ

金城武が日本で人気がではじめた頃、
似ているという理由で、異常にモテた。
街でいきなり、写真撮られたり、
なぜかサインを求められたり。
似てると言われるのが、イヤになるほどだったのに、
今では、こちらから言うのも恥ずかしいくらい似てない。
人は、そんなに顔が変わるものなのか?


●ぞるば

ある春の午後のことでした。
いささか疲れぎみの学校帰り、駅前を歩いていたら
「すみません・・」
と男性に声をかけられて、その後いきなり

あの・・・ぶっちゃけ、好みなんです!!!

と打ち明けられました。
突然のことに訳が分からず、
「??」と思っていると、
「さっきからずっと見てたんですけど
 今声をかけなきゃ
 もう二度と会えないかもしれない!!」
とか
「自分のことをどうしても知ってほしいから、
 今度食事につきあってください!!」
とか
「十秒間だけ、抱きしめてもいいですか?
 お願いします!!」
とか、およそ信じられないようなことを述べるのです。

兄さん、ほんとにぶっちゃけすぎよ。


●ばろん

7年前バリに旅行した時、
行く先々でいろんな人に、
ほぼ毎日のようにプロポーズされました。

ボクハアナタノヨウナヒトヲズットマッテイタンダ
バリデイッショニクラシマセンカ?

などなど。
女4人で行って私だけ。
そして月日はめぐり他の3人はめでたく結婚しました。
バリに移住しようかな。


●ガーベランド

大学生の頃、
登校中に追い抜きざまに

すげかわいい…人形みてえ…

とつぶやかれた。
横道から出てきた車の運転手に突然
「カメラマンなんだけど、モデルになってくれない?」
と声をかけられた。
霊感があるという同級生の男が私の事を
キミは白いオーラで守られている
と表現した。
なのに、アタックしてくる男は皆無だったあの頃。
モテてたと言っていいのかどうか。


●戦艦ポチョムキンです。

大学2年時、ミスキャンパスと付き合った。
大学3年時、付き合ってた彼女がミスキャンパスになった。

この二人で、私の女運は枯れた気がする。

2003-04-02-WED

●市川雲蔵

大学生の頃、時代劇ファンのおばあさま方にモテた。
ある日、有名デパートの休憩所で座っていたら、
隣のおばあさまから、眠狂四郎の必殺技である、
『円月殺法』の殺陣指導を受けることになってしまった。
結局、休憩していた皆さんの前で発表会をすることになり、
集まっていたおばあさま方から拍手大喝采を受けた。


●のん

地味で暗い印象のはれぼったい一重まぶたが
昔からコンプレックスでした。
整形をしようと本気で思っていた時期もあったくらい。
なのに彼は
その鋭い目がいいんだよなあ・・・
と言い、目を細めて
なんて、かわいいんだ
とのたまう。
おかげさまですっかりその気になってしまったら、
いきなりモテるようになりました。
見た目より、雰囲気ってことなんでしょうか。


●まる「の」

去年、一人でアンコールワットを訪れた時のこと。
たまたまバスに同乗してきたお坊さんに気に入られ、
部屋に呼ばれキスをされそうになった。
驚いて、当たり前だけど断ったら、
涙ながらに
私はこんなにあなたのことが好きなんだ
と、えんえん語られた。

っていうか、おいおい、
修行中のお坊さんがそんな事してもいいのか?


●masa

中学卒業のとき、初めてマフラーをもらいました。
「バレンタインデーにあげられなかった。」
などとその後輩がいじらしいことを言うので、
ついお返しに力が入ってしまい・・・・
そのマフラーにデッサンをして
彼女に渡しました。


今、思えば恥ずかしい。


●リュック

うちの母はキューピーちゃんに激似です。
付き合った男性は先にも後にも父一人で、
「モテたことなんてないよ」
と言ってました。
が、先日法事で親戚が集まったとき
過去の暴露話大会になり、
母の結婚が決まったと知って
慌てて自宅まで駆けつけ
プロポーズした男達が余りにも多かったので、

事態の混乱を恐れた祖母が
一時母を「旅行」と称して
京都の親戚の家まで疎開させていた事実が明るみに。
母は「やあねえ」と照れてましたが、
父の表情は硬かった。
どうやら、知らなかったみたいです。
帰り道、父は母の手をつないで無言で帰りました。
三十年前のモテた話でも、危機感は増すのか。


●生涯不良

亡くなった父の事です。
私が小学校高学年の頃母に買い物を頼まれ、
近くの商店街に行った時です。
魚屋のオバちゃんに
あんたのお父さんいい男だねー!」
とウットリした顔で言われました。
次の八百屋のオバちゃんにも
お父さん、渋いねー
と同じ表情で言われました。

その私が20才になって彼女とドライブに行く途中、
偶然交差点で父の運転する車を見つけ
デート代をせがみました。
父はチラッと助手席の彼女を見て
黙って小遣いをくれました。
「今の人、誰?」
「俺の親父だよ」
「嘘ー!」
「なんでだよ、正真正銘、俺の親父だよ」
彼女はウットリとした顔で、ただ一言

素敵・・・」。

ちなみに、うちのガキ共に聞いたら
そんな経験は全く無いそうです。
ちぇっ。


●eleste

君は美しい美しいと褒めちぎっていた
ヨーロッパ人の元彼。
エスカレートして、

彼:「本当にきれいだね、能面みたいだ。」
私:「!?」

いい気になっていた私の気持ちは、一気に下がりました。

2003-03-30-SUN

●Noco

私は大学時代、
出席数重視の英語の授業に1度しか出席せず
単位をもらった。
のちに教授本人から聞いたところによると

とても綺麗で浮いてたから。衝撃的だった。

のだそう。・・・。


●どーるたうん

私は結婚前までアジア系外人にモテていた!

1.電車の中でウォークマンのイヤフォンを突然はずされ、
  何事?と思っていると、
  一緒の駅で乗り込んだ人に
  「ナニ聞イテマスカー、一緒ニ聞カセテー
  と熱い瞳で囁かれた。

2.コンビニバイトで子連れの外人さんに
  道を聞かれたのでわかりやすいように
  ゆっくり教えてあげた。
  しばらくしたらお父さんが戻ってきて、
  私に熱い瞳でしきりに
  「シュージンイマスカー?
  よくよく聞くと
  「主人いますかー?」
  プロポーズだったのか?

3.ボルネオでジャングル探検しに行く飛行機で、
  スチュアードの男性にモテまくり、
  デザートのアイスは倍増でもらうわ、
  コックピットに案内してもらうわ、
  いたれりつくせりの旅になりました。。。

このままもて続けていれば
中東のどこかの国で第4夫人位になって
ピカピカな生活をしていたかも。


●たっくん

兄の結婚披露宴で、
奥さん方の親族の男性陣からとてもモテました。
帰り際は一緒に写真をとったり
メールアドレスをもらったりしました。
顔の好みとかも遺伝するのでしょうか。
ちなみに、凹凸の少ないのぺっとした顔です。


●ひな

女子高時代、無理矢理友達に連れられ行った
男子校の文化祭。
女子にダントツ人気だった
香取慎吾そっくりの男の子がいて、
私の友達も全員彼狙い。
文化祭終了後、その子を取り囲んで大勢でカラオケへ。
そして彼がCOMPLEXの
「恋をとめないで」を歌い始めた。
みんなの目がハートの中、私は全く興味なく、
ぼ〜っと本を読んでいると、みんなの視線が私に。

恋をとめないで〜!
 どんなーことからもー守ってあげるからーー!


と熱唱しながら彼は、私を見つめ指を差していた。
その後、案の定
その彼に付き合って欲しいと言われましたが、
当時の私は奥田民生に本気で恋をしていたので
断りました。
しかし、あんな優越感に浸ったのは、最初で最後ですな。


●九龍

私に告白してくる人、それは99%守備範囲外。
歌舞伎座前の交差点で杖をつき腰を曲げたお爺さんに
「べっぴんさんじゃ・・・」
とつぶやかれ、
残業でぼろぼろに疲れて歩いてたときに、
見知らぬ高校生に

ぼぼぼぼくを男にしてくださいっ!

と懇願され、旅行先のベトナムでは、
ハンメルンの笛吹きの如く
ローカルおにいちゃん、おじちゃんに付きまとわれた。
女の子に唇を奪われたことも数度。

どうして? どうしてなの? 誰か教えて。


●ちなみん

かなりモテていた中学1年生のとき。
私のクラスに張ってあった時間割が
何度か盗まれたことがありました。

そして体育の時間になったら
運動場に面する校舎のベランダに
男の先輩が多数出ていて、私の名前を口々にコール。
授業中なのに。
けどやっぱり、恥ずかしながらもいい気分だったな。


●みお

アメリカの田舎町のバーで飲んでいたときのこと。
声をかけてきた男の子があんまりしつこいので
「ごめんなさい、私レズビアンなの」
とかわしたら、

君みたいなプリティーガールがレズビアンなら、
 僕もレズビアンになってもいい


と真剣な顔で言われた。

それにしても世の中には
いろんな口説き方があるもんだと、感心しました。

2003-03-27-THU

BACK
戻る