POSTCARD

まちがったイメチェン
まるでハガキのように。
お題付き短文投稿ページ<1.36>

ルールは超が付くくらい簡単です。
ラジオ番組にハガキを出すくらいの感じで、
ちゃちゃっと書いて送ってください。

●カコ

先日、ヨ−ジ・ヤマモトのスカ−トを穿いて、
バス停に急いでいたら、
すれ違った女の子2人がゲラゲラ笑っていた。
私が慌てたあまり、
スカ−トをまっすぐに穿けていない
と思ったらしい。

裾ラインが斜めになっているスカ−トなのよっ!!

若く見えるといっても、もうすぐ62歳。
やはり無理があったか・・・。


●りかりーな

学生の頃「ガラスの仮面」がテレビ化され、
野際陽子がホンモノ以上(?)に
月影先生だと云われていた頃。
サイドにシャギーを入れた翌日はあいにく雨で、
サイドの髪がクルクルとうねっていた。
うねったついでに顔の半分にかかっていたため、
バイト先で「まるで月影千草!」と云われ、
ツキカゲと呼ばれることに。

しかしすぐ後、
待って、月影というよりはノギワね!
と訂正され、以来
(月影な)ノギワ」と呼ばれた・・・。


●とも

ハンブルガーSVの高原
の頭を見て、
「ええやん」と思い、坊主にしてみたら、
織田無道”と呼ばれるようになった。
たしかにそう思う。

だけど、どうしてあのとき
「いける!」と思えたんだろう?
思い出せない。


●まりりん

高校の修学旅行で
列車が福岡の久留米駅を過ぎたら
急に東京弁になった同級生がいました。


しかし、京都のラーメン屋で
九州人と見抜かれていました。


●体脂肪

ちょっと前、自分を強く見せたくなって
頭にジェルを塗って、オールバックにしてみた。
サングラスも愛用していたので
パッと見は怖い人風に。
でも元々太っていたので、サングラスを外すと
まげがまだ結えない
入門直後の相撲取り」にしか見えない事が判明。
ヤケ食いした。


●モカッチャ

高校の頃、腰あたりまであった髪を
「夏だから」という理由で
ショートカットにしてきた友達がいた。
かわいかったのに、学校の先生からは親に、

これは、学校への反発ですか!?

という電話が入り、
毎週水曜日は校庭の草むしりをしろと言われた。
昭和の終わりの話です。むごい。


●リン

20歳過ぎの頃、美容院で、
ローマの休日でオードリーへップパーンがしていた髪型
(うしろがはねて、前髪が超短い)にしてもらった。

翌日、会社の男性社員から

オードリーやなくてオオトリやなあ

と言われた。
鳳蘭かと思ったら鳳啓介と言いたかったらしい。

2003-05-02-THU

●おん

私の中学は男子はみんな坊主でした。
みんな反対していたのですが、
市の合唱コンクールに出場するとき、
一部男子が気合いを入れてつるつるに剃ってきました。
さすがにそれは問題があると、
先生に全面、黒いマジックで塗られてました。
その方が問題あるよ。


●mako

緑のアイシャドー」で思い出した姉の話。
我が姉も流行に乗って緑のアイシャドーで
ばっちり決めたつもりでいた。
ある日、近所の子供に

おねえさんのまぶたにカビがはえてるよ。

と真顔で言われ、即刻中止。


●ペロペロ婆

ショムニの江角マキコにあこがれた時期があった。
茶髪を黒にもどし
前髪を眉上でチョキンと切りそろえ
髪をキリリと後ろで束ねた。

完璧だった。
颯爽と会社にむかう電車の中でヒソヒソ声が聞こえた。

大山のぶ代が電車乗ってる!

似てるので、自分でウケてしまった。


●なこさがえる

新婚当初、真面目ヘア一辺倒だった夫を、
なんとかお洒落にしたくて、彼が美容院に行く前に

「もうちょっと色気のあるスタイルに、
 そうねえ・・・
 ジョン・ローンみたいな頭にしてって言ってきなよ」

と、送り出した。
3時間後、私の前にはパンチパーマの男が立っていた。
美容師のおじさんは、彼の注文に一言、
ジョン・ローンねえ・・・
と遠い目をしてつぶやいたそうだ。

そう、夫も、おじさんも
ジョン・ローンなんて知らなかったのだ。


●まき

高校を卒業し、県外の短大へ進学。
初めて実家に帰るとき
少し大人になった私」を見せたくて、
真っ赤なマニキュアと真っ赤な口紅をつけ、
サテン生地のブラウスに
ミニスカートを履いて帰ったら母に

どんな所でバイトしているの?

と涙目で聞かれました。
ファーストフードで地味にバイトをしてました。


●超庶民

小学生の頃、周りが父親のことを
「お父さん」と呼んでいることに気が付き、
ならば自分はお嬢様風で行こうと思い立ち、
「お父様」と呼ぶようになりました。

父は
「気持ち悪い、やめてくれ」
と突然の異変におののきました。
一週間がんばりましたが、
終いには
「何を企んでるんだ」
とまで言われ、仕方がないので、
また元の「父ちゃん」に戻した。


●お蝶

いつも横分けだった私は
ある日会社に、真ん中分けで出社したら、
同僚は、おはようも言わず

しっとーお?
 真ん中分けって美人しか似合わんって


と無表情に言い放った。
わかったよ。

2003-04-28-MON

●waatan


真夜中明かりに気付きリビングをのぞくと
当時ヤンキーだった弟が、
仏壇の前で、お供え物の果物を
片っ端から一口一口切って
包丁から直に口へ運んでいました。

映画「ボディガード」を見て
ケビンコスナーに強く憧れた弟は、
彼が果物をナイフを使いワイルドに食べるシーンを
かっこよく思い、練習していたらしい。

はじめ何をやっているかわからず、
仏壇の前で包丁を握り締めた後ろ姿を見たときは、

ついに傷害事件をおこしてしまうのか!?


と、本気で震えた。


●ラスカル

行きつけの床屋で散髪をしてもらっていると、
隣に、ほとんど日本語が喋れないと思われる外国人が来て、

バッサリヤッテクダサイ

とだけ言う。
床屋のおじさんも英語が苦手らしく、
それ以上会話にならない。
その外国人はけっこう長髪だったので、
おじさんは恐る恐る、徐々に徐々に短くしていった。

モットバッサリ、オネガイシマス
モットモット、バッサリ…
モット…

結局、丸坊主になってしまいましたが、
満足して帰っていきました。
「バッサリ」という言葉を教えた日本人は、
「ボウズ」という言葉も教えてあげるべきだった
と思いました。


●おとみ

モノトーンの服が流行ってた頃の事。
常にブラウス+セーター+ひざ丈スカートの
優等生スタイルだったSちゃんは、
ある日、流行に乗って、
白ブラウス+黒セーター+グレースカートでキメて
大学に来ました。
ものすごい人数の人々から、真顔でそっと

御不幸があったの?

とささやかれたそうです。


●ままぶぅ

家事と育児と仕事に追われ、
美容室から足が遠ざかっていた私。
昨年暮れに「これではいけない」と
イメチェンを決意。
独身時代のようにゆっくりとサロンでくつろぎながら
イメチェン完了!
帰宅した私に主人が

ハカセタロウ?

その一言にあえなく撃沈した。


●なごり雪

中学生の頃、どんな髪型にしても
妙なクセ毛のおかげで女子なのに
ムッシュかまやつ」と呼ばれていました。
あれから30数年、
刈り上げ、ワンレン、ソバージュ、無造作ヘアと、
それなりに時代に敏感に
イメージチェンジを繰り返してきたつもりですが、
40歳の現在、あまり気にせず
ごく自然にカットした結果、
最近、友人たちから
イルカ」と呼ばれています。

いつになったらフォークな人から脱皮できるのでしょう。


●鉄男

「こりゃ完全にパフィーだろう!」
と大満足のスパイラルパーマでバイトに行ったら
店長が一言、
陰毛。
とつぶやいた。
「え?」
一度で聞き取れず2.3回聞きかえすと、

い・ん・も・う

とさらに念を押された。

2003-04-25-FRI

●チル郎

ちょっと個性的なボクの姉は、女子高生のころ、
ほかの女子生徒たちとの固体差を埋めようと、
朝起きたら小顔になってる計画」を決行。

その日の夜中、トイレに行こうと起きたボクは
黒い固まりにつまずき転倒。
「何だ!?」
と電気を付けて確認すると、
足もとには
フルフェイスのヘルメットをかぶって寝ている
姉の姿が・・・


翌朝、二人で学校を休み、
「笑っていいとも」を見たあの日のゆる〜い空気を、
いまでもボクは忘れません。


●八海山

上京して間もなく知り合った友人に、
いつも低血圧でアンニュイな雰囲気のお姉さんがいた。
けだるそうに「めまいが…」と言う姿に憧れた。
当時の私は田舎で培った健康体そのもの。

立ちくらみの似合う、大人の女にイメチェンせねば!

そんな時訪れた、初めてのクラッ
「これって立ちくらみ? かっこいいかも…」

喜びは束の間、次の瞬間聞こえて来たのは
地震だ」の声だった。


●くみー

30歳の女子です。
やっと見つけたお気に入りの美容師さんが
田舎にUターンしてしまい、
しぶしぶ後任のおねえさんにカットをお願いした。
ショートカットにしたのだが、
出来上がりがどう見てもやぼったい。
鏡を見るたびに腹立たしく、
彼氏にも「男前」などと言われ、
先日駅のホームで隣にいた赤ちゃんには、
袖をつかまれ「パパー」と言われた。
一瞬固まった。


●亀の子

緑色が好きで、緑のベストを着て、
緑の帽子をかぶって仕事に行った。
緑とは言っても、かなり濃い色でシックに決めたつもり。

その日から、「亀仙人」と言われている。


●ドリフ

肩甲骨くらいまでのストレートの髪型に飽きた私。
イメチェンしようと、
ガーリーなクルクル&フワフワのパーマにトライした。
次の日、久々にあった友人に

なに? おまえんち、火事にあったんか?

と聞かれた。


●めえめえ

娘が小3の頃、ふと寝顔を見てびっくり!
思わず叩き起こしました。
娘のりりしい眉毛が剃り落とされ
極太マジックで描いてあるんですもの。

理由を聞くと

「だって男の子が私のこと
 “つながり眉の両津勘吉
 (こちら葛飾区亀有公園前派出所)って
 からかうから・・・」。

こりゃまずいと親戚一同で
「その眉はかっこいい」などと誉めおだてて数年後、
彼女のプロフィールに

私のチャームポイント=眉

と書いてあるのを見つけ、
洗脳は成功したと思いました。

2003-04-23-WED

●おっちー

何年も憧れて、やっとの思いで
デートに誘ってもらった男性が
ミポリンの大ファンだという情報をつかんだ。
初デートの時に、
ミポリンのような清楚なイメージでいこうと思い、
前髪を少しまとめて
後ろを可愛いビーズのついたピンで留めて
オシャレして出かけたが、彼はしばらく無言。

「いつもジーンズが似合う素敵な女の子だと思ったけど、
 今日のきみは、まるで落武者みたいだ

と言われた。
鏡をみたらまさにそのとおりだった。
慣れない事はしてはいけないと思った。
それから彼は、私のことを名前ではなく、
おっちー」と呼ぶようになった。


●奥さん

仲良しのちえちゃんから
「パーマかけたの〜。見せに行くわ。」
と電話があり、しばらくすると玄関口から

Say you♪ Say me〜♪

と歌声が。

そこには満面笑みの
ライオネル・リッチーになった彼女が立っていた。



●SISTA-MOM

一度でイイから、樋口可南子さんのような
「ベリーショート」にしてみたかったんです。
でも、男性に間違われるのは悲しいしーーーと。
でも!
妊娠中なら、男みたいにはならないかも!?
なんて身の程知らずな夢を見たのが、大マチガイ。
結果は、どう見ても、アジャ・コングでした。
しかも、お化粧しないでいたら、夫に

なんか、野生動物みたいだ。

と言われました。


●あも

友達に、外国風な顔立ちに長い髪、
元々茶色めのすごいストレートの子がいました。
大学に進学と同時にパーマに憧れたらしく、
夏に郷里に帰ってきた時には
すっかりパーマヘアになっていました。
その彼女と久しくあった日、
彼女はコンタクトを紛失したとかで、
金の細いフレームのメガネで私達の前に現れました。
すべてが見慣れてない姿に、
私達は一瞬、ジョンレノンが来たのかと思いました。

それから私たちは、
彼女を「レノン」と呼んでいたのですが、
途中から「イエスタデー」と呼ばれていました。


●きょうこ

めずらしく口紅をつけたら
「朝からケンカでもしてきたの?」
と会社で言われたという投稿がありましたね。
わたしもあります。
グリーンの鮮やかなアイシャドウが流行したあの時代。
わたしもチャレンジしました。
いつもは見ないくせに、
ショーウインドウに映る自分をわざわざ確認して
「初夏って感じね!」
なんて思ったりして。
ところが、うきうきした気分で一日すごし、
会社から戻った私に夫はこう言いました。

ああ、おまえ、殴られたのか。

そんな、冷静に・・・
夫よ、どうせ心配するなら本気でしてほしかった。


●ひな

私の中学は校則が厳しく、
髪型は「おかっぱ」と決まっていた。
いちいち美容院に行くのも勿体無いので、
母がいつもカットしてくれていた。
ある日、風呂場でいつものように
カットしてもらっていると、父が覗いてきて一言。

「お母さんは美容師になれるんちゃうか?
 ちょっとお父さんもイメチェンで切ってもらおうかな。」

気分を良くした母は快諾。
30分後。
風呂場から父の悲鳴が。
見に行って思わず、一言。

お、お父さん・・・・おかっぱやん・・・・

母は「おかっぱ」では一流だった。

2003-04-20-SUN

●たまふろ

二十歳の頃、映画「レオン」の
ジャン・レノに魅せられた私。
眼鏡を新調し、頭を五分刈りにして、
毎日腕立てと牛乳を欠かさなかった。

しかし、マチルダも現れなかったので、
半年であきらめた。


●みずのあ

普段はスッピンの私。
たまには化粧でもしていこうと、
口紅ぬって出勤したら、
先輩に真顔で、

朝からケンカでもしてきたの?

と言われた。
血じゃないよ。


●エイゴマン

丸顔で、あだなが「かあちゃん」だった私。
高校の時、当時はやってた
ソバージュパーマにトライしました。
「もうかあちゃんとは呼ばせないわ!」
という願いが通じたのか、
翌日からあだなが「バッハ」になりました。


●ミコ

辛い大学入試を突破して、憧れの大学生活。
ファッションも、髪型も
今までの地味なものからイメージチェンジしたい!!
そう思った僕は、まず顔面改革を試みた。
まずは、顔の印象を変える眉毛にチャレンジ!
・・・と思ったまではよかったが、
自己流で眉を切っていくうちに、
段々と麻呂のようになってしまい、
取り返しのつかないことに。

入学式の写真を送った後の、
電話口での、親の狂ったような声が忘れられません。



●コタロウ

会社員としてまだフレッシュだった頃。
前髪も長く伸びたことだし、
おでこを出してポニーテールくらいの高さで
一つに髪を結んで
さわやかな気持ちで会社に行った。
そしたら上司に

あれみたいやな、あの、あれ・・・・バカ殿!

もちろん次の日から髪型を変えた。


●Miho

オットの話です。
中学の頃、10年通い続けていた『バーバー馬場』で、
ロッド・スチュワート風にしてもらったそうです。
100%和風顔のオットは、
その翌日から、
長渕剛と呼ばれることになったんだそうです。
この話がオットの中で、

『バーバー馬場』のマスターが
 なんと、ロッド・スチュワートを知っていたんだよ!


という感動秘話になっていることの方が間違っている。


●スノウ

モードな雰囲気にあこがれ、
「ツイギーのような70年代風マッシュルームボブ」
をオーダーしました。
美容師さんが
「ほんとにいいの?」
と聞くのがフシギだったけど、
出来上がりを見てわかりました。
モンゴロイド顔には似合わないことが。
鏡を見て「寛平ちゃん・・・」とつぶやく私。

アマゾンの奥地にこういう人が・・・

とつぶやく美容師。
しかし、そりゃあんまりじゃないか、
自分で切っておいて。

2003-04-17-THU

●みうみう

私の友達の話ですが、
昔からかなりぽっちゃり体型だった彼女が
高校生のときに一念発起して
半年で20キロのダイエットに成功。
もともと美人の素養を持つ彼女は、
宮沢りえ似のスレンダー美人に。
次のお正月に張り切って振り袖を着て
親族の集まる新年会に出た彼女は、
親戚の人々から
父親の愛人」だと思い込まれていたそうだ。


●あう

もう何年も髪をのばしていて
前髪も後ろ髪も肩胛骨あたりまであるのが定番。
たまには、変えてみようかなと、
海外雑誌のモデルがしてたのがすっごく可愛くて、
マネをして、前髪だけ眉上まで短くした。
るんるんで会社に行ったら

それは、成功?
成功やろ?

と確認する私と友人の間に
冷たい風が吹いた。


●pardon

洋楽かぶれの高校生の頃、
夢中だったロッド・スチュワートの髪型をまねたら、
翌日から「ムッシュ・かまやつ」と呼ばれた。

今思うと、バンド活動もしていない
のっぺり顔の地味な女がよく思い切ったと思う。


●マホ


高3の卒業式間際。
ボブカットにしてイメチェンしよう! と試みました。
ただ予定外だったのは、
校則でカラーリングが出来なかったこと。
髪の量が多い上に軽いくせ毛で
ボリュームが必要以上に出てしまった。
そんなわけで切った次の日、
友達に速攻で「殺人コケシ」という
あだ名をつけられました。

純和風の顔だからコケシはともかく
何故に「殺人」が付くのか。


●なの

高校生のとき、
つき合っていた彼と別れた直後。
学校の集会で表彰されることになった。
イヤでも彼の目に触れることになるので、
特別かわいくしようと、
ファッション雑誌を見て、自家製パーマに挑戦。
パーマ液を買うお金もなく、水だけで
3時間かけてパーマをかけた。
壇上に上がって表彰状をもらったあと、
クラスの同級生に

ライオン丸。

と言われた。


●斗雪

母が「簡単に髪の毛の長さをそろえられる」という
散髪器具を買った数年前のこと。
弟をスポーツ刈りにしようとセットしておいた
その器具を、父親が勝手に散髪の長さを変え、
自分の頭をそり出して丸坊主になってしまった。
「髪の毛を洗うのがめんどくさいし」
と言った父だが、
次の日出勤した同僚からは

いったい、何があったのか!?

と心配され、
しかも、その翌日、頭が寒くて風邪をひいてしまった。
毛が生えそろうまで
出勤の時は防寒用帽子を買ってかぶっていました。


●すもすも

高校生の時、
根津甚八のニヒルな笑い方
たまらなくかっこいい、と思い、
それまで大口開けて笑っていたのをやめて、
口をほんの少しだけあけて、
片側の口角だけ少し上にあげるという笑い方を
マスターした。
友達と連れだって街中へナンパに出かけ、
見事かわいい女の子2名と一緒に渋めのバーへ。
会話が弾んで、面白い話の時、
積極的にニヒル笑いで通してたら、
お気に入りの女の子に

顔、ひきつってるけど、だいじょうぶ?

と心配された。
それ以来、ニヒル笑いはやめました。

2003-04-14-MON

●ミッセイ

高野山大学に在学している頃、
男の子の同級生が、
あきらかにフレームが太すぎて、
サイズが大きすぎるだてメガネを、
ある日、突然、かけてきました。
半笑いで、
「イメチェン?」
と、聞くと、

うん。橋本聖子を意識した。

そう言い放った彼は、
それ以降、
誰からも、つっこまれなくなりました。


●鬼平田

高校の頃、友達(小太り、にきび面)が
髪形をブラックジャック先生にして来た。
しかも鏡を見ながら自分で切ったらしい。
幸い、その日の内に間違いに気付いて床屋に行ったが、
漫画の中のかっこよさは、罪だと思った。


●ペロペロ婆

大学入学前にメーク講習会があって、
参加者全員が「京劇」メークに。
得意げに、ワンレンボディコン京劇メーク
大学に通ってました。
それが大学生の特権だと信じてました。


●遊び猩猩

去年の5〜6月、ちょうどワールドカップの頃。
僕はイメチェンに、当時流行っていたボウズか
ソフトモヒカン(俗に言うベッカムヘア)か
ウルフカット(ギザギザでちょっと長め)に
しようと思いました。
が、散々迷った挙句に何を思ったか、店員さんに

三つ全部組み合わせてください

と注文。
結果、フロントの両サイドがボウズで
真ん中がモヒカン、
後ろがウルフカットというものになりました。

注文した時、店員さんに
「何かあったんですか?」
と聞かれ、ハサミを入れる時には
「じゃあ、すみません」
と、何故か謝られた。
その後帰宅すると家族の猛反発に遭い、
小遣いも止められ食事も食べさせてくれない
という危機に陥ったため、
一日でただのボウズになりました。


●アサイ

好きな人の気をひこうと、大阪弁を使い始めた。
職場のみんなは急なことで驚き、
関西出身の人には「やめろ」と言われても、
調子に乗ってしばらくやっていた。

今思うと、すごく恥ずかしい。


●メロンパン

大学2回生の夏に思い切って、パーマをかけた。
その直後駅で会った友達に

昔の草刈政雄みたいだ

と言われた。
うれしくなかった。


●ゴング

中学時代に、少しイジメに遭い、
高校時代には「引きこもり」気味だった我が弟。
「明るくなれ!とは言わんが、
 ウジウジしてても始まらないよ。」
との私の言葉に
「男らしく逞しくなって見返してやるから心配しないで。」
と。
折りしも季節は夏。
ランニングにジーンズ半パン姿で、
大仁田厚に傾倒し、弟子入り志願までした。

門前払いされてから真面目に高校を卒業して、
無事社会人してるけれど、
今では本人もなぜあの頃、
イメチェンが大仁田厚だったのか不思議がっている。

2003-04-10-THU

●ねこまくら

思いっきり地味で物静かなうちのお父さん。
以前、お父さんが
一人でアメリカへ旅に出たことがありました。
帰国したお父さんを飛行場で出迎えてビックリ。
派手なサングラスをかけ、
アロハシャツをボタン上4つぐらい開けて着て・・・

思わず「やめてぇぇ〜〜」と叫びました。

あのお父さんをあんな風にしてしまったアメリカ、
恐るべし。


●ケリー

中学生の頃、家に帰ったら
ベッドに、
何やら青黒くて丸いようなモノがあって驚いてると
それは、お兄ちゃんの刈りたてのスキンヘッドだった。
数日後、通学路ですれ違った時のお兄ちゃんは
坊主頭にピンクのフレームのサングラスをかけており、
心臓が1.5秒止まった。
痛かった。


●そんな化け物じゃない!

大学に入る少し前。
クリスチャンディオールのメイクさんを紹介してもらい、
メイクを施してもらった。
眉を整え、下地を塗り・・・目にメイクを施してくれた。
そこまでは良かったのだが。
顔にシェードを入れられ、顔に凹凸を作ったらしい。
出来上がった鏡を見てみて私はとっさに、

デーモン小暮じゃん!

と激怒!
怒り狂っている私をみて、
う〜ん、やりすぎたかなとメイクさん・・・
それ以来、ばっちりメイクをする事はない。


●まりお

美容室に行くたびに
MAXのレイナちゃんにしてくださいだの、
稲森いずみちゃんにしてくださいだの言いつづけていたが、
出来あがりがいつも納得いかない。
美容師サンの腕が悪いのだと思っていたが、
ナオミキャンベルにしてもらったときにやっと気がついた。

顔がちがうのだと。


●りんご

まだ小学生だった弟がある日、
洗面台に置いてあった父の髭剃りを
興味深げに眺めていた。
「それ、触ると怒られるよ。」

次の瞬間、振り返った弟の顔には、
左の眉がなかった。


●リキコ

小さい頃からずっとショートカットだった私。
高校生の時、髪を伸ばし、
ついでにダイエットもして
大幅なイメチェンを図りました。
しかし、リバウンドして余計太ってしまいました。
そんな私を見て父が一言。

いよっ! 我が家の長州力!

それ以来10年以上ずっとショートカットです。

2003-04-09-WED

●yumi

私ではなく、姉のイメチェン。
真面目な姉は高校卒業と同時に始めてパーマをかけてきた。
その頃はソバージュが流行っていて、
どうやらそうしたかったらしい・・・
が、帰ってきた姉の頭を見て
涙が出るほど笑ってしまった。
どっから見ても「サイババ」そのもの。

かなりショックを受けていた姉は
次の日、静かにパーマをとりにいった。


●ありがとう!

控えめなイメージを覆したくて、
クールビューティを目指していた中学2年の夏。
「ガラスの仮面」の主人公、北島マヤが、
役作りの苦労を超えて
「(この役を)つかんだ、あたし演れる!」
という時の表情にモーレツに痺れ、
白目をむくのが最高にクールだと思った私は、
写真を撮られるたびに白目をむくようになりました。
現像された写真を見て、クラスの男子に

うわ、心霊写真?

と言われ、やっと目が覚めました。


●もよ

わたしのクラスに
天然パーマで頭が盛り上がっている髪型から、
ブロッコリー」と呼ばれている男子がいた。
彼はそう呼ばれているのが嫌だったらしく、
夏休み中にストレートパーマをかけて
イメチェンをはかったが、
下から天パの毛が生えてきてしまい、
学校が始まった頃には
「モッコリしたストレート」になっていた。

結局イメチェンはしたものの、
アダ名が「キノコ」に変わっただけだった。


●おーしゃか

年も年なので、
今年からはおしとやかに
落ち着きのある大人の女性を目指そうと、
服装も変え、言葉遣いも意識して
丁寧に話すようにしたら
暗くなった。」と言われました。


●マルサンキュウ

私が高校生の頃、
ちょうどキョンキョンが刈り上げにしていた頃でした。
くせ毛だったのにもかかわらず、
キョンキョンを夢見て髪を切った私。
10年経ったごく最近、仲の良い友達から

ウケを狙ってやったのかと思っていた。

と。
純粋に、モテル子を目指したんですけど。


●並みな女

某国立大学に合格した勉強一筋だった賢い男友達。
「おれさ、大学に入ったらイメチェンしてさ、
 サーファーになるぜ!
それを聞いていたもう1人の賢い友達

その前に、時代の波に乗れ」。


●stuka

高校三年生の夏にトレインスポッティングを見て
あんなふうになりたいと思い立ち、
坊主にしました。
当時はメガネをかけていたのですが、
友人にダライ・ラマに似ていると言われた。

2003-04-07-MON

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