MUSIC
虚実1:99
総武線猿紀行

総武線猿紀行第211回
「恒例:今年の気分のクリスマスアルバム」


もうクリスマスですかあ、2週間きりましたね。
というわけで、緊急緊急!
今年もクリスマスアルバムを紹介します。
クリスマスの準備は、時に、前年、数年前から。
良いクリスマスアルバムを見つけても、
25日になっていてしまったり。
送られてくるのが3〜5週間だったり。
買っても、その年は、うまく使えなかったり。

そう。クリスマスアルバム道は数年がかりです。
昨年このページで紹介した、
間に合わなかった「スモーキーロビンソン&ミラクルズ」
今年は、いい感じで鳴ってます。
あきらめずに数年がかりで寝かせたアルバムも
ちょうどいい鳴りどころだったりします。
さて、今年の気分はなんでしょう?

ズバリ「栗コーダーカルテット」の
「栗コーダーのクリスマス
 ~The 12 days of Christmas~」です。



このジャケットに注目。
右から2番目の子は
タテ笛を鼻の穴の中に突っ込んでいます。
この親族殺人や世界的な戦争危機の昨今、
その世相をカワせるのは、スットンキョウなタテ笛の響き。
あのキョロちゃんでおなじみの
「ポッポコポッピッピー」なサウンドです。
森の中で迷い込んだウリ坊のように間抜けでかわいい音色。
鳴っているだけで、イライラが溶かされます。
クレジットによると初発売は97年?
でも新装発売の今年は、まさに聴き時でしょう。

次のオススメは、
ジョン・レノンの命日も印象的に過ぎた今、
ビートルズのパロディバンド「ザ・ビートマス」の
「4人はサンタクロース」。



ビートルズの曲のアレンジで、
クリスマスソングを届けるのですが、
メチャクチャ凝っている。
8曲目「赤鼻のトナカイ」は
なんと「タックスマン」をそのままのアレンジで歌いきる
驚きのマニアックぶり。
これも発売は1994年と早かったですが、
「レットイットビーネイキド」やベスト盤で
ビートルズサウンドの
アナログな凄さが見直されている昨今の、聴きどきですね。
ショップにも必ずよく売ってます。

買えないので申し訳ないご紹介ですが、
僕がマニアとして集めている
ブロッサム・ディアリーという、
小鳥のような声をしたジャズ歌手のクリスマスアルバムは
ぜひお聴かせしたいですね。



最近は、「リラックス」誌で大特集されるなど、
「カフェ・アプレミディ」ファンにも大人気の彼女、
この91年のアルバムは、もともと、
インディーズ発売なので超レアになってしまいました。
再発希望ですが、できたら、癒しの必要な今年に聴きたい。

さて、楽曲別では、昨年
ワム!の「ラスト・クリスマス」をオススメしましたが、
今年は英国と日本だけで人気の
イブシ銀AOR親爺クリス・レアの
「ドライヴィング・ホーム・フォー・クリスマス」
をオススメします。
顔はこんなだけど。



原田芳雄さん的です。
歌はひたすらサワヤカな壮年オヤジ。
この大人の余裕で優しく包み込むシブい歌声で、
下心を爆発させたいカップルはおそらくいちころ。
ベスト盤に入っています。



さて、自分の関係の盤でも聴かせ時の物をあたりましたが、
ジャケットが今年の気分だな、
と思ったものが出てきました。
おととしに発売した「ガトーロマンティーク」という
雑貨屋キャトルセゾンのフレンチを中心とした
オムニバスアルバムです。
作ったときには、ちょっと地味かと思った
濃いブルーのジャケットが、
今年の気分にとてもフィットするような気がしたので、
急遽、特別ウェブ販売を開始します。



中身はとてもムーディー。
これで二人はラブラブ、一人身の心も二人身にします。
ここで視聴できます。
http://www.jla.co.jp/amusement/html/whats_newq3.html
今回は、2,500円送料込みの特別価格。
そして「ほぼ日」販売のみ
特典をバリバリつけちゃいます。

1、サエキの新曲CDR
2、初版のみのキャトルセゾン特製キャンドル
  (写真前方に移っている赤いキャンドル)
3、届いてお楽しみのプレゼント

クリスマスに間に合うかな?
ご注文は、
「ガトーロマンティーククリスマスフェア」
Pearlnet 棚谷まで。
pearlnet@nifty.com

それでは、良いクリスマスを!

サエキのHPがブログになったよ。
トラックバックとか、コメントとか入れてくれんかいのう。
http://www.saekingdom.com/

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2004-12-15-WED
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