 |
| 虚実１：９９ 総武線猿紀行 |
| 総武線猿紀行第１１８回「最臭兵器のナゾ」（その２） 興味のつきない「最臭兵器」ですが、 グーグルでウラをとろうと思ったのですが、 全く出て来ません。 出て来たのは大友克洋製作総指揮・監督・脚本・原作の 「ＭＥＭＯＲＩＥＳ(1995/日)」という映画で ３作からなるオムニバスアニメーションのひとつが 「最臭兵器」。 ひょんな事から強力な異臭を放つ 最臭兵器と化してしまった男と国家の攻防を コミカルに描く作品だそうですが、 大友さんの描く臭気についての話は そのクールな画風と対比してとても面白そうですね。 匂いの問題はデリケートで、 この話しもアニメだからいいようなものの、 実写でやったら俳優を選ぶだろうな。 けっこうイメージつくぞ〜〜！ 検索で出て来ないと、 本当に「最臭兵器」なるものがあったのかどうか？ 不安になります。 一応報道されてたんですがね。 まさか夕方６時台にパロディはやらないですよね。 ＴＶではいつそんなパロディをやっていてもおかしくない。 現実って何？って感じです。 ともあれ、現実的にはミニ「最臭兵器」はたくさんいます。 男性でも女性でもオナラがでてしょうがない人いますよね。 大変ですよね。隠すの。 ある姉妹のお姉さんが 年がら年中オナラがでてしまうそうで、 それは外ではなんとか隠しているのですが、 姉妹の間では遠慮なくカマすそうです。 家族だとなぜ安心して、平気でしてしまうのでしょう？ その臭気たるやとてつもなくスサまじいものらしく、 女性もスゴイな、と思いました。 見る目が変わりますね〜〜。 同棲だの結婚したらそういうわけにはいかないですよね、 しばらくは。 でも無理をして我慢したりするのは非常に体に悪いから、 クサい仲になっていく。 実際に生きてる最臭兵器として活躍する 友人等の話もしたいですが、やっぱりハバかられるですね。 文章にすると匿名ででもなあ。 フランスの歌手・故セルジュ・ゲンスブールは 唯一の小説を残しており  「ゲンスブール X2（ダブル）ノワール」 （ペヨトル工房刊 定価： 本体1600円＋税、 四六判144ページ ハードカバー） という本に収録されてます。 田村源二訳の「エフゲニー・ソコロフ」という小説です。 以前は「スカトロジー・ダンディズム」というタイトルで 単行本化されてました。 内容はとてつもない腐敗臭のする オナラをし続けながら生きている男の話しで、 大腸の発酵の様子はちょっと見物です。 「ついには、スポロゲネス菌、ソルデリ菌、 ビフェルメンタス菌、ペトリフィカム菌 といった私の腸をねぐらにして 悪臭をどんどん生産しつづける嫌気性細菌の 崇高な名前まで発見することになった。 研究はさらに進み、 私の腸には一定のガスが常に留まっていて、 外の気圧とのバランスをたもち、 腸の蠕動を促進し調整するという 二つの役目もわかったし・・・」 ゲンスブールがひょっとしたらオナラ人間なのでは？ という憶測が脳をかすめます。 そうじゃないかな？ でもだとするとジェーン・バーキンも ブリジット・バルドーも、 カトリーヌ・ドヌーヴという稀代の美女達も、 そのおならの匂いをかがされたことになる？ 何故かギリギリで そんなエピソードがロマンチックに思える・・・。 「シュトルツァーは 美しい女たちを何人か紹介してくれたが、 みな批評家ぶって馬鹿な分析を口にしたので、 わたしはくるっと背を向けるや女どもめがけて屁をひり、 悪臭の気泡は牝たちのはなつ香水で変容しつつ上昇し、 鼻先でパチンと割れて シャンパングラスの発散する ほんのりと酸っぱい香りと混ざり合った。」 大友さんも、文字通り戦争ものに仕上げた 「最臭兵器」ですが、 フランス人のゲンスブールにかかっては、アバンギャルドな ロマンチックの道具になるということでしょうか？ （この項終わり） イベントの御知らせ フレンチとモッズを融合したイベント始めました モッズの６０年代ダンス講習会が 午後８時から同会場で行われますよ。 これはおトク！ ２月２３日土曜日 DJ Lounge SONORA （元ミント・バー、六本木インクスティックのあった場所） WISKY A GO GO PRESENTS "MIDS"(MOD & FRENCH) ＤＪゲストはなんとシノヤマキシンも注目した カメラマンでもある常盤響さんです！ 21:00open 5:00close \３０００(２D) サエキけんぞうモッズグループblues dress、 DJ POOKY（フレンチ）共同プロデュース。 ６０年代のイギリスとフランス、 音楽とファッションの融合。 が月一で開催するＤＪイベント！ 毎月豪華なGuestが登場するぜい！ ベストドレッサー賞、DJバトルもあります。 そして、このイベントの第一目的はズバリ！ ボーイミーツガールです！ フレンチは女子ばかり、モッズはオトコノコが多いカラ。 でも普通のかっこうでも十分です。 DJ Lounge SONORA 六本木星条旗通り 03-3403-1537 |
2002-02-18-MON
戻る |