|
総武線猿紀行第１２０回
「グルグル風邪とは？」その２
う〜、グルグル風邪１０日目ですが、
グルグル止まりつつも、う〜です。
まず、前々回の「最臭兵器」ですが御便りが来ました。
null さんからです。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
初めましてサエキさん。
いつも連載楽しく読ませていただいております。
今回の最臭兵器ですが↓のことではないでしょうか。
http://b2o.nikkei.co.jp/contents/news10/
afternoon/20020107eimi010707.cfm
http://www.zakzak.co.jp/top/t-2002_01/3t2002010705.html
ちょうど我々のラボに今年入った新人の一人が
超人的ワキガ君で、
彼がいると全く仕事にならない日々が続いていて、
この記事を目にしたときは笑うに笑えませんでした
(や、やはり兵器になりうるのか、、、)。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
う〜ん、この記事は米国のものですね。
やっぱり実用開発されているようです。
僕の見たのは日本国内のものでしたが、
その記事はやっぱりないですね。
分生生物学？分子生物学の誤植かな？
分子生物学では匂いはやらなないのでしょうか？
嗅覚細胞って面白い形しているんですよ。
なんか常田富士男さんを思い出させる細胞の形です
（なんじゃそりゃ）
ちなみに僕も中学時代、
体操服を隣りのワキガの少年と共用しており、
（というか貸しており）
僕自身もワキガになったような日々が続きました。
親友なら匂いまでも一緒！、ですね。
さて、いよいよグルグル熱についてですが
同好の士、かわ豆さんより御便りいただきました。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
はじめまして、こんにちは。
いつもほぼ日の連載を拝読してます。
今回の連載はとても興味深かったです。
そう、わたしも年に１回の
〈ぐるぐる〉に悩まされているのです。
サエキさんは（仮に）風邪と書かれていましたが、
わたしの場合は夏にやってくるので
夏バテの一種だと思ってました。
でも確かにわたしも平熱３５．５度で
ほとんど発熱しないタイプなので
熱なしの風邪だったのかも・・・？
（そもそも風邪と夏バテはどう違うのか
よくわかりませんが）
吐き気がして景色がぐるぐる回って、
目を瞑っても体が回っててあれは本当につらいですね。
初めての時はヒッチコックの「めまい」を体現した！
と興奮ぎみにふれ回ったりしましたが。
同世代の友人（３０代半ば）が
「それは自律神経のモンダイではないか？
婦人科系の症状かもしれないよ」
というので、一度ちゃんと病院に行きたいなと思いつつ
普段は忘れている＆発症した時には動けないで、
数年ほったらかし状態です。
梅雨どき〜夏に、
またあいつがやってくるかと思うとちょっと恐怖です。
ということで（この頁つづく）がどうなるのか
楽しみにしております。
長々と失礼しました。
かわ豆
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
ありがとうございました。
に・似てる。
ただ、夏にやってくるということは、風邪ではないかな？
実は今回の症状を耳鼻科の先生に相談したところ、
真っ先に「自律神経系の症状かもしんない」
といわれたのでした。
さて、現代人の伴侶ともいえる症候群、自律神経失調症。
自律神経失調症や風邪っていったいなんだろう？
病気として認められているのか？
認められていないのか？これが実は微妙なのです。
しょう【症】という言葉は
「病気の性質。病状」を指しているだけで、
病気そのものではありません。
しょうこう‐ぐん(シャウコウ‥)【症候群】についても
「いくつかの症候が、常に相伴って認められるが、
その原因が不明の時、または単一でない時に、
病名に準じたものとして用いる医学用語」
となってますが、早い話、
「病」まで昇格してない症状を指すものなのです。
風邪という「病気」も、実はこの世に存在しない。
カルテに「風邪」とは記載はされない。
「これこそが風邪」と特定できる病気ではないという。
風邪は、主にウイルスによって引きおこる、
呼吸器系の急性炎症の総称で
「風邪症候群」と呼ばれているものだそうで、
つまり「風邪っぽいいくつかの症状」を
「風邪」と呼んでいるにすぎないということなのです。
（ウィルスが特定されるインフルエンザは別）
う〜、だから風邪でどうのこうのというのは
気が引けるのであります。
その後ろめたさの原因はそこにあるのです。
例えば、グルグルの原因が内科にかかって
「ストレス」「自律神経ですね」などといわれたとしよう？
だから？なに？って思いませんか？
ストレスが病因だからとわかったからといって、
何をしてくれるわけでもない。
それで気をつければ済むものなのでしょうか？
ストレスためないように、って果たして
科学的な医者のアドヴァイスといえるのでしょうか？
実は僕らの社会はこんな身近な問題の答えを
ハッキリ持っていません。
ひとついえることは、グルグルが止まったら仕事するし、
グルグルしてたら仕事にならない、
それだけのことでしかない、ってことですね。
どうも風邪、自律神経論議は
出口がないような気がするのです。
僕のグルグルの場合は
「風邪」と「自律神経」という捕らえ難いものが
２個ミックスしたのために、
ちょっとキッカイな様相を呈している。
これにさらに顎がコキコキいう顎関節症とか、
アレルギーとか花粉症とか混ざってきたらもう、
わけわからないでしょう。
そしてそれは、ゼ〜〜ンブ「症候群」、
病気じゃないのです。
果たして人間の調子悪さ、とはなんだろう？
僕らはどんな状態ならば、
調子が悪い、と胸をはっていえるのだろう？
これは回りの人間が様子を見守り、病気と思えたなら
「優しくする」こういう関係しかないような気がする。
もし症候群を「病気じゃない」とひたすら追い詰めると、
大変なことになる。
その人はホントに病気になるまで
自分を追い詰めるかもしれませんね。
自愛の仕方、これは大変に微妙な、
しかし人が生きていく上で絶妙な問題に思えるのです。
久しぶりのソロライブをやります！来てね〜〜
△ 2002年3月21日（木、祝日）
『ゲンスブール・ナイト 〜サエキけんぞうSHOW〜』
★会場、問い合わせ LIVE INN ROSA（03-5956-3463）
http://www.live-inn-rosa.com/
開場18：30／開演19：00 終演予定22：30
料金 3000円（前売 2800円）
出演 サエキけんぞう With 窪田晴男 他 レ・カプチーノ サブ&まみ
＊ＦＯＯＤ（今回は甘いもの）にカリスマ
ＦＯＯＤＩＳＴ「ＧＯＭＡ」が登場、会場で販売、
食べながらゆっくりできます！
|
