MUSIC
虚実1:99
総武線猿紀行

総武線猿紀行第129回
「新しい技術はジンワリしみる MDの巻 その2」



ご無沙汰してまして、ってのは、
突然LAにホンのチョビっつ3日、いって参りました。
あるバンドに会いにいったのです。
前回LAに行った時はサンセット大通りを
車窓から「ここは危険だから窓から眺めるだけ」と
サファリパークのように見学しただけだったのですが、
今回は安全なところを中心に
見たせいかどうか知りませんが、しごく快適でした(笑)。
昨年の9−11以後、
NYからLAに移る友人もおりましたが、
今のLAは実際かなり活気付いてるようです。
クラブ音楽もライブもとっても盛ん。
いやあ、そのスケール感には参ります。
アメリカは深いというのが正直な感想。
NOというのもいいんですが。

さて、今回はMDについてさらに深く述べます。
saeko arakiさんから。

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MDが日本だけしかないって知って驚きました。

だんだんMDが販売されるようになるのかなぁ
と思っていたのですが、全くその気配はないのですね。
一度MDを「買おう」と思い探したのですが、
どこのCDショップ(この呼び方なじめない・・・)
にでもなく、新星堂で見つけたものの
ソニーの物しかありませんでした。

しかし、おかしい!
まずケース。
厚さがCDよりもあり、1.3センチ。
縦、横が9.7センチ角、どういうこっちゃねん!
しかもアルバム名、曲タイトルが入っていない。
そしてモチロン自分で打ち込めない。
何考えてんねん、世界のソニーさん!
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そうなんです、前回も述べたけど、
日本でしか買えない不思議、ではあります。
記憶媒体のMOもひょっとしたらそうかも!
NECの98(キューハチ)コンピュータは
どうだったんでしょうか?
坂井教授のTRONを使った駅の改札マシンなども
日本独自と聞きます。
いやあ、進んでるとともにガラパゴスかも・・・。

で、MD。
これをCDの次世代メディアにしようという
動きはありましたが、うまくいきませんでしたね〜。
ジャケット小さすぎるしな〜。
確かCDの直後の導入だったような気が・・・。
あまりにも早過ぎたのか。
しかし外国がまったく参入しなかったのでは無理ですね。

買う既製品の音楽MDが打ち込めないようになっているのは
ある意味しょうがないかも。
操作できると簡単に間違って
ALL ERASEしてしまいますからね。
しょうがないんじゃないでしょうか?arakiさん??

それにしてもなんといっても小さいこのメディア、
激便利ではあります。

そしてコンピュータとオーディオが
分離してしまってる現在、
それをつなぐメディアだということがあるんですよ〜。

買ったソニーのNET MDウォークマンMZ−N1は、
コンピュータとMDをUSBをつなげて
みることができます。
(ただしボタンが使いにくいので
 買おうとしている人は要注意)
ぐいぐいと吸い上げて、
さっさとコンピュータに入れられます。
すばらしい!
コンピュータは容量に限界があるので、
CDやMDに移せるといいのですが、
これが簡単にできるのでうれしいはうれしい。
コンピュータのMP3ファイルもMDに移せますが、
自動的にアトラック3方式になってしまいます。

そう、コンピュータの音楽圧縮方式でMP3に対抗している
ソニー独特のアトラック方式、ご存知ですか?
MDが全部アトラック方式だって知ってましたか?
僕は知りませんでした。
MDは実はコンピュータうんぬんの前からアトラック方式。
というか、アトラック方式をコンピュータ用に使った
といってもいいのでしょう。
だからMDユーザーは
みんなアトラックユーザーだったんですよ。

MDの音は大変に進化しましたが、
それは10分の1に圧縮して
十分に鑑賞に耐えるこのアトラック方式あってのこと。
だからこそジンワリとしみるこのマイクロなレコーダーが
可能になるわけです。

コンピュータとMDを簡単に行き来できる
このMDウォークマンを使っていると、
コンピュータとCDももっと仲良くしてほしいな、
と思いますが、新しいデジタルコピー不能な仕様のCDは
マックでかからなかったり大変な状況になっていますね〜。

MDにはもうちょっとがんばってほしい。
そんなMDも混迷している状況の中、
自動販売機や改札用に活躍してる
マイクロコンピュータのTRONや、
結局けっこうがんばってるハイビジョンなど、
まあ、日本の新しい技術はスゴイ内容でも、
国内用を激メインになんかジンワリしみる系の
地味な感じでがんばってます。
これって国民性なんでしょうか?
う〜〜ん、なんか惜しい気がするのは僕だけ?
0戦(零式戦闘機)を思い出しませんか?
いい技術ありますよね〜、日本は、今も昔も。



6月15日(土) at青い部屋
「W杯クライマックス!クラブ・パーティで騒ごうぜ」
(W−CUP CLIMAX,
 SEE the GAME with US!)
当日\2500(1D) 外人¥1000(1D)

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午後7時30分開場
午後8時 イベント開始
午後8時30分 W杯試合開始
午前4時30分 イベント終了

総合司会&解説:かとうけんそう
http://www.manuera.com/kenso/
ライブ:高浪敬太郎(exピチカート・ファイヴ)、
パニャグルミン
http://www.pg-jp.com/Frame1.html
Picari Pon
http://home.att.ne.jp/theta/picaripon/

DJ:ウエハラケンイチ
http://village.infoweb.ne.jp/~fwje7266/
マグナロイドVJ:FACTION BLEU(青梅街道派)
http://www.bleu.ne.jp/
(プロデュース:サエキけんぞう
 http://saekingdom.tv/
 &POOKY)

「青い部屋」
渋谷区渋谷2-12-13八千代ビルB1F
03-3407-3564
http://www.aoiheya.com/

2002-06-05-WED

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