虚実1:99 総武線猿紀行 |
総武線猿紀行第165回 「スシ頭の男!サエキけんぞう、 フランスに歌う!」その1 <翻訳機ってどうよ!>の巻 みなさん、こ・ん・に・ち・わ! 大変、ご無沙汰してしまいました! もう俺のこと忘れたかい? サエキで〜〜〜〜〜す。 フランスツアー、無事大成功で終えて戻ってきました! そして12日間のインパクトを取り戻し、タップリ充電! いよいよ連載復活!であります。 さっそくですが、6月15日(日)には、 本当に久しぶりな新宿ロフトプラスワンにて 「サエキけんぞうのコアトーク」パール兄弟編 があります(午後5時開演)!キ・テ・ネ! さていよいよ、話は、ダイレクトに 4月バカの日に巻き戻ります。 <え〜あと6時間で成田からフランスへ飛び立つ状態で 原稿を書いております。徹夜であります。 気が狂いそうです(前回参照)> 後、急いで荷物をまとめ、やはり見つからない物‥‥ ノドのクスリなどを探しまくり、 終わったのが、7時30分! 直前の荷物まとめは寿命が縮みます。 なるべく、やめましょう。 今回のツアーは通訳がつきません。 なんとか英語で話しができそうですが、 致命的な修羅場がおきかねません。 そうじゃなくても、挨拶もロクにできないので、 どうしよう、と考えたのが「電子翻訳機はどうだ?」 以前、秋葉原店頭で SONYのを見たことがあるような気がします。 早速ウェブで検索したところ、SONYのは出てこない。 出てきたのは、中国製の音声翻訳機 ”VOCAL903”なる代物。 これは知らない人多いと思うなあ! http://www.noguchi-nagoya.co.jp/jmodel/lingo/tr-1000p.htm <10ヶ国語を翻訳し、音声で確認できます。 1:日本語 2:英語 3:ドイツ語 4:フランス語 5 :スペイン語 6:イタリア語 7:ポルトガル語 8:ロシア語 9:中国語 10:韓国語 それぞれの言語間で直接翻訳、 何十冊分もの辞書に相当します。 10ヶ国言語での電話帳、メモ帳、 為替レートや度量計算、世界時計、 世界をフィールドとする方の必携品。> という歌い文句ですが‥‥、 ス・ス・ゲエじゃん、このとおりだとしたら!!本当かよ! どうやら、ごく特定店のネット通販しか見当たりません。 手にとって見ないとスゴク不安。 というわけで、秋葉原に探しに行きました。 駅前の数店から回ります。 「知らないなあ」「そんなのあるの?」といわれ続けた末、 決定的なことをいう店員が出てきました。 「翻訳機というものは、 現在の日本の家電業界に存在しません。 パナソニックなどで研究しているという話ですが、 製品化できそうだ、という噂を聞きません。 現在の技術ではまだ、製品化が難しいようです。」 え、じゃあ、VOCAL903はどうなるの?中国製だけど。 その店員はその存在は知らない、 というより、はっきりいって無視でした。 (だれか持っている人いたら、お願い! レポートを待っています!) いずれにせよ、ウェブ・ページの翻訳ソフトも、 まだまだけっこうメチャクチャな訳しか提供できない現在、 翻訳マシンを作るというのは、 思ったよりなかなか難しいことなのかもしれません。 秋葉原のラジオ会館の一階、 その店員の方がその代わりに 「これならありますけど」と持ってきてくれたのが、 SONYのデータ・ディスクマン「ペラペラ・ザ・ワールド」 SONYのデータ・ディスクマン 「ペラペラ・ザ・ワールド」と付属のディスク、 および大きさ比較のためのMD。 以前、僕が「翻訳機」と間違えたのはこれでした! 電子ブック用のフロッピーを変えれば、 17ヶ国語、75カ国で対応する本機は 主要旅行会話を発音してくれる機械で、 辞書ではありません。 しかし、フランス人によると思われる発音は けっこう本格的なもので、 会話を全く習っていない人間にとっては 重宝するような気がしました。 2万6千8百円でしたが、旅行トラブルへの恐怖から、 思わず買ってしまいました。 買ってみると、けっこう愛らしい機械で 「こんにちわ」「ボンジュ!」とカタカタ遊び、 悦に入りました。 「これがあれば、フランスも怖くない!」 と荷物に最初につめた一品。 さて、この品は果たして役にたつのでしょうか? と思いながら1時間後8時30分に起床、 9時にはアタフタと成田空港に向かいます。ネムイ! 総武線沿線のメリット、それは成田が近いこと。 特に僕の住んでいる本八幡は京成線の特急が止まるため、 成田まで50分。 おも〜〜いスーツケースなど3つの荷物をかかえ、 京成八幡駅の階段をエッチラオッチラ昇ります(続く)
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2003-05-22-THU
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