虚実1:99 総武線猿紀行 |
総武線猿紀行第186回 「あけましておめでとう! お願い!格闘技に今後望むこと その1」 すみません。遅いご挨拶で。 で、さらにもう過去となってしまった感も あるかもしれませんが、大晦日ですね。 あんなに浴びるように、男の裸、 いや格闘技を見たのは生まれて初めて。 「ビートたけしの世界はこうして騙された」 を録画しながら、紅白と、格闘3チャンネルをザッピング! 忙しさもスゴイ! でも、お目当ての歌手と桜庭、 バタービーン、ドン・フライ VS ゲーリー・グッドリッジ など、そこそこみんな見られたのだから、 いかに格闘技の実際の試合時間が短いか?ですね。 まず糸井さんも新しい基準を作られようと、 揺れている視聴率ですが、やはり気になります。 21時台をみると、 NHK「紅白」後半:45.9%。 TBS「K−1」:19.5%。 フジテレビ「PRIDEスペシャル2003男祭り」8.9%。 テレビ朝日たけし:6.1%、 日テレ「イノキボンバイエ2003馬鹿になれ夢をもて!」 後半:5.1%。 テレビ東京「T-1アジアマジシャン選手権」2.2%。 だって。 この後、フジPRIDEは瞬間最大視聴率を 17,2%マークしたので、 K−1に迫った勢いといわれたわけです。 たけしが、「大晦日、俺はUFOだぜ?情けないよ」 と予告コメントした 「ビートたけしの世界はこうして騙された」にさえ、 イノキが負けたのが大きく話題になってますね。 「今回は操作できなかったのかよ?」 とかいわれちゃいますから大変です。 試合は、普段は女子プロレスしか見ない僕ですが、 それぞれ大変面白かったです。 曙戦は、なんといっても肩書きで決まり。 「第64代横綱 曙」に対して、 ボブ・サップの肩書きはひとこと「野獣」ですから。 好きなセンスです。 この戦いについて、東京新聞では スポーツライターの藤島大さんが 「真剣勝負とは何か?」と題して 大変興味深い文を寄せてます。 「浜に打ち上げられたクジラのようだった。 曙太郎にとって丸い土俵ならぬ四角いリングは、 巨鯨にとっての砂浜なのだ」と。 「鍛錬を十分せずに簡単に負けることが、真剣勝負なのか? 流血、失神するからといって真剣勝負か? ボクシング愛好者からすれば K−1の打撃戦はあまりにも無防備で、 かつてマイク・タイソン戦に挑んだフランソワ・ボタも、 なぜかK−1のリングに上がると 生命線の左ガードを上げていた」と。 つまり、K−1はわざと打たれ、 その様を見ることを娯楽とする、 やはりショウだというわけですね。 真剣勝負という期待のもとに見る客への警告として、 興味深いです。 そういえば、25年前ごろ、 猪木さんの試合を真剣にガチンコ風に扱う 熱いロック系ライターなどいたな? と走馬灯のように思い出されます。 その新日本プロレスも、最近、 八百長システムが完膚なきまで暴露された本とかでました。 考えてみればK−1も一昨年は、 イノキボンバイエと組んだわけです。 力道山の街頭テレビのころから、 いつの時代も、その時代の嗜好や、 サイズに合わせて行われてきた、 格闘技の「八百長だ!」「いやそうじゃない!」論議。 いまやそのへんどうなんだろう? みなさん、どの程度気にしているのでしょうか? 色々な嗜好の人に細分化されているということか? だんだん、アメリカのプロレスのようなショウ観に 近づいているような気も。 イノキボンバイエにも面白い試合がありましたね。 村上が開始早々「ウヒョ〜,来い!」というような調子で、 ステファン・“ブリッツ”レコ(クロアチア)を 万歳して挑発。 直ちに1R1分8秒KOされる、という結果になりました。 「ウヒョ〜〜バン!〜ガク!〜昏睡」 と、まさに週刊コミックモーニング誌に 昨年まで連載されていた、 シュール漫画家・榎本俊二さんの 「えの素」をほうふつさせる展開でした! こういう漫画的展開も楽しめるんです! (この項続く、すぐ書くから、読んでね!)
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2004-01-14-WED
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