虚実1:99 総武線猿紀行 |
総武線猿紀行第194回 「グレープフルーツとか、 果物による味付けってどうよ? 吉野家シリーズ7」 「パソコン教室」さん、行ってきましたよ、 なか卯、渋谷店。 「豚核にドン」食べに。 確かに「かくに」で「角煮」という熟語出てきませんね〜。 IMEの変換。 パソコン教室さんは行かれましたか「なか卯」には?? なか卯という店も微妙な場所にあります。 駅のまん前ではなく、微妙に横ヅレした場所に。 牛丼がメインなのか?うどんがメインなのかも 知りませんでしたが、 僕はうどんの店と解釈しておりました。 「みみう」(漢字名「美々卯」)という うどん屋もありますね。 関西いったときは、帰りの新大阪で必ず食べたもの。 手軽に食べられてハズレなし、 なかなかなかいいチェーン店です。 <「美々卯」は大阪・堺に 200余年続いた料亭「耳卯楼」を、 今からさかのぼること70余年前、 当時の主人・平太郎が「美々卯」に改めたもの。> だそうです。 ウヘエ、吉野家といい、みんな古い! では「なか卯」はどうでしょう? <昭和44年6月に 中野一夫(元:取締役相談役)が創業いたしました。 大阪府茨木市に手作りうどんの店を出店し、 屋号を「なか卯」と定めました> そうです。 こちらは新しい。 卯はやはり「美々卯」を意識しているんでしょうか? 中野さんの「中」をとったんですね。 うどん屋が牛丼を扱うようになったというパターンですね。 大阪で生まれたから麺が美味しいのでしょう。 最近、讃岐うどんが超ブームになっているせいで、 大阪うどんもそうとう危機感もってるそうですね。 駅売りなどで、「腰抜けうどん」なるものが話題です。 讃岐うどんが「腰、こし」と硬さにこだわるので、 それに反発、もともと柳ごしのような柔らかさが魅力 (だということです?)。 大阪うどんの魅力を強調したそうですが、 なにやら大阪らしい破れかぶれなネーミング、 みなさん、どう思いますか? http://www.wheatnoodles.com/x/archives/000471.html うどんは腰があったほうがいいような‥‥。 果たして結果はいかに? 美々卯もなか卯も腰はありますよね。 まあ、そんな大阪発祥の「なか卯」です。 グレープフルーツ添えという、 思い切ったルックスの「豚角煮丼」は そんな大阪だから出てきたのでしょうか? 明らかに関東的でないですね。 「腰抜けうどん」的なユーモアセンスを感じる。 550円という値段がこういう店としては高い。 待つこと4分、出ましたドーン! 横じまのある肉っぷりがよい見事な角煮が二個。 そして問題のグレープフルーツが横に鎮座。 うえ〜ん、やっぱり違和感あるよ。 「どうだ、食ってみろ」といわんばかりに挑発しています。 ご飯の上に敷き詰めているのは「かきな」?? と思われるピリっとする味の良い葉っぱ。 さて、賞味。 めをつむって懸念を隠せない我がお口に放り込みます。 アレ?ほう?けっこううまいよ。これ。 グレープフルーツのソースが 角煮の醤油系煮込みタレの甘みとスムースにつながり、 品の良いなだらかな「甘味グラデーション」を奏でている。 角煮も550円はるだけあって、 シコシコドカーンと大変豪華な出来。 角煮好きのマネージャーからは ちょっと疑問符が出てしまった、 吉野屋の角煮きのこ丼の角煮の小粒さとは、差がつきます。 (値段が値段だから当然ですが) 「かきな」??を合わせて食べ、 しつこさを中和するアイデアも良い。 心配されたオカズとご飯の分配の関係も、 角煮のでかさによって問題なく食べ終わりました。 メロンのハム添え。 酢豚のパイナップル バーモントカレー(リンゴとはちみつ) 果物の甘味と料理の意外な取り合わせ、 みなさんはどうですか? 僕はハム・メロンはいまいちかなあ。 酢豚は好きですけど。 下味として使われているカレーなどは許せても、 果物が、本来甘くてはおかしいハムなどと組まされていると 違和感感じる人は多いでしょうね? 大阪人魂が生んだ? この一品! どうですかお客さん! (「パソコン教室」さん、 教えていただいて、どうもありがとうございました) (続く)
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2004-04-07-WED
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