YAMADA

第16回 新仮説検証その4:
A型は、いつもつらい?


O型のいつもさみしい皆さま、
お元気ですか?
わたくし、「いつもさみしい」ご一行を
忘れてしまったわけではありませんよ。
ご安心ください。
この「O型は、いつもさみしい」の脱線企画、
各血液型の新仮説検証シリーズも、
とりあえず今日が最終日であります。

「A型は、いつもつらい」
この仮説に賛同されたA型さん率は、
ざっと80%でした。
メールからうなづきが発信されてるような、
共感のメールが多かったですよ。

=
O型の方が「そうだそうだ」
と共感していた気持ちがまさに今分かりました!
「自分が他人のことを懸命に考え、
 気づかっていることを、
 相手に対してわかって欲しいという気持ちが、
 すごく強い」

もーーービンゴです。
いえ、そうだったのかと自分が理解できました。
結構冷たい人と思われているのでは
と思うとつらくて泣けてきます。
つらい思いをしている人の事を思って
毎晩「あの人を守ってください」
と手を合わせるくらいなのに
本人には上手に声をかけられずにいます。
そして他の人が上手く声をかけているのを見て
つらくなります。

わかって欲しいという気持ちが強いからだったんですねー。
ちょっとはずかしい。
そして『金八先生』や『オレゴンから愛』
のようなヒューマンドラマが好き……。
(うなじゅー)


=
まさにその通りです!
いつも何かをマイナス方向に考え、つらくなり、
彼にメールを送っても返事が返ってこなければ
事故にでも遭ったのではと
ものすごく心配して気が気ではなく、
次の日返事が返ってきて
「心配してたんだよ」と言っても彼はそっけなく、
むしろ「心配しすぎ」とも言われる始末……。

そんな彼はB型です。
そんなわけでA型とB型の新仮説には
ものすごく共感いたします。
(さっぱ、静岡、A型)


「いつもつらい」が、
人によっては「心配症」にとらえられる。
気遣いのレベル設定って、
人それぞれなんですよねえ。
その原因をこんなふうに解釈する人も。

=
テレビの情報では、
A型はウイルスに弱い体質らしく、
そこから几帳面な性格が出来上がったらしいです。
確かに私はアレルギー体質であり風邪もひきやすい……。
数年前から冬場はうがいと心掛けてます。
(ぱーる)


この手の説明には、
説得力を感じちゃうんですよねえ。
続いて、
なぜつらくなるかの洞察付きのご意見。

=
私はいつもつらいA型です。

なぜつらいかというと、
相手のことを考えて、
相手がこうしたら、自分はこうしてあげよう、とか
相手はこうしたいから、
今この状態なんだろうな、とか
いろいろなシミュレーションを展開したあげく、
自分がしてあげたいことでいっぱいいっぱいになり、
結局、実行できることはちょっとだけ。

ほとんど無駄な試行錯誤(脳内)です。

やさしい(相手のことを慮るということ)、反面、
きちきちしているので
シミュレーションどおりにならないと
とてもつらいです。

なんで私だけ??性格上の問題か?と
ここ数カ月悩んでましたが。
血液型のせいだったのね!!!

うおぉぉぉぉぉ!
ビバ・A型。
(ろみお)


このように、
雄叫びまであがっております。
もう一つ、雄叫び系を。

=
O型がいつもさみしかろうが、
B型が自然と集まろうが、
AB型がいつも考えていようが、
一番つらいのはA型だ!

わかってくれよ、課長(B型)!!


(しろねこ オトコ27歳)


なんともサラリーマンの悲哀に
心を打たれますねえ。
さらにしきりに納得されている人も
いらっしゃいます。

=
つらい、つらい。たしかにつらい。
言われるまで、気づかなかったんですけど、
たしかにいつもつらいです。

必要以上にがんばっちゃったり、
気は利かないけどすごい人に気をつかっちゃったり、
うまく人と溶け込めなかったり、
あの一言で相手が気を悪くしただろうか……等々。
どれも、結局は自分を良く見せたいっていう
欲望のようなものが
潜んでいるような気がするんですけど……。
自分で自分の首をしめているのも
わかってはいるんですけど、
そういうもの全部をひっくるめて、
たしかに「いつもつらい」です。
(A型 31才 男 東京都 あまぞん)


言われるまで気づかなかったけど、
言われてみれば確かに
「いつもつらい」と言う人が出てくるとは、
この仮説、なかなかいい線行ってそうです。
各血液型の中でのA型のポジションからの、
「いつもつらい」解説もいただいてます。

=
よくぞ言い表して下さいました!
そうなんです。
「さみしい」というより「つらい」んです。
おおらかな0型が羨ましく、
堂々と我が道を貫くB型が羨ましく、
どことなく謎めいて見える天才肌ABが羨ましく、
「几帳面」だの「真面目」だの「慎重」だのの形容詞に、
自分の小心ぶりを指摘され続けている気分の、
私はA型です。
気を使いすぎて疲れます。
もっと主張すればいいのに、
と自分につっこみを入れながらも、
口ごもって、結局みんなの意見に合わせてしまう。
相手の気持ちを優先するクセがついているのか、
自分の意見を押し通すことに
強烈な罪悪感があるんですよね。
「気遣っていることをわかって欲しい気持ち」も、
すごくわかります。
例えば誉められたり感謝されたりして、
私の気遣いを受けとめてくれたんだなぁと思えると、
嬉しくてたまらない反面、
当然のことのように流されてしまうと、
ひゅるるーとココロの中に冷たい風が吹くんです。

嗚呼いっそひとりの方が気楽。
(よし)


さらに踏み込んで、
O型との関係から、
「いつもつらい」「いつもさみしい」の源泉を
考察されたメールです。

=
私はA型の女(25)です。
いつもつらいです!正にそうです。
昨日、バイト先のマネージャーと話をしていたのですが、
「マネージャーさみしいでしょ?O型でしょ」
と聞いたらマネージャーはO型だったんです!!
やっぱりそうかと思いながら、
明日、朝が早いのに無理を押して
いつもさみしいマネージャーに
朝まで付き合った私は、いつもつらいんです!

私が思うに、A型の人の辛さは、
「分かってしまうつらさ」
じゃないでしょうか。
いつもさみしいO型のマネージャーが
もっと遊びたい、楽しい
から帰りたくないと思っていることが
分かるからつらくなるんです!
と、言うことはA型のつらさの源泉は
O型のさみしさなんですかね。
考えさせられます……。


「いつもさみしい」と「いつもつらい」が、
磁石のプラスマイナスみたいに、
セットで生まれてきているとしたら、
これはややこしい問題です。

=
こんにちは。
初めてメールいたします、
28歳・女・マロンです。

5人家族全員A型の、生粋A型として育ちましたが、
本当に、いつも、つらいんです。

つらいのが性分かと思っていましたが、
A型の人がいつもつらかったとは。

私にとって「いつもつらい」とは、
万年肩こり、みたいなものなんです。
肩が重いのがつらくても、それに慣れている自分もいて、
何かの拍子に、この「肩こり」が取れたとしても、
つらくない?!いいのだろうか・・・?と、
つらくない状況に不安になります。

もともと不安症なところが多分にありますが、
A型の人がみんなつらかったとしたら。
人生が変わる気がします。

ちなみに、夫はO型ですが
「いつもさみしく」はないようです。


ふむふむ「いつもつらい」って、
そういう症状みたいなものなのか、
と感心していたら、
な、なんと、妻よりの投稿でした。
まったく人間理解とは、むつかしいもので、
今までそんなこと聞いたことなかったんですけどねえ。
あたたた。
はい、わたくし、
「いつもさみしく」も「いつもつらく」も無い、
O型であります。

=
あまりに驚愕したので、おたよりしました。
A型のところを読んでいたのですが、
途中までは
「そんなことないよ。
 そんなことないってば!」
と思っていたのですが、
なぜか結論部分の
『A型はいつもつらい。』を読んだ途端、
なぜか「そぉ~だったんだ!」と合点がいきました。


自分でも表現できなかった感情、
いつも何か、苦難に耐えているというか、
「人生って苦しいね。」というような気持ち。
それは『つらい』だったんですね。わかりました。

今までO型さんの
「いつもさみしい」特集を読んでいて、
「けっ、笑わせるんじゃないよ。」
って思っていたのですが(すいません)、
A型は『いつもつらい。』って、
気づかせてもらったら、
何かO型の人の「いつもさみしい。」
に共感できるようになりました。

これは、ちょっと難しい言葉で言うと
「自己認知領域の拡大」とでもいうべきことですね。
いや~、よかった。何が?と聞かれるならば、
それは「ほっとした感じ」です。
「肩の荷がおりた。」まではいきませんが、
「あぁ、そ~なんだ。」という気持ちです。

ちなみに私は、勿論A型、48歳、男性です。


「自己認知領域の拡大」、いいですねえ。
なんだか、二つの異なる文化に交流が起きたような、
そんな気分でメールを読ませていただきましたですよ。

こういうご意見に接すると、
血液型ネタの効用というものを感じますね。
つまり、ふだんは人に尋ねなかったり、
自分では好んで言い出さないようなことを、
血液型を枕にして、
きっかけにして、
お互いに表現しあう。
そのことで、自分が今まで想像もしなかったような、
他人の意識とか習性とか、深い考えとか、
そういったものをうかがい知ることができる。
その違いを理解することはできなくても、
その違いに共感することはできなくでも、
その違いがあることをわかることができる。
だから、違いを排除するのはやめようよというか、
違いをむしろ楽しもうということに、
結びつくんじゃないかと思うわけです。
よく知ることとは、平和なことかな、
と考えるわけです。

そんなことで、
「いつもさみしい問題。」第2楽章も、
一通りの血液型の仮説について、
コール&レスポンスが済んだことですし、
そろそろあらためて、
「いつもさみしい問題。」の本道に戻ろうかと
考えております。

まずは、みなさんから大量にいただいている
『いつもさみしい音楽』を
ご紹介していきたいと思っとります。
そんなことで、来週の展開をお楽しみに~!



『いつもさみしい』音楽募集中!
音楽についての更新部分はこちら

『いつもさみしい』に効く歌を教えてください。
以下項目をコピーアンドペーストして
お送りいただくと便利ですよ。
___________________________

●お名前(ペンネーム)
●性別
●年齢
●あなたの血液型
●『いつもさみしい』ですか?
 (あてはまる項目を残してください)
 はい、いいえ、どちらでもない
●「さみしい」音楽、もしくは曲のタイトル
●アーティスト名(わかるかぎりで構いません)
●「さみしい」音楽、曲のライナーノーツ(紹介文)

___________________________
これらを記入して
postman@1101.comまで
件名を「さみしい音楽」としてお送りください。
あの、自作自演のテープは送ってこないでくださいね。

■件名を「いつもさみしい問題。」にして、
  postman@1101.comまで、
 ぜひ感想をくださいね!
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2004-09-10-FRI

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