YAMADA

第20回 なぜ血液型がO型だと、
いつもさみしくなるのか?(その2)


今日は、
前に一度まとめて取り上げた、
「なぜ血液型がO型だと、
 いつもさみしくなるのか?」の続きを
ご紹介していきたいと思います。

最初に、
今まで無かった視点のメールからです。

=
こないだ、テレビで
インドでは、O型が几帳面な性格だといってました。

日本で言うところのA型です。
どうやらA型が几帳面だということは
世界共通ではないようですね。
(はな)


インドでは、O型が几帳面とされ、
日本で言うところのA型役をしているって、
おもしろいものですねえ。
インドにお住まいの
「ほぼ日」読者の方がいらっしゃいましたら、
ぜひ詳細情報をお知らせ下さい。

諸外国では血液型の性格診断って、
日本とはまったく違ったり、
そもそも無かったりするでしょうから、
そのあたりのことも、
ぜひメールをいただければと思います。

あ、ついでにお近くに
諸外国の人がいらっしゃいましたら、
ぜひ「いつもさみしいですか?」と
聞いてみていただいて、
レポートをください。

英語の場合ですと、
そうですね、
“May I ask Your blood type?”
“Do you feel lonely at every moment?”

とでもなるんでしょうか?

あらためて英語にしてみると、
「いつもさみしい」が
本来兼ね備えている珍妙さが際立ちますねえ。

「いつもさみしい問題」の
グローバリゼーションのために、
ご尽力いただければ幸いでございます。

さて、話は変わりまして、
前にこのテーマを扱った回で、
輸血に基づく「O型は、いつもさみしい」説を
最有力仮説としました。


他の血液型と違って、
O型は同じO型からしか
輸血してもらえない。

そのせいで他の血液型との血の連帯感も薄く、
輸血してもらえる人に出会える確率が一番低い。

だから、いつもさみしいんじゃないか?
という説です。

それに対して、
いただいたメールから
2通ご紹介したいと思います。

=
自然状態では輸血はできないのですから、
輸血してもらえないからさみしいというのは、
やっぱり無理ですよぅ。
血だけではなくて、
臓器でも何でも普通は融通できないし、
無理矢理、融通しても、
免疫系を騙しながらでないと維持できないのです。
(にいるぴと)


なるほど!
「もらえるものはもらっておけ」的な
リアリスティックなところもありますもので、
O型は「あげられても、もらえない」という、
なんか損してる感じも、
「いつもさみしい」につながるかなと
思ったんですけどねえ。
もう1通、こういう情報を寄せていただいています。

=
輸血と血液型の話ですが、
確かに昔は
『O型は誰にでも血をあげられる』と教わりましたが、
現在は同型にしかしないと認識しています。
緊急を要する場合
(血液型がわからない、確認しようがない場合)
例外としてO型を使用するようです。

(ヒカル)

この医療現場の実際みたいなお話も、
わたくし知りませんでした。
はぁ〜、同型同士の輸血が基本なんですね。
『ER』みたいな時しか、
O型は出る幕がないというのは、
「いつもさみしい」
ってことにならないですかねえ。
さらに、

=
例外としてO型を使用

例外としてしか使用されないのかよう!
っと、思って
「いつもさみしい」気になりましたけど。
あ、だんだんO型が「いつもさみしい」って、
わかってきたぞ。
おれ、ついに「いつもさみしい」仲間入りか!

それはさておき、
頭で意識しているものより、
血が無意識に感じ取ってるような
話が好きなんですねえ。
「血が騒ぐ」という言葉も好みですし。
そんなことを思っていたら、
ちょうどいい新たな血メールが入ってましたよ。

=
今付き合ってる彼がいて、多分その人と
ずっと一緒にいることになるだろうと思うんです。

でも、その人AA型なんです。
私(O型)が産む子、全員A型なんです。
A型しか生まれないんです。
きっと子供たち+彼に
「ママはおおざっぱすぎるよ、だからO型はー」
って言われるのも目に見えてます。

その人の子供はすぐにでも産みたいし
生まれたらとっても嬉しいと思うんだけど
絶対自分と同じO型の子が生まれないわけです。

嬉しいけどさみしい。さみしいけど嬉しい。
(めぐぴんぐ@東京)

みなさん、
「なるほど〜」っていう気になりませんでした?
そりゃ、その宿命的な仲間はずれ感は、
「いつもさみしい」でしょう、と
思わせる迫力がありますよね。
相手がBB型、AB型でも
同じことが起こるわけで、
この劣勢遺伝子な境遇ってのも、
ぽつねんとした孤立感を感じさせますしね。
また、このひと、
結婚もする前から、
相手との子供のことを考え、
さらには、
その子供のセリフまで想定しているわけです。

はい、賢明な「ほぼ日」読者のみなさんなら
お気づきだと思います。
あの「先走りさみしい」が、
てんこ盛りじゃありませんか!
このメールをいただいた
めぐぴんぐさんには、
「O型はいつもさみしい」仮説の
ポールポジション(暫定)を差し上げます。
おめでとうございます!
トロフィーが無くて、すんません。


やっぱり人間心理や性格からの説明よりも、
生物的な説明のほうが、
キュンとしますよねえ。
わたくし、35才のおっさんですが。
ではでは!

■件名を「いつもさみしい問題。」にして、
  postman@1101.comまで、
 ぜひ感想をくださいね!
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2004-09-23-THU
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