久しぶりに
袋インスタントラーメンの自分ブームがやってきています。
「若いころはよく世話になったけど‥‥」というやつで、
カップ麺と合わせても、
今では月に一度食べるか食べないか。
そんな程度だと、これは前に食べたことがあるけど、
どうだったんだっけ?
うまかったのか、それとも好みじゃなかったのか?
ということを忘れがちであり、
それをはっきりさせたいと思った。

一日に1食、ときには2食、
味を変えない程度に野菜を入れつつ、
「麺は細すぎるが、悪くない」とか
「いつまでものどの渇きがとれない」などと
メモしていくのだ。
もちろん調査期間内は、外でラーメン店には入らない。
というか、さすがに入る気にならないのだった。
めぼしいものを食べ調べていくうちに、
残念ながらこれはもう買わないだろう、という製品が
見えてきて、とても気持ちいい。
だが、舌は疲れてきた。
一休みして、自分ラーメンを作ろう。

【材料】
・生中華麺
・しじみ
・豚もも肉
・キャベツ、タマネギ、ニンジン、しめじ

昆布を入れてしじみを煮て、貝をとりだしておく。
煮汁に豚肉と野菜を入れて煮て、
酒、みりんほんのちょっと、塩で味つけ。
盛りつけてゴマ油をたらし、いりゴマをちらしました。

汁ものとしてはおいしいが、
ラーメン汁としてはもの足りないという、
いつもの自分ラーメンと同じ感想になった。
塩をもっと入れれば、中華だしの力を借りれば、
あるいは肉をもっと脂のあるところにすれば、
とは思うのだが、逆にこの、店では出せない、
製品にはなりえない味こそが自分で作る醍醐味ともいえ、
舌も喜んでいる。

2008-10-09-THU
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