少年時代のバターの思い出といえば、
炊きたてのご飯にのせるバター醤油ご飯だ。
バター納豆も好物だった。
バターのせご飯に納豆をかけるのを進化させ、
スプーンにとったバターをガスレンジの火で溶かして
納豆にまぜこむ、という工夫をしたりした。
給食でコッペパンにマーガリンを塗って食うのも
最高だったし、人生で一番バター類を
消費した日々だったことはまちがいない。
甘いものも好きだったため、
小学校高学年のころは小デブ気味だったが、
中学で運動部に入り新聞配達を始め、
あっという間にやせたことを、
まぶしいような気持ちで思い出す。
意識的にバターや甘いものをへらした記憶はないが、
どんな余分な栄養素も、体がガンガン使ってくれた感じ。
バターといえばパンだが、今回は汁ものにしてみよう。
北海道系のラーメン屋にはバターのトッピングがある。
もっとも、塩バターラーメンはインスタントも含めて
人生でたぶん5回ぐらいしか食べていないし、
味噌バターは1回ぐらい。
醤油バターは食べたことがない。
ラードやバターをがぶがぶ飲まないと
とてもやってられない、
北海道の厳冬期を思わせるメニューであり、
おいしいけどいくらなんでもカロリー過多だろ、と
思っていた。
が、自作ならバター以外の油脂を
極力減らせるということだ。
ふだんは常備していないバターを久しぶりに買ってきた。
【材料】
・キャベツ
・モヤシ
・タマネギ、ニンニク、豚肉
・中華だしの素、昆布茶、バター
ニンニクとタマネギと豚肉を炒めた使い回しおかずに
水を足し、汁のベースとした。
キャベツとモヤシは炒めずに、煮て加熱。
バターの味と香りがとてもごちそうだ。
具だくさんスープとして作ったが、
麺を入れれば立派な塩バターラーメンになるだろう。
買ってきたバターがまだあるので、
バター醤油ご飯なども近いうちにやるかもしれないが、
「部活や新聞配達はもうできないんだからな!」
ということは忘れないようにしたい。
2009-03-19-THU |