-和田さんによる解説-
明烏(あけがらす)
商家の若旦那、時次郎は親も心配する世間知らずで、
いい年になっても女を知らない。
初午の日。町内の遊び人、源兵衛と太助が
「お稲荷さんへの参詣」と嘘をついて吉原に誘い出す。
じつはこの計画、大旦那の描いた絵図面で・・・。
八代目桂文楽の十八番。この噺を聴きたい客が多すぎて、
文楽はほかのネタを出来なかったという伝説もある。
文楽没後は志ん朝の得意ネタ。
そのあとは小朝が巧く継承していた。
三人の系譜をみてもわかるように、
廓噺といっても「きれいごと」であることが大事なのである。
商家の若旦那、時次郎は親も心配する世間知らずで、
いい年になっても女を知らない。
初午の日。町内の遊び人、源兵衛と太助が
「お稲荷さんへの参詣」と嘘をついて吉原に誘い出す。
じつはこの計画、大旦那の描いた絵図面で・・・。
八代目桂文楽の十八番。
この噺を聴きたい客が多すぎて、
文楽はほかのネタを出来なかったという伝説もある。
文楽没後は志ん朝の得意ネタ。
そのあとは小朝が巧く継承していた。
三人の系譜をみてもわかるように、
廓噺といっても「きれいごと」であることが
大事なのである。