-和田さんによる解説-

船徳(ふなとく)

大店の若旦那、徳兵衛は放蕩がすぎて家を勘当。
柳橋の船宿に居候している。
あるとき、ふいに「船頭になりたい」と言いだし、周囲を困惑させる。
四万六千日(浅草寺のほおづき市)の日、
二人連れの客を乗せて船を漕ぐことになるが‥‥。
『お初徳兵衛』という古い人情噺を明治期に活躍した
三代目・三遊亭圓遊が滑稽噺に改作した。
八代目桂文楽が舞台背景を大正時代に定め、
十八番にしていたものを志ん朝が継承。夏の噺である。

大店の若旦那、徳兵衛は放蕩がすぎて家を勘当。
柳橋の船宿に居候している。
あるとき、ふいに「船頭になりたい」と言いだし、
周囲を困惑させる。
四万六千日(浅草寺のほおづき市)の日、
二人連れの客を乗せて船を漕ぐことになるが‥‥。
『お初徳兵衛』という古い人情噺を
明治期に活躍した
三代目・三遊亭圓遊が滑稽噺に改作した。
八代目桂文楽が舞台背景を大正時代に定め、
十八番にしていたものを志ん朝が継承。
夏の噺である。