『はじめての落語。』瓦版。
春風亭昇太さんのCDブック発売
もしかしてほんとに落語、きてます‥‥?
おかげさまで増刷が決まりました!


ひゃっほぅーー!
いやっふぅーー!
きゃっほぉーー!
『はじめての落語。』、
増刷が決まりましたっ!
ほぼにちわ。
アロハ・トミタです。
奇声を発しながらのご挨拶、失礼しました。

これもひとえに、
『はじめての落語。』を
手にとっていただいたみなさまのおかげです。
どうもありがとうございます!

思い起こせば、『はじめての落語。』は
いつも以上に先の見えないプロジェクトでした。
もともと「ほぼ日」での自社出版は
つねに挑戦と手さぐりと決断の連続で、
月なき闇夜を、灯りを照らすかわりに
笛太古を鳴らしながら進むようなものなのですが、
なにせ今回は「落語」です。
CDつきの本です。
本来はCDショップに流通しているものに
本をつけて本屋さんに置こうというものです。

春風亭昇太さんの実力と、
収録した3席の落語には
絶対の自信を持っていましたが、
はじめての試みとなるこのCDブックが
はたしてどれくらい売れるかというと
ほんとうに見当がつかない。
『はじめての落語。』初版の部数を決めるとき、
制作チームは、かなり頭を悩ませました。

「5,000冊?」「思い切って8,000冊?」

いろいろな数字やデータのようなものを並べてみたり、
まわりの反応を聴いてみたりしつつ、
最後の決め手はただただ、
「なるべくたくさんの人の
 手にとってもらいたい!
 自分たちが感じた
 このおもしろさは伝わるはず!」

という『はじめての落語。』チームの気持ちでした。
そして、我々は初版の部数を決めました。
そう、合い言葉は「我が社、大暴挙!」です。
レッツゴー10,000冊!

つまり、えー、小さめの声で言いますと、
「ヒソヒソ初版10,000冊の根拠となるものは
 まったく目に見えないものでしたヒソヒソ。」

そんな感じで、真っ暗な海に向かって、
おっかなびっくり船をこぎ出した
『はじめての落語。』でしたが、
うれしいことにたくさんの書店さんから
「置きたい!」と言っていただき、
しばらくすると、
「売れています!」という反響が届きはじめました。
倉庫から『はじめての落語。』が
どんどんなくなっていきます。
手さぐりでへっぴり腰だったチームのメンバーも、
「おれは最初から売れると思っていた」
などと言い出すほどです。

そしてそして、このたびの増刷が決まったのです。
カモン3,000冊!

いやはや、他の先輩書籍もたどってきた道ですが、
やはり、「増刷」というのは
一歩ずつ前に進んでいるなということを
感じることができる瞬間のひとつです。
『はじめての落語。』を手に、
くすくすと笑っていただいたみなさま、
「『はじめての落語。』、おもしろいよ」と
言いふらしていただいたみなさま、
ほんとうにどうもありがとうございます。

ありがたいと言えば、
『はじめての落語。』について
感想メールもたくさん届いています。
もちろん、すべてのメールは、
昇太師匠とともに
よろこびながら読ませていただいています。
最近届いたメールを
ご紹介させていただきますね。

=
ほぼにちは。
『はじめての落語。』で落語を初めて聴きました。
(タイガー&ドラゴンは毎週見てます)
これはズルイです。
こんな笑うとは
思わなかったです!!!

そうと知ってりゃ
電車の中で聴き始めたりしなかったのに!!
思わず笑ってしまったので、
必死で下向いて寝てるフリしてました。
我慢して家で聞こうかと思ったんですが、
途中でなんてやめられないし!!
ずるいずるいこれは反則!!

たぶんものすごく動いているだろうに、
その姿や表情が見られないのが
とても残念だなぁと思いました。
だけど聴いてるだけでも十分に伝わってきますね。
昇太さんが熱演されてる姿が目に浮かびます。
でもやっぱり生で見たかった。
でも聴いてるだけでも楽しめる。

もう、全体を通してやられっぱなしでした。

「タイガー&ドラゴン」を見て
薄々気づいていたのですが、
これでハッキリしました。

落語っておもしろいじゃん!!

もっといろいろな話を聴いてみたくなりました。
そしていつか昇太さんの落語を生で聴くぞ!!
と決意しました。
(サク)

くわぁぁぁぁ。
うれしいぃぃぃぃぃ。
電車の中でサクさんが笑いをこらえている様子が
目に浮かびます。
メール、どうもありがとうございます。
ドラマ『タイガー&ドラゴン』を見ていると
もっと落語を聴いてみたくなるんですよね。
生の落語もぜひぜひ味わってほしいです。
6月に開催される昇太師匠の独演会は
残念ながらすでに完売のようですが、
その次がどうなるか、
近々昇太師匠に確認してきますね。
それまではぜひ『はじめての落語。』を
繰り返し楽しんでください。
2005-05-26-THU