ホソカワさんのこと。
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今回のデザイン担当は
ホソカワさん! |
ほぼにちは、シェフです。
きょうは、今回「育T2002」のデザインを担当してくださった
ホソカワさんの紹介をさせていだだきまっす。
これまでに何度となく
「今回のTシャツはホソカワさんのデザインだ!」
と書いてきましたが、ホソカワさんてどんな人?
ということについては、ほとんど触れていなかったものなあ。
以前darlingがこう書いていましたね。
デザインは、あの『ジェネラル・リサーチ』の広告や
テキスタイル・デザインなども手がけている、
アートディレクター、ホソカワさんにお願いしました。
知ってる人は、知ってますよね。たのしみでしょ?!
『ジェネラル・リサーチ』というのは
東京・中目黒に本拠地を置く洋服のブランドで
創立者でありデザイナーの小林節正さんの姿は、
近ごろ、ファッション誌などでよくお見かけします。
さすがに、「ちかごろのファッション」に疎い、
ほぼ日乗組員(おれら)も知ってましたもん。
ホソカワさんは小林さんとともに
『ジェネラル・リサーチ』創設の時期から
かかわってきたメンバーのひとり、なんですが、
いままでは、ほとんどオモテには出てこなかったひと。
「ほぼ日」とは、darlingが、とある仕事を通じ、
共通の友人を介して知りあい、
今回「育T2002プロジェクト」に
ナンパさせていただいたというわけなんです。
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ご本人に、いろいろ
訊いてみました。 |
おっと、ホソカワさん、と
ずっとカタカナで表記してきましたが
ほんとの名前は「細川 衡」さんといいます。
ホソカワ・コウさん。
デザインを決めるミーティングのため
明るいビルにいらしたホソカワさんに
いろいろとお聞きしてみました。
ルックスは、こんな方です。
ボーズ・髭の巨漢で、もとラグビー部。
「武闘派アートディレクターと言われちゃう」
というコワモテですが、いえいえ、じっさい話してみると、
ぜんぜんそんなことありませんよー。
1961年3月3日生まれの心やさしき魚座さん。
仕事は非常に緻密で、ニシダ店長も僕らも
絶大なる信頼を置いている人物です。
ぼくらの「アイデア」を、きちんと形にすることができたのは
この方のおかげなのです。
──ええと、ホソカワさん、は、
「洋服のデザイナー」ではないんですよね?
「ぼくの本業はアートディレクターです。
デザイン、は、そのなかの仕事のひとつですね。
もちろんデザインもしますけど、
もっと大きく、全体を見ることがぼくの仕事なんですよ」
──じゃあ、洋服も、その一部なんですね。
「そうですね、たとえば
コンサートや舞台やCDジャケットなどの
アートディレクションもしますし、
テレビの番組のブレーン的なこともやっていました」
──小さいものだと?
「米に念仏書くとか。……うそです(笑)。
ピンバッジとか、レコードのノベルティとか、マッチとか……
なんだか面積の話をしているみたいかな(笑)」
──変わったものだと、どんなものが?
「レストランの壁画を書いたこともあるし……」
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あんまりオモテには
出たくないんだけど |
──そもそも『ジェネラル・リサーチ』に
かかわったきっかけは?
「最初はメシ屋のカウンターで隣になった、
っていうのが縁なんだけど(笑)、小林くんとは、
同い年ということもあって友達になったんです。
『ジェネラル・リサーチ』を立ち上げるときに
Tシャツのデザインを手伝ってくれないかな、
って言われたのが、始まりでした」
──いま『ジェネラル・リサーチ』に行くと
ホソカワさんがかかわったTシャツが、
並んでいるわけですね。
「そうですね、春夏物、すこしだけやってます。
でも、ぼくの名前が出ているわけじゃないので
たぶん、わからないと思いますよ」
──あまり名前を出していないんですよね。
それは、なぜ?
「かっこよく言うと、名より実(じつ)を取りたいから、
ですね。でも、なんていうのかな、
仕事に集中したいから、あまりオモテに出たくない、
っていう気持ちもありますね。
ほうぼうに不義理をしていますしね(笑)」
──じゃあ「ほぼ日」に出るのも珍しいことなんですね。
「いままで取材って1回しか受けたことないですからね。
ほら、武闘派って言われちゃうくらいだから、
ぼくが出ると、怖がるひといるんじゃない?(笑)」
──そんなことはありませんよ(笑)。
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育Tのポイントは? |
──今回、いろいろめんどうなことをお願いしちゃいましたが
たいへんでしたか。
「文字が天地逆に入る、というのがね……
文字と文字の間隔のバランスが、
ふつうに見るのとは、違うんですよ。
そのことは、やってみないとわからなかったですね」
──生地の色なども、
ぜんぶディレクションしていただいたんですよね。
「育てていくなかでどう変わっていくだろうか、
ということを考えての色指定が必要ですしね。
プリントのインクの素材も同じです。
ぼく自身、20年着つづけているTシャツを
持っていますから、「育てる」ことに関しては
得意分野だし、
けっこうわかっているつもりなんですけどね」
──そういうこと、ぜんぶ含めての
アートディレクション、お任せしてよかったです。
まだ、サンプルが上がっていない段階ですけど
20年着られるTシャツができるといいですよね。
ありがとうございました!
これだけのプロフェッショナルの手が入った、
という意味でも、「育T2002」、
ぼくら、自信をもってお届けできると確信しています。
きっといいものができます。待っててくださいね!!
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