思いっきりTシャツ。

決戦前夜!

みなさん、ほぼにちわ。
先ごろ、ほぼ日Tシャツ大臣に任命された、ハリーです。
これがいったいどの程度の肩書きなのか、たとえば
“ほぼ日ストア店長”と比べたらどっちがエライのかなど、
よく分からないところもありますが、それはさておき。


いよいよ発送作業が始まります!

たいへんお待たせしてしまいましたが、
いよいよ「育T2002」の発送が始まります!
中国からはるばる運ばれてきた11,330着の育Tたちは、
きのう7月2日に倉庫に納品され、
検針作業を終えました。

本日3日は発送のための下ごしらえをして、
明日4日、あさって5日で、
すべての育Tを発送いたします。

そう、たった2日間で、1万着以上をさばきます。
これがいままでよりどれくらい大変かというと、

去年(2001年)の「HOBOT&HOBOP」のときは、
育Tの半分の枚数を、4日間かけてやってるんだよね。
それでも時間足りない感じだったからさー、
今回はたっいへんだよぉー。
(西田店長談)


思わず武者震いする西田店長、
心なしかいつもより表情も険しい。
こりゃあどうやら、
ほぼ日史上、最大規模・最難度
発送業務になりそうですよ。

※本日以降のお届け先・お届け日の変更は、
 大変申し訳ありませんが、承ることができません。
 いったん、すでにお知らせいただいている
 ご住所にお送りすることになりますので、
 どうかご了承くださいませ。
 発送は佐川急便を使用しますので、
 ご不在通知をもとに佐川さんにご連絡いただき、
 お受け取りいただければありがたいです。
 ご不便をおかけしてすみませんが、
 どうぞよろしくお願いいたします。



育Tでカルタ大会!?

そんななか、育Tが無事倉庫に納品されたことを祝って、
「育Tカルタ大会」が催されました。


発送隊、ほぼ日乗組員がこぞって参加

「WILD〜 オレ〜 Sサイズ〜」
「ONLY〜 ブラ〜 Mサイズ〜」
西田店長が読み上げると、
「ハイッ!」
威勢のいい声とともに、四方から手が伸びる!
正しいTシャツを先に取った人が、得点をゲット。
おお、これはまさにカルタ取りだなぁ・・・。


「WILD〜 オレ〜 Sサイズ〜」


ハイッ!

いやいや、ちょっと待て。

決戦を間近にひかえ、
緊張した空気をほぐそうというのは分かるけど、
なんでまたこんなことを?
ちょっとよく分からないので、
西田店長にミニ・インタビューしてみました。

――あのう、単純な疑問なんですけど、
  なんでカルタ取りなんかやってるの?


今回の育Tは、
letter3種類、カラー3色、サイズ4種類で、
商品が全部で36種類もあるんだよ。
「HOBOT&HOBOP」のときでも24種類なわけ。
これだけ多くなると、
必要な商品を選ぶのに時間がかかるし、
間違いも起りやすくなるでしょ?
だから、これは必要な商品を、
目で見てすぐパッと分かるようにする、
大事な訓練
なんだよー。


すべての商品の絵柄つきリストと、
サイズ表記を入れた各商品のカードを用意。


――あー!そういうことだったのか!
  でもさ、発送作業のときは、こんなふうに
  いろんな種類をランダムに置かないわけでしょ?
  それぞれの種類の置き場所が決まってれば、
  そんな問題ないんじゃないの?


もちろんそうなんだけど、発送作業の工程には、
商品を選んで取ってくる(商品出し係)のほかに、
取ってきた商品が正しいか、チェックする人もいるし、
そうでない人も、商品が合ってるか、
意識しとく必要があるからね。
それに、なんといっても今回は時間がない!
少しでも早くなるように準備しとかないとね。
それともう一つ。

――もう一つ?

このカルタ取りで、商品をすぐに見分けられる人と、
そうじゃないタイプの人と、
見極められるんだよね。


簡単に目的の商品を見つけてしまうアサノ。
あっさり優勝するも、いたってクール。



対して、わざわざ目の前に
ぜんぶ並べてもらっても、
なかなか見つけられないススムくん。


――そういえばなるほど、
  早い人とそうじゃない人がいるね。


これはさー、今回の発送の戦術
関わることなんだよね。

――せ、戦術ですか〜!?



西田店長の育T発送戦術とは?

今回はね、ラインを完全に2つに分けることにしたんだ。
とにかく作業が早いスピード班と、
ちょっとゆっくりめだけど丁寧な確実班の2つ。
スピード班は、数が多い「1枚のみ注文」分を
どんどんこなしてもらって、
注文内容をしっかりチェックする必要がある
「複数枚注文」を、確実班に担当してもらうわけ。

――あらかじめ分けたほうが、効率がいいんだ?

これまでの経験から言うと、そうだね。
たとえば、いままでの発送って、
複数枚注文を後回しにしてたんだけど、それだと、
疲れがたまってる上で、複雑な作業をやることになるので、
ミスが起りやすかったの。
そういう面でも、2ライン制はメリットあると思うよ。

でさ、このスピード班と確実班の
人員配置を決めるときに、
カルタ取りの結果が役に立つんだよ〜。



「ここには何人いるでしょ?そうすると・・・」
カルタ取り終了後は、
シビアな人員配置会議がつづきました。


なるほど!
つまりは、いままでの発送隊メンバーの実績と、
カルタ取りの結果を見て、
適切な場所に、適切な人材を配置しよう
ってことだったんですね。
そこまで考えたうえでのカルタ取りだったとは・・・

さあ、それではご覧ください。
これが今回、育T発送のために店長が考案した、
発送陣形図です!

いやぁー、こうなるともう、
ほとんど兵法ですよ、これは。



育T発送の様子は、明日、
現場からのテキスト中継でお伝えします。
どうぞお楽しみに!

西田店長構想による2ライン戦術は功を奏するのか?
発送隊一同、まなじりを決して挑みますよ!

 

2002-07-03-WED

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