5人の
Beautiful Songs

LIVE Beautiful Songs
〜ほぼ日読者レビュー その3〜

【うたぢから】
中野芳明


今まで、このコンサートに行けなかった私としては、
かなりのヂェラスィとキョーレツな無念さを
感じておりましたが、
たくさんいらっしゃる(であろう)同じ境遇の方の中で、
少しだけ早くこの『うた』と『おと』と『くうき』に
触れられる幸運に恵まれ、感謝しております。
饒舌な感想を送られた方々に比べれば
あまりにつたない文ではありますが、
義務なので果たします。なんて。
悩みだすときりがないので、
初めて聞いた感じをそのまま書きます。
カセットなので、4つに分けてみました。

DISC ONE

01.『たったった』〜 08.『Rain』


「.....ん〜、いつも通り」

誤解もあるかもしれませんが、率直な感想です。
もちろん、いい意味でのいつも通りなんですが、
逆に、「ん? 変わんないの?」とも思いました。
のっけからあまりに期待し過ぎだったのかもしれませんが。
収録が何処のものなのかは判りませんが、他の会場のなら
また違った感じ方ができたのかも知れません。
曲によってはまだ固さがあるみたいで
(エラソーにすみません)拍手もギコチなく、
みょーな緊張感のある感じがする所がありました。
このライブらしいと言えばらしいんですが。
ぐうっときましたけど、今の所は目汁はないです。
これは悲しいですね。やっぱり、現場で体験しないと。
やっぱり、感動は半減以下になっちゃいます。
実際に行けた人達は
フラッシュバックしていいんだろうけど...。
テレビでやったやつも見て無いので、口惜しさ倍増。
でも、実際に会場に居なくても『うたぢから』は感じますよ、
びんびんと。
ワクワクしつつ次へ。

09.『抜殻』〜 15.『ニットキャップマン』

「おー、そうかー!(ニヤリ)」

いよいよ盛り上がって来ました!
コンサートの流れ? あるいは編集の流れ?
なのでしょうか。客席の調子も上がって来て、
やっと安心感がでてきたと言うか、
“痒いんだけど何処かわからなくて気持ち悪い感じ”
がとれたようです。
反響の多かった例の『ラーメン食べたい』も素晴らしく
(鳥肌が...)
個人的に想い出の蘇る曲が並んでます。

「うまいもんって、こんなにおいしいんだよ」

って、ホントにいい表現ですね。
もう一回聞きたい所ですが次に行きます。

DISC TWO
01.〜 05.『Beautifui Beautiful Songs』

「あー、これかー。おー。へー! ひ〜。ほー! は〜。」

ほぼ日で初めて詞を見て、
どう料理されるのか期待してました。
サブタイトルからもそれぞれの味がでていて、
おもしろいです。
しかし奥田さん、犬か? って.....グラッチェ。
欲を言えば皆さん、もうちょっと長く聞きたかったなー。

06.『塀の上で』〜 08.『それだけでうれしい』

ここからは全員登場となるんですね。
パワー全開! 怒濤の感動! 鳥肌の嵐!
大貫様の『さすらい』見たかった...。
拍手も会場全体から聞こえて来て、あたりまえでしょうが、
とてもいいコンサートだったのがよくわかります。
これ、ビデオの発売はないんですかねー?

当然の事ですが、カセットだと途切れ途切れになってしまい、
結構空きがあって早送りしたりしてて、
気持ちが続かなくなってしまいましたが、
やっぱりうまいもんはおいしかったです。
全体を通して聞きたいので、CDが待ち遠しい!

**********

長くなってしまいますが、ありがちな一曲ごとの感想です。

01.『たったった』
これ一発目に持ってくるなんて、意味深ですな。
それにしても「たみおー!!」の多さ。

02.『Sweet Bitter Candy』
この曲が出た時にはライブでなど聞けないと
思ってましたが...。
武川さん、毎度おもいっきりツボを突かれてしまいます。

03.『月にハートを返してもらいに』
慶一さん熱唱。鳥肌おさまらず。ヤバ過ぎ。
個人的には、この曲の礼さんを生で見たかった!

04.『横顔』
大貫さん、相変わらずの美声炸裂。
凛とした御姿が目に浮かびます。
初めて聞いた人にはちょっと刺激(?)が強いかもね。

05.『Mon doux Soleil』
民生ヂカラ炸裂! みんな踊り狂った事でしょう?
バックの方々の凄さも強烈。
拍手も元気いい。

06.『遠い町で』
続いて登場、タミオさん。ミヤさんとの絶妙・微妙な絡み。
ガンバレ若手! なんちて。しかし拍手が若いぞ。

07.『突然の贈りもの』
4.で馴染んだ(?)所で再び大貫さん。ただもううっとり。
拍手もじわっと沸き上がってしかも長い。
わかるよ、うんうん。
とてもアドベンチャーな人には思えませんが。

08.『Rain』
んー、この二人が並んで歌うのか〜。見たかった。
やるな宮沢氏。顔は崩れてたのでしょうか、気になります。

09.『抜殻』
続いて宮沢さん。初めて聞いたんですが、ぐっと来ますね。
宮沢ヂカラ爆発。もちろん顔は崩れてた事でしょう。

10.『二人のハーモニー』
多分、会場の皆さんが聞いた事ある曲でしょうね。
それにしても宮沢さん矢野さん、スゴ過ぎーみたいな。

11.『ピーターラビットとわたし』
なつかしい〜。コーラス笑えますね。
あ、いや、微笑みがこぼれます。
拍手もそんな感じします。

12.『イオン』
イオンですか。選曲悩んでたみたいですが、そう来ましたか。
矢野さんって何やってもいいんですよねー、も〜っ!!

13.『ラーメン食べたい』

これですか、うわさの。たしかにねー、
こうやられちゃったらね。

14.『すばらしい日々』
毎回変わったみたいですけど、収録はこれに決まりましたか。
全部聞きたかった.....。 矢野ヂカラ溢れてます。
どうです、民生ファンの皆さん?

15.『ニットキャップマン』
この曲には個人的に思い入れがあって、
思い入れと言うかもうトラウマですな。
RCサクセションの『僕の好きな先生』とともに、
我が人生のトラウマ曲です。

Beautifui Beautiful Songs
01.5つのうた:矢野顕子
02.この部屋を飾る:宮沢和史
03.ラ・ラ・ラ:鈴木慶一
04.それは恋人の犬か?:奥田民生
05.歌がうまれてる:大貫妙子

サブタイトルだけ見ても
どれが誰の歌か分かってしまう所が凄いと思いませんか!
アプローチも個性的で、流石の方々です。

06.『塀の上で』
そうですか、この曲ですか。ヤバ、涙腺が...。
ずるいよ〜!(何がだ?)

07.『さすらい』
ライブも最後の盛り上がりですね。
すんごく楽しんでいる様子がグッド。
こっちまで自然と身体が動いてきます。
一緒にうたいたかったぜぃ。

08.『それだけでうれしい』
何を笑っているの?? 気になる!
これが客席に降りて行った所でしょうか?
それにしても、こちらこそ
“いつもあいしています”
ありがとうですよ。

2000-10-15-SUN
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