試聴会に行ってきましたっ!
まいど。
通天閣あかりです。
天気のいい土曜の午後、
スピーカーの試聴会に行ってまいりました。
どんなんかな、どんなんかな、
とハヤル気持ちをおさえつつ、
カタログハウスの試聴室のトビラを開くと、
加藤さんのスピーカーが
空気を洗っているところ。
防音カーテンをつるした真四角の部屋に
整然と置かれた加藤さんのスピーカー。
その周りに椅子が並び、10人くらいの人が
スピーカーから流れる音を静かに聴いておられました。
途切れることなくお客さんは入ってこられ、
ひとり大体20分くらい聴いてから部屋を出る、
っていう感じでした。
カップルあり、家族連れあり、男子あり、女子あり、
と、なかなかバラエティに富んだ顔ぶれでした。
みなさん真剣でございます。
1曲が終わると、順番ぬかし、
わても!わても!わてのCDもかけてーな!
などということは一切なく、
お客さまがひとりひとり、
「これを。頭の3分ほどでいいです。」
とポケットやバッグからしずしずとCDを取り出しては
スタッフの人がそれをかけて差し上げる、
それをみんながしっかりと聴く、
という、とてもマナーがよくて大人っぽい、
気持ちいい空間が広がっていました。
スタッフがかけかえてくれます。
加藤さんご指定のプレーヤー。
marantzと書いていました。
しばし、気色のいい音に身を委ねていると
カタログハウスの宮坂さんが
「では写真などを撮っていいか、
お客さまに許可をもらいますね」
と言ってくださって、
「こちらは、ほぼ日の通天閣あかりさんです。
今日取材に来ていただいているのですが
写真をとってもいいでしょうかー」
「あ、通天閣です。よろしくお願いします。」
って宮坂さん、ほぼ日読者とも限らないんですから
本当にそんな名前と思われるじゃないですか!
実際「えっ!」っていう顔してるかたもいるし!
と思いながらも挨拶をして
写真をバシンバシン撮らせていただき、
試聴後の感想を伺いました。
グッとくるコメントをたくさんいただきましたので
ここに紹介させていただきますね!
CDショップで、ヘッドフォンで試聴すると
すごくいい音なのに、
家に帰って聴くと全然違う音になるから、
どうしてだろうと思っていて、
ヘッドフォンを探してたんですね。
そしたら、姉がこのスピーカーのことを
教えてくれたんで、今日聴きにきたんですけど
ヘッドフォンじゃ通さない音も
スピーカーから聴こえる気がしました。
せっかく同じ音楽を聴くなら
やっぱりいい音で聴きたいので!
これはいいかも。
(アルバイト・女性)
さっき来たときに、
教会の音楽がかかってたんだけど
これが、いいんです!
昔からオーディオ好きなんだけど、
だんだん簡単でシンプルなものが
よくなってきました。
今日は2時間30分たっぷり試聴させてもらいました。
楽しかった。
(元教師・67歳・男性)
ぼくはピアノの曲をかけてもらったんですが
家で同じCDをかけてもピアノの音しか
聴こえないのに、
今日はドラムとかベースの音が
全部均等に聴こえたんで
違った感じがしてよかったです。
低音がすごくよく聴こえました。
金ができたら買おうと思います。
(ジャズ研究会学生・男性)
なるべくCDの音がストレートに出るものを
聴きたいと思っていまして、
聴きにきたんですが、音が柔らかい。
どっちがいいのか、素人なので
わからないんですけども、好みの音でした。
(会社員・54歳・男性)
いい音してたよ。
家とは環境が違うから
家で聴いたらどうなのか、
よくわからないけど
いい音してると思ったよ。
(夫婦でこられていたご主人)
聴きに来てよかったです。
そんなに音に詳しい方ではないですが
低音がやっぱりよく聴こえるし、
小さい音が綺麗に聴こえました。
(会社員・36歳・男性)
うちのインテリアが洋風だから
デザインが合わないかも。
デザインが良ければ買います。
(主婦)
このサイズで、
この音はすごいと思いました。
しっかりした低音が出ていました。
ただ、CDプレーヤーによって
音が変わるかもしれませんね。
仕事でたまたま熊本からきたんですが
購入を考えてます。
(地方公務員・34歳・男性)
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この試聴会で、肩を押されて
買おう!と思われたかたが
けっこう多かったかもしれません。
やっぱし、ライブに勝るものなし、です。
宮坂さんにも試聴会の感想を
伺ってみました。
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土日を通して200人くらいのかたが
来てくださって、今回も盛況でした!
新しいものには、とりあえず興味を持つ、
というかたも多かったであろう
1回目の試聴会とは違って、
本当に買おうかどうしようか、
悩んだ末に来てくださった人が
多かったのではないでしょうか。
前回は花火の音のCDや、
ソプラノからアルトまでの声が入ったCDなどを
持って来られるほどのマニアもいらっしゃったのですが
今回は、そうではないご夫婦やカップルも多かったです。
その分、スピーカーのチェックポイントも
「家で使ってもいいか」を
重点にしている方が多かったようです。
ボリュームを小さくしぼって
「ふだん家で聴く大きさはこれくらいなんだから
それでも大丈夫かで判断しないと」
って奥さまに説明しているダンナ様もいました。
(ボリュームを下げてもいい音ですね、と
言ってくださいましたよ!)
試聴会で用意していたCDを
手にとって“いや〜さすが加藤さん、
いいセレクトをしていらっしゃる”と感心している方
(40代くらいの男性)、
「出すのが恥かしいんですが」と
おずおずと安室奈美恵の「Can you celeblate」
のシングルCDを出す方などなど。
持ってこられるCDに個性が出ていて楽しかったです。
前回の試聴会でのことですが、
何枚もCDを持ってきている若い男の子がいて、
私はアーティストも曲もさーっぱり知らなかったんですが
彼のリクエストの曲をかけるたびに
きゃあきゃあ言っている2人組の女子がいました。
彼が退出するとなんと追いかけて
しっかりメールアドレスを渡していたんですよ。
これで一つカップルができたかなと
密かにほくそ笑んだ次第です。
他の商品に関しては、
発売から2週間くらいで勝負が決まるのですが
このスピーカーは、じわりじわりと伸び続けてるので
ちょっとセオリー通りにはいかない商品だな、
という感じがしています。
通販で音モノがこんなに売れるとは
思っていませんでした!
作り手の気持ちが伝わったこともあったでしょうし、
音楽をちゃんと聴くともっと楽しい、
っていうことに気づいた人が
増えているんだなと思います。
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音楽って、確かに、
この曲が好きだ嫌いだ、の次には
「同じ聴くならいい音聴きたい」、
っていうところが次の楽しみになりますよね。
若い人より年輩のかたが多かったのは、
そのせいかなーという気がしました。
味わいつくした人が、次の味わいを
また見つける、というような。
スピーカーを買い替えてみる、って
新しい遊びの提案でもあるんだなあと思いました。
水が飲めれば紙コップでもいいかって言ったら
そんなことないですもんね。
こんなもんや、と決めつけずに
なんでも深く追求してみるって、
プラスしていってみるって、面白いかも、
と、帰る道すがら、三十路の通天閣は
西新宿の空を見上げて想ったのでした。
ほんなら。
*このページで使用した画像はすべて
Canon『Power Shot G2』で撮影しています。
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