リキッドニット・シリーズは、
2006年の秋冬シーズンから展開していて、
もともとはセーターのタイプでした。
パーカは、今年2008年の秋冬用に、はじめてつくりました。
前開きにすると温度調節がしやすいし、
はおりものにもなるから、女性にも使いやすい。
だからずっと、パーカでつくりたかったんです。
でも、フード部分をどうするかっていうところで、
ちょっと悩んでいました。
2008年の春くらいに、すそに柄があるニットを見つけて、
「あっ、すその柄をフードに入れたらいいんじゃないか」
って、思いついたんです。
実際にやってみたら、ニットのすそのリブが、
ちょうどフードのはしの部分に入って、
とてもキュートでした。
そのとき、これならイケるなって思いました。
セーター・タイプとのちがいは、
フードがあるぶん、ニットが多く必要になることです。
だから、ちっちゃいニットだと、足りなくなるんです。
今回は、50着いっぺんにつくるので、
サイズが大きくて、しかもいい柄のヴィンテージニットを
さがすのが、ちょっと大変でした(笑)
お客さんの反応も、とてもいいので、
ぼくとしては、このパーカ・タイプも、
定番のアイテムにしていきたいと思っています。
たのしんで着ていただけたら、うれしいです。
(平武朗) |