革靴だけど、
スニーカー気分で。
今週の「5DW メンズショップイシカワ」では、
イギリス仕込みの日本のシューズブランド
「K.L.G. WHITE」(ケイエルジ ホワイト)の
オフィサーシューズが登場します。
紳士靴の本場であるイギリスと
東京の職人の町・浅草で靴づくりを学んだ
デザイナーの山本真太郎さんが手掛ける革靴です。
スタイルはイギリスのオフィサーシューズ。
オフィサーシューズというのは、
ミリタリー従事者が正装のときに履く革靴のことをいい、
「K.L.G. WHITE」では、
革靴の甲に入った白い数字のサイズ表記が
ほかにはないデザインとなっています。
ちょっとパンクな見た目と
ジェントルマンなかっこよさはもちろん、
スニーカーのような気持ちのよい履き心地で、
走れるくらいの革靴なんです。
そんな靴が生まれた経緯から、
革靴らしからぬ履きやすさのわけ、
黒は黒でも、スムースレザーとエナメルの
どっちをどう合わせる? といったスタイリングや、
長く履くためのお手入れ方法まで、
「5DW メンズショップイシカワ」の石川顕店長と
デザイナーの山本さんがたっぷりお話しします。
- 石川
- 「K.L.G. WHITE」のこのシューズはさ、
今年の「生活のたのしみ展」のときに、
女性人気がすごくてびっくりしたんだよ。
- 山本
- 僕らは女性のお客さんがびっくりするほどいないので
それはめちゃくちゃ嬉しいですね。
- 石川
- 特にエナメルのほう。
女性が履くと素敵すぎます。
僕のおすすめはエナメルは磨かない。
履きジワが寄ってくるのがかっこいいと思う。
- 山本
- ケアはエナメルのほうがラクですしね。
そもそもコーティングされているので、
ささっと拭くくらいで十分です。
男性でもエナメルはいいですよね。
ジーンズでも、短パンでも。
短パン、ジャケットにエナメルの靴で、
AC/DC(*)スタイル。
(*)
1973年、オーストラリアでマルコム・ヤングと
アンガス・ヤング兄弟を中心に結成し、
1975年にアルバム『ハイ・ヴォルテージ』でデビュー。
ジャケットに短パンスタイルはリードギターのアンガス・ヤング。
- 石川
- いいじゃん、アンガス・ヤングね。
エナメルじゃないほうのスムースレザーのほうも
AC/DCスタイルで合わせたいね。
ジャケット、短パン、キャップ、
スポーツソックスにレザーシューズ。
今回は、オフィサーシューズと一緒に
「KIDS LOVE GAITE」の「MIGAKI BOX SET」も
販売しますから、スムースレザーのほうも手入れができます。
- 山本
- あらためて靴を大事に、たまには磨きましょう
ということで、「M.MOWBRAY」(*)協力のもと
つくったのが「MIGAKI BOX SET」です。
こちらは、靴磨きをあまりやったことがない人向けの
ビギナー用セット。
クリームは、イタリアの皮革タンナー、靴メーカーの
聖地のひとつ、トスカーナ州の古いファクトリーで
つくられているんですよ。
靴は履くごとに自分の足にフィットしてくるので、
たまにお手入れしつつ、
たくさん履いてもらえると嬉しいですね。
(*)
「M.モゥブレィ」はシューケアブランドで、
そのプロダクトはプロのシューファクトリーや
シューブランド、靴愛好家から多くの支持を得ている。
- 石川
- ほんと履きやすいから、たくさん履けると思う。
あと僕は、買ったばかりのピカピカの靴は
ちょっと恥ずかしい、って思っちゃう人間だから、
買ったら最初に公園の砂場に行って汚すかな(笑)。
- 山本
- 服も着慣れているほうがいいですし、
靴も履き慣れているほうがかっこいいですよね。
- 石川
- 間違いないね。
味が出て、ようやく自分のものになるんだよな。
2023-09-22-FRI
(おわります)
[STAFF]
プロデュース:石川顕
文:小笠原民織
協力:山本真太郎
スタイリング:野崎未菜美
ヘアメイク:勝健太郎
モデル:沖ちづる(168cm)、佐藤岳(182cm)
撮影:吉嗣裕馬
「K.L.G. WHITE」のレザーシューズと
シューケアキット「MIGAKI BOX SET」が
5DW WEBショップにて販売中。