5DW メンズショップ イシカワ
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08
今では靴紐に合わせて
靴を選びます。
阿部
石川さんって、ジャケットやバッグに
よく缶バッジを付けたりして
カスタムしていますよね?
石川
絶対にやりますよね、
何かしらを。
阿部
今回の「メンズショップイシカワ」でいうと、
「VINCENT SHOELACE」(ヴィンセントシューレース)
があって靴紐を替えるっていう選択肢ができたわけですけど。
石川
これね、ほんとそうなんだけど、
この靴紐を買ったから
靴紐ありきで靴を選ぶようになった。
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小笠原
おー。
石川
この赤い靴紐を付けてみたい
ってなったときに
俺はどの靴を買うの? って。
靴を買ったから、
靴紐を替えようじゃなくて、
「VINCENT SHOELACE」の靴紐ありきで
靴を選ぶようになった。
そのくらい好きで、いっぱい持ってる。
阿部
どういう靴に付けることが多いんですか?
石川
まずね、スニーカー。
普通のジョギングシューズなんだけど
グレーにはグレーを、って色を合わせてね。
でも、グレーにも、
霜降りとオートミールの色合いがあってさ、
どっちにしようかわからなくて、
結局それぞれ片方ずつ付いている。
阿部
欲張りですね(笑)。
石川
今までずっとそんな感じよ。
必ず片方ずつ残るわけ。
だから、左右違う靴紐で履いていることが多いかな。
いやー、なんか決着がつかないっていうか、
どっちもいいんだよ。
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阿部
そもそも、「VINCENT SHOELACE」との出合いは
いつ頃だったんですか?
石川
7、8年前かなあ。
すごく気に入って、
ディスプレー用に僕の靴も差し上げたくらい。
80年代頃の「リーボック」とか「トップサイダー」とか。
気に入りすぎて、
家にある靴の靴紐を全部替えたいくらい。
阿部
定期的に替えるんですか?
石川
どれにするかを決めるために、
何ヶ月かを過ごしてるかな。
阿部
そしたら、決まっちゃえば据え置きですね。
石川
そうそう。
でも、片方ずつ付けちゃうんで、
片方ずつ違う状態が今起きてる。
阿部
靴紐の通し方って何かあるんですか?
石川
基本はシューホールに
上から入れるか、
下から入れるか。
あと交差した紐が上にくるのが
内側なの、外側なのってのはある。
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阿部
石川さんはどの派閥なんですか?
石川
僕はね、内側ってやつかな。
で、上から下に通す。
あと、ソックスのマークはどっち側?
って種族もある。
阿部
おーー、えっ?
石川
マークあるじゃんソックスの。
マークを内側にするのか、外側にするのか
ってのがあるんだけど、
僕は内側なんだよね。
小笠原
そういうのもあるんすね。
石川
あと、これ重要なんだけど、
靴紐をひとつカスタムすると
ひとつ引かなきゃならない。
阿部
というと?
石川
たとえば、坊主頭と長髪は
すでにワンポイント多いわけですから
何かを引かなきゃいけない。
派手になりすぎちゃいますから。
靴紐も坊主、長髪と同列です。
阿部
そしたら、この靴紐を付けたら
坊主と長髪はなしですね。
石川
当然そうなりますが、
他を引けばいいんですよ。
それでは、
本日の「AFTER 5DW RADIO」をどうぞ。
[FOOTNOTE]
今回の話に出てくる登場人物やブランド、場所を
簡単にご説明しておきます。



VINCENT SHOELACE
シューレースブランド。「5DW」で特別につくってもらったのは、「TRAVIS」というモデルの、福木染(イエロー)×藍(インディゴ)と、コチニール(ピンク)×炭(ブラック)の2型。奄美大島の染色家・金井志人さんが染め上げました。他にも靴紐ありきで靴選びがしたくなる靴紐が揃います。
トップサイダー
1935年、アメリカ・コネチカット州で生まれたデッキシューズの代名詞的ブランド「SPERRY TOP-SIDER」(スペリー トップサイダー)。
オールデン
1884年、アメリカ・マサチューセッツ州で創立したシューメーカー「ALDEN」(オールデン)。
クラークス
1825年にサイラスとジェームスのクラーク兄弟によりイギリスで誕生した「Clarks」(クラークス)。スエード素材を使った「ワラビー」「デザートブーツ」などが有名。
「5DWメンズショップイシカワ」
スタイリストとして活躍する
店主・石川顕(いしかわ・あきら)が
プロデュース&セレクトした商品が並ぶお店です。



「VINCENT SHOELACE」のシューレースも販売中。

・TRAVIS

・H.COOPER

・PEEWEE

・Paul