「カシミアのTシャツ」は、
世界のなかでも「最高級」といっていい
内モンゴルのカシミア100%で、できています。
内モンゴルという地は、
一年を通じての寒暖の差が激しいところ。
その厳しい自然環境が、
世界でも最高レベルのカシミアを育てるのです。
「うすくて、かるくて、かっこいい」が合い言葉の
「カシミアのTシャツ」は、そんな、
高品質のカシミアがあってこそ、実現できました。
カシミアは、
細ければ細いほど、長ければ長いほど
やわらかく、なめらか。
それが「高品質の証し」であるとされています。
厳しく品質管理されている内モンゴルでは、
「太さ15ミクロン前後、長さ38ミリ以上」という
とても高品質なカシミアが、安定してとれる地域。
細くて長いカシミアを使うことで、
超長綿のコットンでできた「やさしいタオル」のような、
ふんわりやわらかで、
なおかつ、うすくてかるいニットになりました。
無理かもしれないと思われた
「カシミアのTシャツがほしいね」という希望が、
ほんとに実現したんですよね。
最近、「カシミア100%」と表示されているのに、
じつはそうでなかった商品がお店から回収される、
というニュースがありました。
そこで、わたしたちは
おおもとの生産地である「内モンゴル」の工場まで
じっさいに、視察におもむいたのです。
そして、その工場からカシミアを買い付けている
「イトチューウールリミテッド」さんと
直接やりとりをすることにして、
確実に「100%、本物のカシミア」であることを
たしかめながら、つくってきました。
ですから、心配はまったくいらないのですが、
みなさんに本当にご安心いただくため、
「財団法人毛製品検査協会」という
第三者機関に科学的な検査をお願いし、
「100%、本物のカシミアである」という
証明をしてもらったのです。
念には念を、ということで
こうした「検査証明書」も掲載することにしました。
ふつうの「セーター」のばあい、
すそやそでのリブ部分は
「すぼまっている」つくりが多いのですが、
「カシミアのTシャツ」は、
ここにもすこし、くふうをこらしました。
すそ、そで口のリブ部分が、すぼまっていません。
このため、生地が腰や手首のところでひっかからず、
長そでTシャツを
着たときのようなシルエットになるのです。
これ、「ストーンリブ」と名づけました。
え、どういう意味かって?
それはもちろん、着たときに、
すそやそでが「ストーン」とまっすぐだからです。
「Tシャツ感覚のカシミア」を
実現するための、ひとつのアイディアです。
襟まわりや肩、ボディとそでのつなぎめの部分は、
「3本針のミシン」で縫製しています。
これは、Tシャツやスウェットの「襟ぐり」や
そでなどのつなぎ目に用いられる縫製のしかた。
ニット製品では、ほとんどみかけない手法です。
あえて、ひと手間よぶんにかけることで
見ための点でも、Tシャツらしくしています。
最高の素材でつくる、親しみのある「カシミア」。
そんなシャツを実現するための
「素材」と「くふう」について、お伝えしました。 |