2009年の「ほぼ日Tシャツ」では、 もうひとりデザイナーを募集します。
もう来年のTシャツの話、です。
そうなんです。
実はもう、とりかかっているのです。

ごぞんじの通り、この2008年は、
ファッションデザイナーの
平武朗さんとのコラボレーションで、
柄をたのしみ、柄とあそぶTシャツ、
「AcousticT」を発表しました。

「ほぼ日」は、グラフィック系のデザイナーとは、
けっこう縁があったのですが、
ファッションのデザイナーとがっぷり組むのは、
はじめてだったのですけれど、これが、
とてもおもしろかったし、
たくさんの人たちに
よろこんでもらえる結果も出せました。

で、次回は、平武朗さんの他に、もうひとり、
新しいデザイナーの個性と、
組んでみようということになりました。

2009年のほぼ日Tシャツ開発をお手伝いいただける、
ファッションデザイナーを募集します。

テーマは「自由」ではありません。
すでに決めてある「規定テーマ」です。
それが、これ。

スーパー・ヴィンテージ 〜古きをたずねて、新しくする〜
古くからあって、
みんなに価値を認められたもの
(あるいは、価値を忘れられたもの)から、
新しいものをうみだす‥‥。

そんなことを、やってみたいと思っています。
誤解を怖れずに言えば、
「古着屋にあった最高の掘り出しもの」
みたいに思えるデザインがほしいのです。

たとえば、糸井重里がひとめ惚れした、
平さんのリキッドニット・シリーズ。
ヴィンテージ・ニットと丸首スウェットが融合した、
これまでにない新鮮なプロダクトは、
かなり「スーパー・ヴィンテージ」な香りがします。


その後うまれた「AcousticT」も、
ヴィンテージ・ニットから柄をぬき出して、
いままで見たことのないTシャツを
つくったという意味で、これも、
「スーパー・ヴィンテージ」と言えなくもなさそうです。


一般的な例でいえば、そうですね、
トラックの幌(ほろ)を再利用したカバンで有名な
「FRITAG(フライターグ)」なんか、どうでしょう。
使い古しのトラックの幌を使って、
かっこいいバッグをつくり出しているという点で、
スーパー・ヴィンテージ度が高いんじゃないでしょうか。


そんな、
「前々からあるものを、
 リミックスしたり、リメイクしたりしてつくられた、
 あたらしい魅力あるもの」
に、ぼくらは、そしておそらくみなさんも、
いま、とても魅かれている気がするんです。

今回のスーパー・ヴィンテージTシャツの開発には、
できれば、ご自分のブランドを持っていたり、
どこかのアパレルメーカーに勤務されていたり、
服飾の勉強をされている学生さんだったり、
なんらかのかたちでファッションに関わっている人に
ご参加いただけたらと思っています。

「ほぼ日のTシャツ」を毎年たのしみにしているかたは、
かなりたくさんいらっしゃいます。
発表されたデザインは、
たくさんの人の目にふれる機会になるでしょう。
「新しい場」に興味あるファッション関係者のかた、
ぜひご参加ください!

コンペティションとして、賞品も用意しています。
ご応募いただいたなかから、
「ぜひ、いっしょにTシャツをつくりたい」かたには、
「金のメジャー(巻尺)」を、
「別のふさわしい機会があったら、ぜひ」というかたには、
「銀のメジャー」を、それぞれ贈呈させていただきます。
(金、銀とも、メッキですが本物です。
 デザインなどは、現在検討中です。
 決まりしだい、この場でお知らせしますね)

下の応募要項をお読みのうえ、
あなたの考えた「スーパー・ヴィンテージ」を、
お送りいただけたら、うれしいです。

たくさんのご応募、お待ちしております!




○応募資格

・ご自分で洋服のブランドを運営しているかた
・アパレルメーカーなどに勤務されているかた
・フリーでデザイナーをされているかた
・服飾の勉強をされている学生のかた
などなど、なんらかのかたちで
ファッションの仕事に関わっているかた。
年齢・性別は問いません。

○お送りいただきたいもの

「スーパー・ヴィンテージ」をテーマにした
Tシャツをデザインしていただき、

・イラスト、写真、実際のサンプルなど、
 目で見てわかるもの。
・デザインやアイデアについて、説明したもの。

を、お送りください。

同時に、以下についても、忘れずにお知らせください。

・お名前
・メールアドレス
・お住いの都道府県
・いまのご職業(身分)と、
 ファッションの仕事にまつわる略歴

そして、もしよろしければ、

・ファッション関係の、これまでにつくった作品が
 見られるもの

についても、お送りいただけると、
たいへんありがたいです。
(返却できませんので、ご了承のうえ、お送りください)

○募集する人数

基本的には、おひとりです。
ただし、場合によっては、
複数名のかたにお願いするかもしれません。

○デザインの条件

・あるていど大量生産が可能なもの
・生産に極端な時間がかからないもの

なお、いただいたデザインやアイデアが、
完全にそのまま商品化されるとは限りません。
実際に製品化できるよう、さまざまな調整のご相談を
させていただく場合がありますので、ご了承ください。

○応募期間
2008年12月9日(火)〜2009年1月5日(月)

○送り先

・メールでお送りいただく場合

 design_t2009@1101.com

・郵送や宅急便でお送りいただく場合

 〒107-0062
 東京都港区南青山5-10-2 第2九曜ビル4F
 03-3400-1103

 ほぼ日刊イトイ新聞 Tシャツデザイナー係

○発表について

スーパー・ヴィンテージTシャツ開発に
ご参加をお願いするかたについては、
2009年のなるべく早い段階で、
この場で発表させていただきます。

2008-12-09-TUE
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