玉
 
2014年製作
Serial Number/N-094
 
室井家 蔵
 

座高=28cm 幅=29cm 奥行=20cm
素材=ウール、モヘア、コットン
鈴、チャイム

 

「国芳」をイメージした、江戸の猫。

タカモリさんって、江戸時代の浮世絵師、
歌川国芳の描く猫がだいすきなんだそうです。

で、この「玉(たま)」は、
そんなイメージでつくった、江戸の猫。

「実際に、国芳の絵を参考にしてつくりました。
 あの、いかにも猫ちゃんらしい、
 にょろ〜んって感じで
 ひなたぼっこしている子をつくりたくて。
 黄色い鈴は、本物です。
 本物の鈴のまわりを、毛糸でくるんでいます。
 あ、うしろ姿も、かわいいんですよ」

しなだれかかって、ねむそうにしてる感じが、
ものすごーく、猫っぽい!
でもこのかたち、編むのが難しかったのでは?

「わたし、あたまのなかに
 最終的なかたちがイメージできさえすれば、
 編めるんです」

そう言ってあっさり実現してしまうところが、
あらためて、タカモリさんの、すごいところ。


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