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『ひつじちゃんはごきげんななめ』
という絵本に登場した主人公のひつじです。
その絵本のために1999年頃に制作した作品の、
これは2006年バージョン。
このタイプのヒツジは何体も作られいるため、
1体ずつにちがった名前がつけられています。
この作品は「ディルくん」。
“ディル”はハーブの一種。
草食動物なので、名前はすべて植物からつけられました。
「コロコロ太っていて、
抱きしめたくなるような子になるようにと、
モコモコした毛糸でつくりました。
毛糸はヒツジからの恵みですので、感謝の気持ちとともに、
格別の親しみを感じています」
(タカモリ・トモコ談)
ヒツジからもらった毛糸で、またヒツジを作る。
この動物を編むときはいつも
とくべつな気持ちになる、とタカモリさんは言います。
たいせつなのは、何よりも素材なのだとか。
モコモコで暖かく、一緒に眠りたいイメージがわいてくる、
そんな毛糸に出会ったときだけ、
このヒツジは編まれるのだそうです。
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