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体長=約45cm
座高=約33cm
素材=羊毛/ポリエステル(中綿)
目=羊毛/鈴/押し笛
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メガネザルをモチーフにした作品。
「オレンジシャーベット」と
「Free Hugs」の2体について、
タカモリさんは、信頼する知人から絶賛を受けました。
そのことで創作意欲にますます火がつき、
挑戦する気持ちになったのが、
長い制作時間と複雑で高い技術を要する、
このメガネザルのあみぐるみだったのです。
「“つくりたい”という思いと、“やらなければならない”
という思いが重なったからこそ、できた作品です。
自分の力を自分で確認しながら、
もっているものを使い果たすようにして完成させました」
(タカモリ・トモコ談)
メガネザルはかわいくも悪魔的にも見えるところが
以前から好きな動物だったとタカモリさんは言います。
原始的で野蛮ともいえる生態をもつ反面、
知的にも見える二面性。
その独自の雰囲気を象徴的にあらわす
「手足と指」をあみぐるみで再現するために、
この作品は、あえて最初にスケッチをせず、
毛糸でイメージを描くように編み上げられています。
そうして完成したメガネザルは、
「書斎の本棚に腰掛かけ、机に向かう研究者を
じっと見下ろしている。そんなたたずまいになりました」
とタカモリさんは言います。
「いまのところ、たぶんこれがわたしの最高作。
これを超えるものをつくるのが、
ひとつの目標になりました」
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