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タカモリさんが、あみぐるみをはじめたばかりのころに
制作したものを、2008年に編み直した作品。
最初に作った1体は、
手元に偶然あった毛糸からうまれたそうです。
「残り毛糸を見て、
“あっ、これで人形ができる”と思ったんです。
緑のワンピースに赤い髪という色使いが、
制作当初はヨーロッパ的な配色と評されましたが、
いまは昭和的だと感じています」
(タカモリ・トモコ談)
タカモリさんのあみぐるみは、
ほとんどが動物をモチーフにしたもので
「人形」はそれほど多くはありません。
また、多くの作品は頭頂部から編みはじめるのですが、
このメメちゃんは、編みはじめが口のあたりで、
そこから渦巻き状に、髪の方へと編み進められています。
その意味でも珍しい作品といえるでしょう。
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