体長=約31cm 座高=約23cm
素材=羊毛、一部化学繊維、
   ポリエステル(中綿)/鈴/押し笛/目=羊毛
カラフルなパッチワークが全身にちりばめられた
クマのあみぐるみです。

穴があいた洋服にわざと派手な布を継ぎあてするような、
そういうかわいさを表現しようと
タカモリ・トモコさんは、
まず“パッチワークされたクマ”を編みはじめました。
ところが編み進めるうちに、
“未来から来たあみぐるみ”というイメージが
タカモリさんのなかにふと湧き上がります。

「2008年、つまり今つくられたクマが
 100年後まで大切に大切にされて、
 それがタイムトリップして現在にやってきた。
 そういう“設定”なんです。
 全身の継ぎ当ては、だいじにされていた証。
 “未来にはものを大切にする人がたくさんいてほしい”
 というわたし自身の希望も、
 すこしだけ込められているのだと思います」
(タカモリ・トモコ談)

作品名「パッチー」の由来はもちろん、
パッチ(継ぎ)がたくさんあるから。
それぞれのパッチが、あえて目立つ色の糸で
縫いつけられているのも特徴です。



(C)HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN