BOY MEETS GIRL キヒニオ 2003年制作 Serial Number/C-066

男の子
体長=約24cm 座高=約16.5cm
女の子
体長=約25.5cm 座高=約17.5cm
素材=羊毛、フェルト、ポリエステル(中綿)、
   力ボタン(男の子)/目=プラスチック
2008年5月会場で展示したBOY MEETS GIRLシリーズ、
「ヘルシンキ」「アントワープ」
同じときにつくられた作品です。

2003年、サザビーの「NOJESS」というブランドの企画で
期間限定のギャラリーがオープンした際、
タカモリさんは約50体のあみぐるみを出品しました。
5月会場で展示しているこの2体は、
その50体ほどの中からフィンランドをイメージして
選ばれた1ペアです。

「ヘルシンキ」というフィンランドの都市の名前をつけた
男女のペアをすでに展示しているので、
今回は都会ではなく
森に近い場所で暮らすふたりをイメージして
「キヒニオ(KIHNIO)」という名前がつけられました。
「キヒニオ」は、フィンランドの西南部に位置する、
森と湖に恵まれた、人口2300人ほどの小さな村。
「キヒニオ」がどんなところかは、
「フィンランドのおじさんになる方法。」をご覧ください。

「ほぼ日さんでキヒニオのことを読まなければ、
 私はずーっと、その名前を知らなかったと思います。
 そんな知らない村の名前をつけるなんて、
 この2体をつくったときには考えてもいなかったので、
 とてもおもしろいです。
 森と湖がたくさんあって、すてきなところですね。
 このふたりにぴったりな場所だと思います」
とタカモリさん。

抑えた色合いで静かなたたずまいのこのペアは、
2体でひとつの作品となります。



(C)HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN