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体長=約37cm 座高=約30cm
素材=羊毛、シルク、化学繊維(マフラー)、
ポリエステル(中綿)、
鈴/押し笛/目=羊毛 |
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今回、準備した手つむぎ毛糸で、
タカモリ・トモコさんが最初に編んだのが
このひつじのあみぐるみでした。
ボディの白い部分が、
伊香保で刈りとった羊毛100%の手つむぎ糸。
顔と脚は、羊毛作家・緒方伶香さんがつむいだ、
シルクの糸で編まれています。
ズボンのようにもみえるピンクの部分は、
「ひつじの地肌」を表現しています。
毛刈りを体験したタカモリさんは、
原毛の下からあらわれたひつじの
やわらかく、すべすべな肌の感触が
とても深く印象に残っているのだそうです。
あみぐるみ本体に結びつけられているちいさな毛糸玉。
これは、毛刈り、手つむぎ、製作と進めてきた、
今回のテーマの象徴でもあります。
くるくるっとおおきなループが
いくつもいくつも並んでいる、ひつじの毛の部分。
これは「ループ編み」という手法です。
「糸をつまんで、直接、手で触れられるように、
この手法でつくることにしました。
手つむぎの毛糸で1体目をつくるときに、
この糸を活かしたい、
という気持ちがすごく強かったんです」
とタカモリさん。
『伊香保グリーン牧場』で毛刈りをした
コリデールという品種の羊には、
「31番」という番号がつけられていました。
タカモリさんはそのひつじのことをずっと
「31番ちゃん」と呼んでいたので、
そのまま、この作品名となりました。
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