ほぼにちわ。 昨日から、「有りがたし」の抽選販売の お申し込みを受け付けています。 昨日の更新を読み逃した!という方は、 こちらをどうぞ。 酒粕についてのご説明をしていますよ。 さて、さて。 「酒粕」といっても、そのまま食べられるわけじゃなし、 料理の方法も「甘酒」「粕漬け」のほかに 何かあるのかしら? ということで、お申し込みに躊躇してる方も いるかもしれません。 そこで、「酒粕のおいしい食べ方、使い方」を 「よしかわ杜氏の郷」の山本さん、 そして、魚籃坂の「ほぼ日」の事務所にほど近い 和食のお店「福わうち」のご主人の三宮さん、 料理編集者・ライターのイトウさんにきいてみましたよ。 ずいぶんたくさんのレシピと使い方があつまりました。 分量などはあまり厳密に書きませんでした。 適宜お好みの味に調整してくださいね。 レシピは順に複雑になっていきます。 まずは、簡単なところから、どうぞ!
「料理というより、酒粕を風味づけに使うものを 二つばかりご紹介しましょう。 これだと、やってみよう! っていう気になるでしょう? 酢じめのほうは、 お店でも出してるメニューなんですよ。」 ■酒粕はさみ2種 用意するもの
1 板状の酒粕をそーっと取り出して、 みそ漬けの魚、または酢じめの魚(鰯、鰺など)を はさんで、冷蔵庫へ。 2 一晩くらいそのままにして、 みそ漬けの魚はそのままミソと粕をこそげ落として焼き、 酢じめの魚は、お醤油をつけて。 お酒の風味が魚に移って、さらに味が深くなりますよ。
「たぶん、いちばん簡単にできる方法ではないかと 思います。 お酒のおつまみ、ですね。 日本酒でもいいし、白ワインなどにも合いますよ。」 ■酒粕ピザ 用意するもの
1 酒粕を、 ほどよい大きさに包丁で切るか、ちぎる。 2 遠火にして網の上でまず片面に色がつくまで焼く。 3 裏返したらその上にチーズをのせる。 4 チーズが溶けたらできあがり。
「山本さん、三宮さんのにくらべると、 ちょっと上級者むけかもしれませんね〜。 「有りがたし」の酒粕は、 通常の酒粕に比べると、酸味が少なく、味も淡白ですが、 うまみは十分。 くせがないぶん、料理に使いやすいし、 少量加えるだけで味に深みが増すように思います。 味つけに、ごまや牛乳、豆乳などを使うのがおすすめ。」 ■野菜の酒粕あえ 用意するもの(2人分)
1 しいたけは石付きをとる。 にんじんは4cm長さの細切りにする。 きぬさやはへたと筋をとる。 2 しいたけと油揚げは、グリルで焼き、細切りにする。 にんじんときぬさやは、 それぞれふんわりラップで包み、 電子レンジにで約30秒加熱し、 裏返してさらに30秒ほど加熱し、冷水にとる。 さめたら水けをきる。きぬさやは斜め細切りにする。 3 あえごろもを作る。 ごまはフライパンなどでカラッといり、 すりばちにとってペースト状になるまでよくする。 砂糖を加え、よくすり、しょうゆを加えてすり混ぜる。 酒粕は耐熱容器に入れ、 ラップをせずに電子レンジで5〜10秒ほど加熱して やわらかくし、すりばちに入れてなめらかに混ぜる。 だしを少量ずつ加える。 4 あえごろもに、しいたけ、油揚げ、 にんじん、きぬさやを加えてあえる。 ※具は好みのもので。 焼いたきのこと、きゅうり、 いんげんを組み合わせたり、 ゆでたグリーンアスパラガスなどを具にしても。 ※あえごろものだしを1/2〜2/3カップに増やせば、 うどんのつけだれにもぴったり。 ■鶏ささ身のはさみ焼き 用意するもの(2人分):
1 しいたけは軸をとる。 2 酒粕ペーストを作る。 酒粕は耐熱容器に入れ、 ラップをせずに電子レンジで5〜10秒加熱して やわらかくし、酒を加えてなめらかにねり混ぜる。 しょうゆを加えてまんべんなく混ぜる。 3 しいたけに酒粕ペーストを1/4量ずつ詰め、 グリルでこんがりと焼く。 ※ゆでたけのこに塗って焼いてもおいしい。 ■牛乳甘酒 用意するもの(一人分)
1 ボウルに酒粕をこまかくちぎって入れる。 2 牛乳は電子レンジで温め、 少量ずつ1に入れて酒粕をのばす。 そんなに簡単には溶けないので、 のんびりとどうぞ。 3 なめらかに溶けたら、 もう一度レンジでチンしてあたため直す。 ※甘めがお好みでしたら、 砂糖を入れて味を調節してください。 絞ったショウガの汁を加えるのもオススメです。 ■鮭とじゃがいもの粕煮 用意するもの(2人分)
1 鮭は3〜4等分に切り、ざるに並べ、 全体に熱湯を回しかけてしもをふる。 じゃがいもは皮をむいて食べやすく切り、 水にさらして水けをきる。 2 鍋にじゃがいもを入れ、 ひたひたに水を注ぎ、火にかける。 煮立ったら、鮭を入れる。 水が少なくなっていたら、ひたひたまで水を足し、 再び煮立ったら中火でしばらく煮る。 鮭といもに火がとおったら、 豆乳を加え、弱火で焦げないように 注意しながらしばらく煮る。 3 酒粕を細かくちぎって加え、 ときどき鍋を揺すりながら、再びしばらく煮る。 粕がとけたら、みそをとき入れる。 器に盛り、あれば万能ねぎの小口切りをふる。 ※煮汁の量は、鍋の大きさなどによって変わるので、 みそを加える前に味をみて、量を加減するとよい。 ■冷や汁 しょうゆ味 用意するもの(1人分)
1 ごまは香ばしくいり、 すりばちでペースト状になるまでする。 塩を加えてすり、しょうゆを加えてよくすりのばす。 2 酒粕は耐熱容器に入れ、 ラップをせずに電子レンジで 5〜10秒ほど加熱してやわらかくする。 少量ずつすりばちに加え、 なめらかになるまですり混ぜる。 だしを少しずつ加えてのばし、器に盛る。 3 きゅうりは細切りにし、 塩少々(分量外)を振って軽くまぜ、しばらくおく。 水けが出たら軽く水けをしぼり、2に加える。 ※だしは、冷やしたものを使うほうがおいしい。 ■冷や汁 みそ味 用意するもの(1人分):
1 ごまは香ばしくいり、 すりばちでペースト状になるまでする。 みそを加え、よくすりのばす。 2 酒粕は耐熱容器に入れ、 ラップをせずに電子レンジで 5〜10秒ほど加熱してやわらかくする。 少量ずつすりばちに加え、 なめらかになるまですり混ぜる。 だしを少しずつ加えてのばし、器に盛る。 3 きゅうりは細切りにし、 塩少々(分量外)を振って軽くまぜ、しばらくおく。 水けが出たら軽く水けをしぼり、2に加える。 ※具は、好みで。みょうがのせん切り、 あおさ、軽く水切りしたとうふなどを加えてもおいしい。
最後に、ちょっともったいないかな? とも思うのですが、「福わうち」の三宮さんに、 教えてもらった使い方。 「酒粕風呂」! 酒粕を手ぬぐいなどに包んで、 口をしばってお風呂に入れます。 酒粕を揉みながら、のんびりお風呂につかってください。 「ほぼ日」乗組員のナカバヤシ曰く、 「お酒の良い香りと、 白いお湯で相当リラックスできました。 最後に手ぬぐいの中に残ったお米のつぶつぶで、 スクラブ洗顔ですよ。」 酒粕のおいしい食べ方、使い方がわかったところで、 ご興味をもたれた方は、ぜひお申し込みくださいね。 申し込み受付は明日の15時までです。 抽選結果は、25日(月)までにメールで お知らせしますよ〜〜!
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