とり鍋、なんちゃって常夜鍋、
野菜しゃぶしゃぶ。

ことし最後の「みんなの鍋料理」、
きょうも3つの鍋をご紹介します。
〆を「おそば」にして、年越し鍋なんていうのも
いいかもしれないですね。
まずは、こちらから。

「縁がわ」さんの、とり鍋。


とりもも肉:3枚くらい(小口切りにしておく)
骨つきぶつ切りとり肉:2個
昆布だしの素か昆布茶:小さじ1くらいかな
ねぎ・ひきゴマ(薬味用):適量
しょうゆ:適量


とり肉は一口大に切る。
薬味のねぎを小口切りに、ひきゴマも用意。
土鍋に水を8分目位までいれ、火にかけます。
煮立つまでにだしの素か昆布茶を入れて、
骨付きのとり肉を投入。
あくが出るので、小まめに取ってください。
あくが出終わったかな? ってところで
一口大に切ったとり肉を
ひとまず、人数×3つくらいいれます。
そして土鍋のフタをします(火は中火)。
煮立つまで待っている間は
椀に、しょうゆとひきゴマをたっぷり。
好みでねぎを入れておきます。

煮立ってきて、フタの穴から蒸気が吹き出たり、
フタの周りがぐつぐつしだしたら、火を弱める。
弱めて1分しばし待つ。
フタの穴に濡れ布巾とかかけて、
周りが汚れるのを阻止します。
そして食べる。
1回に出来上がった肉は全部食べてから、
次を食べる‥‥が鉄則です。
しかし、骨付き肉はずっと入れたままです。
途中で食べてはいけません。



とり肉は、スーパーで購入もいいですが、
とりのうまみを楽しむために、
ぜひ、専門店での購入をオススメします。
店頭で全部切ってもらうこともできるし。
とり肉を煮すぎない! すぐ食べれるだけ入れる、
硬くなる前に食べる。
普通は、野菜とか入れたくなります。
私も懇願して入れさせてもらいましたが、
なんか雑味が出て、イマイチでした。


〆は元々、白ご飯の上に荒塩を少々。
鍋の中のだしをかけて食す、
というのが彼氏の母の味(鶏飯もどきってかんじ?)。
私はラーメン派。
なにしろ鍋の中には大量の上質とりスープ。
生めんを買ってきてあらかじめ硬めに茹でてスタンバイ。
再度、鍋の中を泳がせて、
お椀には好みで「しお」「しょうゆ」「キムチとしお」と
だしを混ぜ、スープを作っておきます。
メンマ・ねぎなどはお好みでトッピング。
ミニラーメンです!

ちなみにこれは彼氏の母の味。
普段料理もしない彼氏ですが、
この鍋は彼の担当でよく作ってくれる嬉しい鍋です。


「縁がわ」さん、
どうもありがとうございました!
こぶ茶、だしのもとがわりにいいんですよね。
水炊きのベースにすると、うまみがでますよね。
で‥‥、ちょっとだけ、ふしぎなんですが、
「骨つき肉」は最後の最後に食べて、
いいんですよね〜。
だしとして使うだけじゃもったいないし!

さて次はこちら。

「あや」さんの、なんちゃって常夜鍋。


大根、ほうれん草、カブ、きのこ、豚ばら肉、
しょうが、コチュジャン、和風だしの素、
めんつゆ。


和風だしの素を入れたお湯の中に
ピューラーで薄くスライスした大根を入れる。
カブやきのこなどお好みの野菜、豚ばら肉を入れる。
最後にほうれん草を入れる。
めんつゆとしょうがで野菜とお肉を食べる
(野菜でお肉を巻いて食べるとおいしいです)。
おこのみでコチュジャンを少しつけても美味!


大根をピューラーで薄くスライスすること。
大根とほうれん草以外の野菜は、
そのとき冷蔵庫にあったものを入れています。
カブは鍋にするとほっこりしておいしいです。
お肉も家にあるもので適当に入れています。
(つくねを入れてもおいしいです。)


うどんを入れ、溶き卵をまわし入れ、最後にねぎを散らす。


「あや」さん、どうもありがとうございました。
常夜鍋(じょうやなべ)っていうのは、
毎日食べてもぜんぜん飽きないっていうので
この名前がついたんだそうですね。
基本は豚肉とほうれんそうらしいですが、
もちろん何を入れたっておいしいにちがいないです。
めんつゆをつけだれにするのは
いいアイデア! コチュジャンも、いいですねー。

さてきょうの最後はこちら。

「ぶたさん」さんの、野菜しゃぶしゃぶ。


市販のとりスープ(塩味がついていないもの)か、
昆布だし。
(以上、だし用)
レタス、ほうれん草、大根、にんじん、エリンギ、ねぎ。
(以上、具)
すりゴマ、ポン酢、ニンニク(チューブ入りのもの)、
ラー油。
(以上、たれ)


鍋にだしを用意。
塩味のついていない市販のとりスープでもよいですし、
昆布だしでも充分おいしい。
次に、野菜を用意! レタスとほうれん草は必須。
レタスは大きめにちぎる(ひと葉を半分ぐらい)。
ほうれん草は根元をざっくり切り捨てる。
後はお好みで、
ピーラーでヒラヒラにした大根やにんじん、
ぴらぴら切りにしたエリンギ、などがおすすめ。
薄目に斜め切りのねぎもよいです。
いよいよ、しゃぶしゃぶ!
レタス・ほうれん草は、
すぐに火が通るのでとっとと食べる!
大根・にんじんは少し煮た方が食べやすいです。
たれは、
・小袋分けされて売っているすりゴマを一袋。
・市販のゴマだれ。
・市販のポン酢(柑橘の香りの強くない物)。
・ニンニクチューブひとひねり。
・ちょっと多めのラー油。
をよく混ぜ、鍋のだしで少々のばした物が好評です。
「ちょっとゴマ多すぎるんじゃない?」
ってぐらいがよいです。
もちろん、
ポン酢+モミジおろし+ゆず胡椒+みじん切り+青ネギの
定番のたれもおいしいです。

上記2種類のたれを用意すれば
食べ飽きることなく、どんどん野菜が食べられます。


もともとはこの材料に、
ブタや牛を加え
たふつうのしゃぶしゃぶをしていたのですが、
野菜の方がおいしくて、
肉がどんどん少なくなってしまって、
最終的に野菜だけになってしまいました。
最近はお刺身をメインにして、
副菜であたたかい野菜が食べたい時の
「手抜き料理。副菜鍋」として利用しています。


意外に野菜だしが出ていて、
うどんも雑炊でもいけます。
また、中華だしの素を鍋に溶いて、
中華麺(さっと茹でてかん水だけ抜いておく)を入れて
ゴマだれつけ麺で食べるのも好きです。


「「ぶたさん」さん、ありがとうございます!
具があっさりしているので
たれはちょっと、こっくりとさせるわけですね。
野菜が足りないなあっていうときは
サラダよりこの鍋! って思いました。

ということでまた次回!
よいお年をおむかえくださいませ。
1月3日に更新の予定です〜。


2007-12-31-MON