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秋晴れです!
きょうは道歩さんが誘ってくださった
「山すきやき」の日。
むかし、伊賀では山で松茸がりのあと、
山のなかで、松茸をすきやきにして食べていたそうです。
その在りし日の思い出を、再現すべく、
「山すきやき」に挑戦です。
標高738メートルの山の上で、すきやきをします! |
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「山といっても、すぐ近くの裏山ですから、
軽装でいいですよ!」
と道歩さん。
そのことばを信じて、ズックで参加した乗組員は、
あとで後悔することになります。 |
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なぜなら、全員で分担して、
土鍋、お肉や野菜、お米、
水、食器(漆器や、もちろん土楽の陶器も!)、
炭やガスコンロをかついで
登らなければならないから‥‥。 |
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元気いっぱいの道歩さんのうしろから必死でついていく、
「ほぼ日」チーム。ひいこら。
それでも「山頂ですきやき」という魅力は強く、
われわれの足が止まることはありませんでした。 |
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その苦労したトレッキングのようすは思いっきり省いて、
山頂の風景をどうぞ。
この絶景!
ちなみにこの一枚岩のむこうは断崖です。
雅武さんはこの岩の上ですきやきをなさるそうで、
「わたしたちも、ここでやりましょうか!」
という道歩さんを制し、
ちょっと手前に戻った山小屋付近で
火を熾すことにしてもらいました。
ここ、そうとう、コワイので‥‥。 |
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さあ、リュックから土鍋を出して、
まずゴハンを炊きはじめます。
これは、ガスコンロで。 |
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そして水コンロ(炭が入ってます)を使って
きのこ汁をつくります。
こういうものも、ぜんぶ担いできたんです。 |
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天然もののしめじ、登場。
もちろん山で採ってきました。 |
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ま、ま、松茸も!
でっかい! いい香り! |
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そして、地元の伊賀牛です。
松阪牛とルーツを同じくする伊賀牛は、
やわらかくて、おいしいお肉。
地産地消なのでめったに伊賀の外で食べることができません。
そして土楽の菜園で摘んできた、つまみ菜をたっぷり添えます。 |
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ペットボトルに入っているのは「昆布水」です。
だし昆布を水につけて、ひと晩おいたもの。
おいしい出汁がでているんですよ。 |
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湯気があがってきました! |
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すきやきの準備もととのいました。
こんな山頂のアウトドアダイニングでも
きちんとテーブルセッティングするあたり、
さすが道歩さん、さすが福森家。 |
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食を京都に学んできたという福森家ですけれど、
すきやきは、関西風ではありません。
なぜなら砂糖を使わないから。
雅武さんの料理は「あまみは、素材から引き出す」というもの。
道歩さんもそれを踏襲しています。
まずはカンカンに直火で熱した土鍋に、牛脂をひき、
お肉を直接焼いていきます。 |
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直火料理ができる「ベア1号」ならではの使い方! |
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山頂付近の見晴らし台に
いいにおいの煙がただよいます。 |
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お肉に半分くらい火が通ったら、しらたき、
そして、松茸を大胆に手で割って投入! |
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ざっ、ざっと炒めていきます。 |
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「松茸、足りひんなあ」と追加する道歩さん。
山で採れるからこそできる、ぜいたくな使い方! |
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味付は、藻塩、しょうゆ、日本酒のみ。 |
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ちょっと蒸します。 |
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そのあいだに、炊き上がったゴハンを。
わあ、きのことお揚げの炊き込みごはん! |
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そして、すき焼きの鍋に、たっぷりのつまみ菜を。 |
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きのこ汁も、藻塩としょうゆですっきりと仕上げます。
最後に、ゆずの皮を、ぱらり。 |
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完成! |
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そして、炊き込みごはんをよそって。 |
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いよいよすきやきをいただきます! |
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伊賀牛は、やわらかくふっくら。
こんなふうに仕上がるのも「ベア1号」の特徴です。
調理中、加熱しすぎて硬くなっちゃうかも、
というような心配御無用。
そんなに気にしなくても大丈夫なんですよ。 |
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いっただきまーす! |
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あれ? 道歩さん、
「ベア2号」でなにかつくりはじめました。
オリーブオイルとにんにく、とうがらしを入れて、
きのこを割いて投入しています。 |
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さっと炒めて、できあがり?
これが何になったかというと‥‥ |
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ブルスケッタ!
バゲットまで持ってきていたんですね。 |
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総勢6人でたのしんだ「山すきやき」。 |
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つくっては、食べ、つくっては、食べ。
「ベア1号」も大活躍しました。 |
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そしてシメは‥‥? |
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牛すきうどん! |
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一同、満腹となりました。
ごちそうさまでした! |
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秋の日が暮れるのははやく、
だんだん影がのびてきます。
暗くなる前に、山を降りましょう。 |
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おなかにつめこんだ食材で
からだは重いはずなのに、
足取りは軽い、くだりの山道。 |
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貴重な体験をさせていただきました!
道歩さん、土楽のみなさん、
ありがとうございました!
もちろん山にかついですきやきを、
というオススメではないんですが、
お庭でバーベキューをするときや、
車で出かけるときなどに、
調理道具として(割れないように!)持って行くと、
いつもとかなり違うごちそうがたのしめると思いますよ。
ぜひ、やってみてくださいね! |