幅広で、おしりがすっぽりかくれるくらい丈の長い、 ウールのカーディガンです。 着なれているかたはおわかりかと思いますが、 カーディガンというのはなにしろ使い勝手がいい。 大橋さんご自身、 かなり活用している一枚のようです。 「“便利系”の一枚というのかしら、 地味なので、皆さん、パスするんですけれど、 じつはおすすめしたいアイテムです」(大橋さん) 素材はやわらかで、風合いもまろやか。 着用中の摩擦による毛羽立ち、 ピリング(毛玉)もすくなくなっています。
デザインの特徴は、V字の開きが、深過ぎず、 とても大人っぽい雰囲気になっていること。 身幅も身丈もたっぷりしているのですが、 袖が長過ぎず、すっきりとしています。 「下にわりとボリュームのあるものを 持ってきてもかわいいし、 インナーにたとえばボーダーを着て、 袖をちょこっと出してみたり、 黒の長袖をわざと出してみたり。 そんな着方も、楽しいですよ」(大橋さん)
ちなみに大橋さんは、「a.」の服は自宅で すべて洗濯機で洗うのだそうです。 「わたしは乱暴に洗って、 わざと縮めてくしゃとさせて着たりするんです」 ‥‥それはちょっと、冒険かも? でもこのカーディガンは、手洗いが可能です。 お洗濯をしたときに、繊維が絡み合って起こる フェルト化を防止する加工が施されていますので、 ていねいに洗っていただければ大丈夫ですよ。
大橋さん、カーディガン活用の上級編として、 「くるくるっと巻いて襟巻きにするのも」 (大橋さん)と教えてくださいました。 なるほど、袖をひろげて、見ごろを巻き込むと、 首に捲いて結ぶのにちょうどいい長さ、 ボリュームになります。 ぜひためしてみてくださいね。