2011年の春にデビューした、
くまのマークの新シリーズ、「KOTI」。
ここでは、KOTIの産みの親とでもいうべき、
人と場所について、お話しましょう。
KOTIのアイテムを、
「とびきり、ここちいいもの」にしたくて、
わたしたちは、和歌山をおとずれました。
向かったのは、「和田メリヤス」。
ご存知のかたもいらっしゃるでしょう。
2010年のほぼ日Tシャツ「Love+LOVE」で、
〈CLASSIC〉生地をつくってくれた工場です。
いまや世界でもごくわずかの地域にしか残っていない、
昔ながらの「吊り編み機」を使って編まれた生地は、
ふわふわとやわらかく、伸縮性にすぐれていて、
「まるで着ていないみたい」「すごくきもちいい」と、
みなさんに大絶賛をいただきました。
そこで、社長の和田さんにお願いして、
こんどは「スウェット生地」を編んでもらいました。
できあがった生地は、想像したとおり、
いや、それ以上のできばえでした。
ほかのスウェットでは味わえない、
うっとりするような風合い・手ざわり・着ごこち。
KOTIのアイテムに、ぜひほしかったものです。
和田メリヤスこそが、KOTIの要(かなめ)なのです。
今回、わたしたちは、
和田メリヤスの吊り編み機が動いているところを、
映像におさめてきました。
和田さんが入念にチューニングした吊り編み機たちが、
けなげに回るすがたを、どうぞご覧ください。
和田メリヤスの工場で台車をはしらせ、
映像を撮影したのは、たぶん、
わたしたちがはじめてだろうと思います。
和田さん、当日はおさわがせしました。