完売
 

紀元前から紀元後の約400年もの間、
地中海沿岸地域で隆盛を極めたローマ帝国領内で
作られたガラスはローマンガラスと呼ばれています。
ガラスのビーズが交易品として、
かなりの量がされたのもこの頃。
ローマ時代には様々なガラス製造の技法が開発されました。
金属の棒にガラスを巻き付けてビーズを作ったり、
吹き技法、型吹き技法などが発明されたりして、
各種の瓶なども多く作られました。
交易先であったアフリカで発掘されるものが多く、
ほとんどは砂の中に埋まっていたため銀化しています。
今回のブルーローマンビーズは、
金属の棒にガラスを巻き付ける技法が用いられています。
このサイズで、ビーズ状の形がきちんと残っていて、
当時の人気色で合ったブルーの発色が
これほど綺麗なものは大変に貴重です。
(インドラさん 談)

完売
 

千の花々が咲き乱れるような美しさ、
という名前をもつビーズです。
ベネチアンビーズの生産地であるムラーノ島では
ムッリーネとも呼ばれるミルフィオリビーズが
19世紀、アフリカ交易玉として作られ、
計り知れない高度な技術と豊かな色彩が特徴です。
ベースになるガラス種にカットした
花や星文様のガラスチップを貼り付け、
デザインされていきます。
ミルフィオリはこのカットされた文様の美しさと
色彩の美しさが問われるビーズ。
その中でも筒状形は貴重です。
また、貼り付けられたチップは
人気のシェブロンビーズのカットされたもので、
大変美しい文様となっています。
(インドラさん 談)

完売
 

フィオーレは“花”を意味しますが、
ベースのガラスの上に細いガラス棒を溶かし
絵付けするように花草文様を描き装飾したビーズを、
ベネチアンビーズでは、
総称してフィオーレと呼びます。
ヴェッテとはガラス棒での絵付けの技法のこと。
このフィオーレヴェッテビーズは、
黄色の長方形のビーズに可愛らしい花と草の文様が
ガラスで描かれている、とてもめずらしいもの。
ベネチアンビーズの中でも
なかなか見ることのできない逸品です。
(インドラさん 談)

完売
 

もともと、お守りとして発祥しているビーズですが、
中でもアイビーズ(オッキオ・瞳)といわれる
ドット文様の付いたビーズは
邪視(呪いや災い)から守ってくれる
“目”の文様がついたお守りとして
たいへん人気の高いビーズです。
一見、トルコのお守りである
ナザールボンジュウを彷彿とさせます。
大胆なデザインはヴェッテ
(ガラスの上に細いガラス棒を溶かし
 絵付けする技法)と
パーツを貼り付けるモザイクの技法で表現され、
シンプルなデザインでありながら、
手の込んだビーズです。
(インドラさん 談)

チェコビーズ(別名:ボヘミアンビーズ)は
ベネチアンビーズと違って、
多くが19世紀初頭より
機械で作られるようになりました。
それによって同じような形状のビーズがうまれ、
一大産業となっていきます。
このフラワービーズは1つ1つのビーズが
花の形をしていることから、こう呼ばれています。
花びらが4枚のものと5枚のものがありますが、
5枚で形状のしっかりしたものは、
なかなか出回りません。
(インドラさん 談)