ネパールの古都ラリトプルは、 「美の都」と呼ばれる手工芸の町。 そのむかしは、王侯貴族に献上するための 金銀細工や木工細工、織物などをつくる 職人たちがたくさん住み、 その文化は、いまも色濃く遺されています。 カシミアの織物もそのひとつ。 内モンゴルから届くカシミアの原糸から、 三段階の工程を経て細い糸をつむぎ、 「ダイヤ織り」はもともと カシミール地方につたわる文様。 とくべつな織り方のため、職人の数がすくなく、 また、織るのに時間がかかるため、生産量がかぎられ、 たいへん貴重なものとなっています。 インドラさんの紹介で知り合った 「ヤラ」という工房では、 イタリア人のガブリエラさんの指導のもと、 上質な素材をていねいな手作業で織り上げ、 うつくしく色染めしたカシミア製品をつくり、 これまで、ヨーロッパへと流通させてきました。 (ヨーロッパでの市場価格は、400ユーロほどです。) 日本市場には出回っていない、 この、ラトリプルの手織りのカシミアを、 「ほぼ日」の指定色(*)で織り上げてもらいました。
*銀鼠(グレー)は、ヨーロッパでも販売されている ヤラでも人気の色を、そのままオーダーしました。 瑠璃色(紺)とべにいろ(赤)は、 「ほぼ日」が色を指定し、ガブリエラさん監修のもと 染めてもらった色となります。
「瑠璃色」と「べにいろ」は限定50枚の入荷です。 (限定数完売後は、2014年2月末の出荷をめざし、 受注をうけたまわります。) 「銀鼠」は、織り上がりが予定よりものびており、 「ほぼ日」での販売を、初日から受注生産とさせていただきました。 こちらは2014年2月末の出荷をめざしています。