最初のアイデアは 「うんと大きなチェック柄をつくろう!」 ということでした。 拡大コピーをしたときみたいに、 織り模様をはっきりとだしたくて、 いつもなら「平織り」という織り方にするところを、 ためしに、「綾織り」にかえて、 中羊糸の双糸を使って チェック柄を織ってみたところ‥‥。 こんなうれしい変化がありました。 さわりごこちが「ムクムク」に! まるでぬいぐるみのようなやわらかさと、 弾力をもつくびまきができたのです。
使っている糸の量は同じなのに、 空気を多くふくんでいるため、 くびにまいたときのあたたかさも、たっぷり。 いつもの「くしゅくしゅ・ぽん!」の弾力も、 さらにアップしています。 「自然なしわの感じ」も魅力のひとつである 中羊糸のくびまきですが、 この織り方ですと、しわになりにくく、 ちょっとニットのような感覚でまいていただけます。
ちなみに(ごぞんじのかたは、すみません) 中羊糸というのは、「ほぼ日のくびまき」のために 開発した、あたらしい糸。 極細のウールの糸を、 コットンのわたで包み込んで縒(よ)りをかけて 1本の糸にしたものです。 あたたかく弾力のあるウールと 肌ざわりがよく静電気がおきにくいコットンの、 おたがいのよいところをあわせもった新素材です。 (くわしくは、こちらをどうぞ。)
ほぼ日のくびまき、新作の「テディ」は、 「アズール(紺)」 「ルージュ(赤)」 「ブラン(ベージュ」の3デザイン。 サイズは約160×56cmのマフラーサイズです。