今回のBGMを担当してくださったのは、宮川弾さん。
1971年6月12日東京に生まれ、
早稲田大学在籍中にサックス奏者として
ライブ活動をはじめるかたわら、
ラヴ・タンバリンズに加入。
キーボード、プログラミング、フルート、
サックス及びアレンジを担当しました。
大学卒業後は、ゲーム製作会社(ハル研究所)に所属し
作曲活動を続け、1996年、アルバム「OFFER」で
プロデューサーとしてのキャリアをスタート。
その後、数多くのプロデュース、アレンジ、リミックス、
作曲を手がけてきました。
クラブ・ミュージックからポップスまで、
ストリングス・アレンジを主軸にした
生楽器中心のアレンジには特に定評があります。
2006年1月には、映画「スキージャンプ・ペア
-Road To TORINO2006-」のサウンドトラックを、
近年、カッティングエッジよりソロアルバム
「pied-piper」「NEWROMANCER」を発表。
その他、安藤裕子さんへの楽曲提供など、
幅広く活動しています。
そして、この曲にすてきな歌声を
のせてくださったのは、歌手の太田裕美さんです。
言わずと知れた、かもしれませんが、あらためて。
1974年「雨だれ」でデビュー以後
『木綿のハンカチーフ』『赤いハイヒール』
『九月の雨』『さらばシベリア鉄道』『君と歩いた青春』
など、数えきれない名曲を歌ってきたシンガー、太田裕美さん。
フォークと歌謡曲のジャンルを超え、
J-POP女性ヴォーカリストの道を開いたといわれています。
充電のためニューヨーク滞在ののち帰国後は、
現代音楽、邦楽、ジャズなど
さまざまなジャンルのミュージシャンと共演。
結婚後は二人の男の子の母としての生活を大事にしつつ
家庭と音楽の両立をつづけています。
90年代以降は、作詞・作曲活動や、女優業にも活躍。
かずかずの作品を世に出していますが、
最近では、ながくタッグを組んできた
敬愛する作曲家・筒美京平さんのトリビュート・
カバーフルアルバム『tutumikko』、
LIVE DVD『雨女の恩返し tutumikko 2014 LIVE 』
を発表しています。
このプロジェクトの共同プロデュース&アレンジを
担当したのが宮川弾さん、というご縁で、
今回、歌ってくださったのでした。
「くびまきのうた。
コーヒーを淹れながら考えました。
誰に歌ってもらいたいかな。
頭に浮かぶのは木枯らしの中で
くびまきを巻いて佇む太田裕美さん。
かわいらしさも、オトナとしての芯も併せ持つ感じ。
ぴったりでしょ?
ちょうど去年の今頃、
『tutumikko』というアルバムを一緒に制作する中で
太田さんのいろんな声を毎日のように聴いていました。
その幸せな記憶と
歌詞の書かれた紙がつながって
するりとこの曲になったような気がしています。
びっくりするくらいぼんやりとした子供の声、
凛とした声、
そして急に語りかけてくるやさしい声。
この曲のなかにもその声を感じていただけるはず。
ぐるぐると巻いていただけたらうれしいです。
よく聴いていただくと
うしろのコーラスに混ざっていただいているのがわかるかも。
『くくくくく』って、相変わらずの舌足らずだから」
(宮川さん)
2004年秋から始まった
“なごみーず(伊勢正三・太田裕美・大野真澄)”の
ライブも継続中。2014年11月8日には、
渋谷公会堂にて10周年、200回記念ライブを開催。
2015年1月18日(日)には大阪・
サンケイホールブリーゼでのライブが予定されています。
太田裕美さんのオフィシャルホームページ“水彩画の日々”