山本祐布子さんの絵の力。
Amibari 柄グッズの話

今年のグッズは、
山本祐布子さんに描いていただいたAmibari柄を
編み針ケースや編み針立て、収納ボックスにしました。

Miknits Vintage Pattern Worksのために
山本祐布子さんに描いていただいたAmibari柄が、
編み針ケースや編み針立て、収納ボックスになりました。

サマードレスのときとは、
また全然違う印象ですね。

使い方によって
また、違った印象を受けますよね。
編み針立てや収納ボックスは色味や図案も異なりますし。

オリジナル生地のために
山本さんに描いていただいた絵だったけれど、
それだけで終わらせるにはあまりにも
惜しい絵でした。

みんなで「ほかの商品にもしたい！」と
盛り上がりましたよね。
編み針ケースにもぴったりでした。

線もいいんですけど、
配色に山本さんのセンスが
あふれていると思います。
都会的で、洗練されていて。

山本さんにお話をうかがったときに、
「服にしたときに着やすい配色を考えた」と
おっしゃっていました。
だから、ほかのものにも
馴染みやすかったのかもしれません。

なるほど。
じぶんにはない配色のセンスだと、
惚れ惚れしておりました。

「編み針ケース」はサイズ違いで3種類。
ふちのパイピングや内側の生地の配色も、
いいアクセントになっていると思います。
「Amibari」は薄手の綿の生地で、
それだけだとやわらかすぎるので
裏に別の綿の生地を貼り合わせて仕立てました。

今までとはすこし違う感じですよね。
定番商品として毎年出しているけれど、
今年のケースは見た目が爽やかで、軽さがあります。

ほかにも、生地ではなく紙にもAmibari柄をプリントして、
BOX & NEEDLEさんと「収納ボックス」をつくりました！
編み針のモチーフを大きくレイアウト。
線画はオリジナル生地と違って、
鉛筆の線画を活かしました。
奥行きが30センチあり大きめのボックスなので、
柄の存在感も出ていると思います。

取手のグログランテープという
リボンもアクセントになっていてかわいいです。

毛糸や編み物グッズなど、
何でも収納いただきたいです。
三國さんなら、どんなものを入れたいですか？

私なら、身につける小物を入れたいですね。
引き出しタイプだから、
クローゼットに箱を積み上げても大丈夫。
スカーフをたくさん持っているので、
用途別やブランド別に入れたいです。

引き出せるっていうのが、いいですよね。
重ねたときにも使いやすいです。
パントリーやキッチンの整理にもいいと思います。

お好きなように使っていただければ、と思うんだけど、
毛糸なら、作品別に収納するのもたのしそうですね。
「今日は2段目の作品にしよう」みたいに、
箱に収納していれば気分で編むものを選べます。

ああ、それはいいですね。
出しっぱなしだと、ひとつの物を編み終えないと、
次の物を編んじゃいけないような気がして。

その日の気分で、
編むものを選んでもいいと思います。

BOX & NEEDLEさんとつくったもうひとつの
新商品「編み針立て」は、
編みものの収納アイテムをつくりたいと話していて、
うまれたアイディアです。

編み針柄でつくるとかわいいものは何だろう、
と考えて、編み針柄に編み針を立てたら、
編む人にとって、最高にうれしいんじゃないかと。

編み針は、私たちニッターのシンボルですもんね。
一見ペン立てのようにみえますが、
きちんと編み針に特化してつくりました。

はじめは長い編み針と短い編み針で、
立てられるケースを別々にしようとしていましたが、
ひとつにまとめられたほうが便利。
長短どちらの編み針を入れても大丈夫な、
いっぱい入れても倒れないケースをつくりました。

形が六角形なので安定していますし、
底の方に厚みがあるので、
長い編み針を立ててもバランスを崩しにくい構造です。
仕切りが入っているため、整理もしやすいです

これも、かわいいと思います！

（つづきます。）