Miknits 2023 三國万里子さんのサマーニットのお店、はじまります。

“Long Long Summer” 春から秋まで着られる、サマーニットのお店です。

三國万里子さんがデザインした、
サマーニットのお店です。
春先から秋ごろまで、
長い季節重宝するニットができました。
軽快な音楽を奏でるような
アラン模様のプルオーバーと、
透かし模様がきれいで
バッグにしのばせても軽いシュラッグ。
季節のうつりかわりを一緒にたのしみながら、
お休みの日も、いそがしい日も、
やさしく包み込んでくれるようなアイテムです。
デザインや編むポイントについて三國さんに、
おしゃれや手作りが好きな方々に
着こなしを見せていただきました。

03 Snap02 登山と制作を繰り返す。 ジュエリーデザイナー・宮田有理さん

(身長161cm)

大きな庭に、たっぷりと陽射しが差し込むアトリエ。
ここは、ジュエリーデザイナー・宮田有理さんが、
ご夫婦で暮らしているアトリエ兼自宅です。

宮田さんが手がけるブランド、
「YURI MIYATA」のテーマは『山の自然』。
宮田さんは登山と制作を繰り返しながら、
自然と向き合う日々を送っています。
その暮らしと仕事、
ファッションのお話を伺いました。

やわらかなラインが形作る、気取らない美しさ。
宮田さんが生み出すジュエリーはどれも、
ご自身が触れた「自然」をモチーフに作られています。
コンセプトは「自然から感じる思いをかたちに」。
特に登山は、大切なライフワークです。

「登山を始めて11年ほどになります。
山で『この植物の形はいいな』、
『この景色が素敵』と発見があると、
言いようのない喜びが湧き上がってくるんですよね。
それを写真で記録して、
少しずつ形にしていくんです。

20代のときには月に2回くらい登っていたんですけど、
近頃はもう少しのんびりとしたペースになりました。
頭のなかの『あれを形にしたい!』というアイデアに、
手がちっとも追いつかないんです(笑)。
きっとこれからも飽きることはないので、
のんびり長く付き合っていければいいなと
思っています」

11年前、登山との出会いは、
思いがけないものだったそう。

「名古屋で会社員をしていた頃、
富士山が世界遺産に登録されて、
富士登山がちょっとしたブームになったんです。
友人たちが登り始めたこともあって、
『じゃあ、わたしも行ってみようかな?』
と軽い気持ちで挑戦してみました。
そうしたら、本当に本当にきつかった(笑)。
だけど、山頂の景色は
これ以上ないほど綺麗で、感激しました」

「その頃、洋食器を作る会社で
形状デザイナーとして働いていました。
形をデザインして、
ナイフやカンナで石膏を削って
モデルをつくるのが
主な仕事だったんですけど、
形を考えるときには、
唐草や植物などを参考にすることが
よくあったんです。

本で調べてデザインすることはありましたが、
山に行くとその実物がたくさんありました。
それが、とってもおもしろくて!
自然物を見ながら『ああ、これを削りたい』 って、
心の底から思ったんです(笑)」

その後、結婚を機に会社を離れ、上京した宮田さん。
ものづくりを再開したいと考えたとき、
いちばんに思い出したのは
山で見る植物や景色のことでした。

「ひとりでものづくりをするにあたって
あれこれ検討していたとき、
『山で見た植物を日常で感じられるものがいいな』
という答えにたどり着きました。

金属を扱ったことがなかったのですが、
洋食器の作り方と共通する部分も多かったので、
それ以外の金具を溶接したり、
専門的な道具を使ったりは、
職人の方に1ヶ月ぐらいかけて教えてもらいました。

ジュエリー制作と登山は
切っても切り離せない関係だったので、
SNSでも定期的に「登山」のことを発信していました。
すると、山好きの方々に共感してもらえて、
それはすごくうれしいことでした。
これからも『山』というテーマを大切に、
制作を続けていきたいです。」

昨年越してきたというアトリエ兼ご自宅にも、
「山」を感じられるものがたくさんあります。

「ジュエリーだけでなくモビールや手ぬぐいなどの
プロダクトも作っています。
山で拾ってきた枝を活用してポールをつくり、
そこに制作中のモビールをかけたりして使っています。」

アトリエの前の大きな庭も、
じまんの場所になりつつあるそう。

「つい先日、植木屋さんにお願いして、
庭にたくさんの木を植えてもらったのですが、
山に生えている自分の好きな植物も
取り入れてくださいました。

制作の傍ら、庭でほうれん草を育てるのも
今すごく楽しいです。」

そんな宮田さんに袖を通してもらったのは、
ネイビーのセーターです。
まるでずっと愛用してきた一着のように、
宮田さんにも部屋にも馴染んでいます。

ongaku/インディゴブルー

「なんだか、普段からわたしが好んで
着ている服みたい(笑)。
色味も形も、とても親しみが持てます。
スカートよりもパンツの方が私には合ったので、
落ち着いた色味のものと合わせてみました」

「あまりにも軽やかで、
涼しいのかな?と思ったのですが、
着てみるとほどよく体に馴染んで、包んでくれますね。
気温差がある春の装いに、ぴったりだと思いました。
お花見とかに着ていけたら素敵だろうなと思います」

acacia/オリーブ

続いて、オリーブ色のシュラッグは、
グレーがかったワンピースと合わせてくださいました。

「袖のボリューム感がかわいいですね。
カーキの色味も明るくて、春らしさを感じます。
普段、作業で汚れてもいいように
シンプルな格好でいることが多いんですけど、
これなら、誰か来たときに、
サッと羽織るだけでおしゃれにキマリますね」

ピアスと髪飾りは、YURI MIYATAのもの。
最近できたKomorebiというシリーズです。
「鎌倉の山をハイキングしていたときに目にした、
岩の上の木漏れ日を形にしたものです。

髪飾りは、那須岳で見た植物を模しています。
それぞれ個人的な思い出ともセットになっています。」

あたたかい季節を心待ちにしているという、宮田さん。
春に向けて、庭も山も、景色が明るくなっていきます。

「庭は、青々と育つには3年ぐらいかかるそうです。
それが今からとっても楽しみ。
庭の植物が芽吹くのを
今か今かとうずうずして待っています。
年月が経つのを待ち遠しく思うって、
なんだか新鮮な気持ちです」
お気に入りの手しごと
宮田さん

登山帰りに出会った民芸品
マトリョーシカのようなわっぱ、ハエ叩き、
鹿のお面に、キツツキのぬいぐるみ……。
ユニークな民芸品や手作りのものが大好きなんです。
山を登るためにいろんな場所に行きますが、
帰り道には、それらが売っている場所に寄って、
ひとつずつ集めてくるのが習慣になっています。
特にお気に入りなのは、富山にある「林ショップ」。
素敵なものがたくさん並んでいるんですよ。
持ち帰ってどんなふうに飾ろう、と
想像しながらお店を巡るのが、すごく楽しいんですよね。
2023-03-24-FRI
[販売時期・販売方法]
2023年 3月29日(水)午前11時より
数量限定販売


[出荷時期]
1~3営業日以内