Miknitsの撮影は、
この夏、一番暑い日に行われました。
場所は都内のスタジオ、
ソファの上に作品たちを広げます。
カーペットに伸びているのは
編みかけの「さかな」。
撮った写真をチェックする
カメラマンの戎康友さん。
行きつ戻りつ、刻々と、考える。
考える背中を、
みんなで遠巻きに見つめる。
「ぜひここを撮ってほしい」
というポイントが、作品ごとにあるのです。
それを戎さんにしっかり、
抜かりなく、伝えるべし。
進行はデザイナーのもりっこ。
彼女もまた考える人ですが、
撮影は着々と進み、
立ち止まってはいられない。
しぶちゃんともりっこ、
進行表に照らし合わせてチェック、チェック。
(みちこさーん、もしかしてお弁当タイムですか?)
(みちこさーん、
もしかしてお弁当タイムですか?)
アツくなったカメラと扇風機を
しばし休ませましょう。
冷たいお水、
うれしい!
出張料理DECOさんのお弁当、
土佐酢のゼリー寄せと
太巻きがおいしかったです。
食べながらの話題は、映画について。
「『落下の解剖学』と『関心領域』の
メインの女優さん、同じ人だよね。
今すごく注目されてる人」と戎さん。
忙しい人ほどマメに、
しっかり観ているなあ。
撮影のキーワードは
「イギリスの奥さん」でした。
さかながテーマのマフラーに、
→パールネックレスとコートを足して
→「イギリスの奥さん」という
イメージを召喚してしまう。
そんな魔法を行うのはもちろん、
スタイリストの岡尾美代子さんです。
文章書きのハサウェイ、
そんな全てを見ているかい。
楽しんでいるかい。
茅根裕己さんは
「かわいい」ということの
裏と面を知り抜いている、
ヘア・メイクの「お兄ちゃん」。
撮影現場では神出鬼没
夏のクマには
麦わら帽子のゆりかごを。
&しましまの腹掛け(エプロン)を。
岡尾さんのコロコロがつぶやきます。
夏が終わるよ。
そして…秋が始まるよ。
すこしですが、なかなかお見せすることのない、
撮影のオフショットはいかがでしたか。
いよいよ、第一弾発売の9月12日までもうすこし。
毎年どきどきする瞬間ですが、
今年もニッターのみなさんと一緒に
編みものシーズンを楽しめたらと思います。
(終わります。)