家にあると、いつだって別世界に。
もちろん合法です(笑)。
ヴァイアンドフェロウズ「リンズィさんのレザーウッドハニー」
世界一空気がきれいと言われるタスマニア(オーストラリア)の
レザーウッドの花から生まれるはちみつです。
リンズィ・バークさんという現地でも有名な
養蜂家の方が生産されていて、
品評会でも何年も連続で
金賞を獲っているものらしいんですけど。
でもそんなん僕、あんまり気にしないタイプで(笑)。
もう、ただただおいしいんですよね。
お花感がはっきりあるはちみつなんですけど、
ひとさじ含んで舌の上でころがせばころがすほど、
いろんな香りがどんどん浮いてくるんですよ。
ハーブのような香りもあるし、カカオみたいな香りもするし、
柑橘の香りもすれば、後半戦ちょっとオイルな感じもします。
複雑においしくて、甘みの立ち方も特徴的だし、
苦みすらあるというか、コクがすごい。
そのふかーい味がすごいおすすめです。
色も深いですけど。
みんなが思うはちみつとは味がちがって、
正直、はちみつの皮をかぶった、
まったく別の新しい食品という印象(笑)。
逆に、苦手な人はちゃんと苦手かなと
思うようなものでもあります。
エネルギーの強さも、めちゃめちゃ感じられて、
なめてるあいだ、口の中が浄化されてる感じ?
ちいさなお子さまとかには食べさせられないですけど。
ちょっと体調悪いときとかに
積極的になめたいはちみつというか。
朝、起き抜けに「あれ、今日ちょっと喉が」
みたいなときにもなめたりします。
僕がよくやってる食べ方は、まんまなめる、ですね。
仕事と仕事のあいまの5分休憩とかに
スプーンでパクっと食べて、舌の上で転がしてると、
すごいリッチな5分になる。
横にコーヒーとか紅茶があるともう
「あ~~!」って感じ(笑)。
自分でお湯沸かして、コーヒーなり紅茶なりいれて、
おいしいはちみつなめて、ひと息つくって、
それだけで幸せっスよね。
生活のグレードが一気にあがる。
なにかと合わせるなら、おすすめはチーズ。
香りが強いから、ブルーチーズにも負けないし、
パルミジャーノとかのハードチーズにこれをかけて、
さらにこしょうかけて食べると、
「我が家に高級レストランがやってきました!」
みたいになります。
そのときは赤ワイン。
ブルーチーズだったら重めの赤で、
ハードチーズだったらピノあたりの穏やかなのとか、
メルローとかのスパイシーな赤でもおいしいと思います。
ヨーグルトもおいしいですよ。
無糖のヨーグルトにスプーン1さじくらい入れて、
思いっきり完全にまぜるんです。
そうすると、ヨーグルト全体に香りがうつって、
ずっとおいしい、みたいな。
上にコーンフレークとかグラノーラとかかけてもいいし。
なんでもおいしいな。
焼いたパンにかけてもおいしいし。
焼く前のパンにかけてもおいしいし。
出会い方は特殊で、去年の夏前、
自分も協力して立ち上げた飲食店があるんですけど、
メインのワインをオーストラリア産にしようと決めたんです。
で、オーストラリア食材の専門店に行って、
仕入れの話して、最後に電卓叩いてもらってるあいだに
「よかったらこれなめて待っててください」と
スティックに入ったこれをもらったんです。
「‥‥あ、なんですか? はちみつか」
って1本なめたら、雷に打たれたみたいになって、
「すいません、これも要ります!」って(笑)。
もう、ほんとおいしかったんですよね。
ちょうど仕入れでかけずりまわってる頃だから、
たぶん疲れてたんですよ。
もらって、なめて、めっちゃ元気出るみたいな。
疲れたからだにささる味。
お店だと、チーズプレートに使ったり、
低温調理の鶏むね肉に添える
レモンハニーマスタードソースで使ったりしてました。
いまは現場に入ってないんで、
最近どう使ってるかはわからないですけど。
普通のはちみつより値段がするし、
おしゃれなものだと思われるかもしれないですけど、
ほんとにおすすめなんで、
ぜひ肩肘張らずに自由に食べてみてほしいです。
現地のタスマニアの方にしたら超日常食らしいんで、
日本の納豆とか漬物とかみたいな気分で
触れあってもらうといいのかなと。
家にあると、いつだって別世界にいけます。
もちろん合法です(笑)。
熱量高めですいません。でも、ほんとにおいしいんですよ。