おしえたい人 りか

ゆずの青い部分だけだからこその、
鮮烈な味と香り。

フミ子印「フミ子の生ゆず胡椒 大吟 青」ほか

フミ子さんの生ゆず胡椒です。
「ほぼ日」のコンテンツになったこともあるので
ご存知の方も多いと思うんですけど、
ほんとにおいしいゆず胡椒です。

もともと、お母さまがつくっていたというゆず胡椒を、
「これは他にないおいしさだから、
作り方を継いでおきたい」と思った息子さんが、
まさに習おうというタイミングで、
「ほぼ日」にメールをくださったんです。

その話自体がなんだかおもしろそうだったから、
「ほぼ日の読みものにしませんか?」
みたいになって、取材させてもらったんですよね。
それで、最初はお話のおもしろさに惹かれての
話だったんですけど、
実際にお母さまのフミ子さんのゆず胡椒を
食べさせてもらったら、ほんとにおいしくて。

他にないおいしさだし、
ほしいという人も多かったから製品化もされて、
普通に人気も出て、たくさん作って、
「ゆず胡椒屋さん」として
販売されるようになったんです。

ほぼ日で最近は売ってないんですけど、
ここのはもう確実においしいので、
私はずっと通販とかで買ってたんですよ。
もともと、個人的に食べ比べとかするぐらい
ゆず胡椒が好きだったんだけど、
今でもやっぱりゆず胡椒の中でいちばん好きなんですよね。

ゆず胡椒って練り状になってるのが
一般的かなと思いますけど、
これは、粒を感じるゆず胡椒で。
材料も塩と青唐辛子とゆずだけの
シンプルな味わい。

そしてとにかくなんといっても、
ゆずの外側の皮を、手作業で、ほんとに薄く剥いて作るんです。
外側の青い部分って、ちっちゃいゆずから
ほんとにちょっとしかとれないんだけど、
おいしさのためにそこだけを使われてて。
白い部分が入らないから、味がもたつかないんだよね。

あとは「生」というところが、
やっぱりこのゆず胡椒の特徴だと思うんです。
熟成もさせないでおいてる。

そういうことから、
「ほんとに鮮烈な、ゆずのおいしい部分だけ」
って感じがおいしくて。
これは食べてみてほしいですね。

このゆず胡椒、さっきも言ったように
「生」なので、冷凍保存なんですよね。
冷凍庫に入れて凍らせて、使うぶんだけを出して使う。
スプーンとかでシャーベットみたいに
ちゃんと削れて、あんがい使い勝手がいいんです。

私としてはもう、うどんには欠かせないですね。
外でうどんを食べるときも
持っていきたいぐらいなんだけど(笑)。
肉うどんの横に添えて、好きなタイミングで
溶かして入れると、ちょっとした味変としてもたのしいし。

あとは鶏肉を焼いたものにつけるのが好きですね。
まぶして焼いても、最後焼いてからつけても
どっちもおいしいんで、両方やりますけど、
まぶして一緒に焼いたときは
香りも立つし、辛みが少し和らぎます。

あとは、鍋物とかにちょっとあるとうれしいし、
わたしはお味噌汁に入れるのも好きです。
おにぎりにちょっとつけてもね、おいしい。
カマンベールチーズもおすすめです。

種類がいろいろあって、定番の「青」のほか、
華やかな果物感のある「黄色」、
赤唐辛子の「赤」、さらには黒胡椒の「黒」など、
味を選べるのもいいですよね。
赤は餃子に、黒はグリルした豚肉につけて
食べるのが私は好きです。
柚子胡椒なのに赤唐辛子や
胡椒を使っちゃう発想がすごいよね。

どれもおいしいですけど、
私はいまは「青」に落ち着いてますね。
でも、それぞれ違う魅力があるから、
いろいろ試してみるのもたのしいと思いますよ。

INFORMATION

  • 商品情報

    フミ子印
    「生ゆず胡椒 大吟 青」ほか
    1,800円(税込)

  • ほぼ日での取り扱い

    なし

  • どこで買える?

    フミ子の生ゆず胡椒

  • 記事掲載日

    2024.11.27