ボラよりも少しさっぱりめ。
大分産のブリのからすみ。

からすみってボラで作るのが普通ですけど、
これはブリで作られたからすみです。

もともとからすみが大好きで、
前職で台湾の案件を担当していたときは、
行くたびに買って帰っていたんですね。
だけど、その案件が終わって
「ああ、日本でからすみ買っても高いしな」
みたいな感じで思ってたら、
次に担当したのが大分の案件だったんです。
大分ってブリがすごいおいしいじゃないですか。
カボスブリともおいしいし。
それで大分の空港でたまたま見つけて
「なんだこれは！」ってなって、
とりあえず１個買ってみたのが一番最初です。
実際食べてみたら、これもすごくおいしくて、
めちゃめちゃおつまみとしていいなと。

食べ方は普通のからすみと一緒で、
薄くスライスしたものを、そのままおつまみにしています。
からすみって、しっとり感を出してあげると、
よりおいしいので、私はだいたい
紹興酒に軽く浸して食べてます。
お皿に盛ったあと、ちょっとヒタヒタさせるだけ。
ねっとり感が増して、香りがすごくよくなります。

でも浸けるのは紹興酒ですけど、
合わせる飲み物はけっこうなんでもOKです。
きりっとした白ワインでもいいし、
当然紹興酒もいけるし、日本酒とかでも合うし。
たぶん焼酎とかでも合うだろうなって思います。　

あとは、からすみと一緒なので、
チーズのおろし器みたいなやつでちょっと削って、
パスタにするのもイチオシです。
シンプルなオイルベースのスパゲッティを作って、
そこにからすみのチャンクみたいなのも
ちょっと和えてあげつつ食べる、みたいな。

ほかには、シソと一緒に食べるとかも
やったことがあるんですけど、
そんなにアレンジすることはないですね。

いつも食べようと思うシーンが、
食事の終わりとかの
「もう少しお酒飲みたいな」みたいなときなんです。
「あと一杯飲みたいけど、つまみがない」
みたいなときにちょうどいい。
最後の一杯のためのおつまみ。

お酒は好きだから、旅先で面白いお酒を見つけると
「なに組み合わせようかな？」みたいに
いろいろ試してみることが多いんですけど、
そういうときにこのブリッタルガは
けっこう万能なので、気に入ってます。

台湾のからすみとブリッタルガの味わいの違い？
ねっとり感が一番違うかな。
いわゆるボラのからすみのほうが、
もっと断面がねっとーりした感じ。
ブリッタルガの方は
もう少しさっぱりいただける印象ですね。

実際に空港でワーッとパックがいっぱい並んでるときに
私が選ぶときは、なるべく厚みがあるものを選んでます。
幅よりも、厚み。
スライスして食べるので、そのほうがいいんですよね。
薄いと、周りの部分が乾燥して硬くなりやすいので。